完成された機能美へ財布のクラウドファンディングの国内最高額(※)を樹立した「HITOE® Fold -Liscio-」。(※ 2020.10.12時点)その話題作が、さらに使い易く、薄く、小さく、軽く、強く、美しくなり「Aria(アリア)」シリーズとして新登場。洗練されたデザインと、精緻を極めた技により、息を呑むほど完成された機能美へと昇華しました。多数ご要望いただいていた左利きモデルもリリースします。>>>製品ページを見る空気のような軽やかさ「Aria(アリア)」「Aria(アリア)」は、イタリア語で「Air(空気)」を意味します。また、オペラや宗教音楽における、叙情的な独唱歌の意もあります。薄く、軽く、空気のように存在を感じさせない。それでいて、美しく、独創性溢れる、それが「Aria」シリーズです。「Aria」には、薄革の「ベタ貼り(全面糊付)」を用います。皮革製品の最高の贅沢と言われる技法で、薄く漉いた2枚の革を貼り合わせ、より強く、より軽く、より薄く仕上げます。外側はホワイトワックス加工した革で、白い粉はブルームといわれるワックス(蝋)です。使うほどに表面のワックスが擦れて浸透し、透明感のある表情があらわれます。全く無駄のないレイアウト販売予定に関して具体的な発売開始日、販売方法、価格などに関しては後日の発表となります。(先行販売などのキャンペーンを行う可能性もございます。)ニュースレターにてお知らせいたしますので、配信を希望する方は、ページ下部のニュースレター登録をお願いします。デザイン修正に関してすでに量産初期段階でしたが、何点か修正したい点が発見されたため、抜き型から製作し直すことに致しました。大きな修正点として、財布の幅寸法が縮まります。外観上大きな変更はありませんが、商品写真を後日差し替える予定です。>>>製品ページを見る
革 の付いた活動報告
新旧比較第三弾は、「紙幣の納まり」比較です。今回の改善点の目玉ポイントです。旧型(写真上)は紙幣を折り目をつけずに収納した場合、3つ課題がありました。 1. カード側なので、コインと紙幣が同時使用できない 2. 紙幣がカードと擦れる 3. 曲がり部分のクリアランスがほとんどない新型(写真下)は、すべて解決しました。 1. コインと紙幣が同時に使える 2. 紙幣は革で文節されていて他と擦れない 3. 曲がり部分のクリアランスが広くなった紙幣を2つ折りで使用される方は、大きな差ありませんが、紙幣はぐるっと回した方が、遥かにスピーディーに扱えます。是非お試しください。
NIKKEI STYLEの連載コラム「納富廉邦のステーショナリー進化形」で、「HITOE 短財布2 L-zip」が、薄い財布の進化形として特集されました。▶︎ キャッシュレス時代にぴったり いまどき「ミニ財布」
商品説明には記載していませんが、実は新型は旧型よりも型崩れしにくくなっています。この財布は、コイン収納ポケットとカードの境目が曲がることで、フィット感もよいのですが、長く使用すると跡がつきやすいのが難点でした。写真は新型(左)と旧型(右)です。どちらも普段からスペック以上に中身を詰め込み、酷使しています。旧型(写真右)は、スタッフが昨年11月から使用。綴じ合わせ部が曲がり、癖が残りやすい。新型(写真左)は、昨年末から私が使用する試作品。綴じ合せ部は、カードで補強され、むしろ背骨が入ったかの如くピシッと直線です。カードとコインの境目も、常に内側から紙幣が膨らもうとするので、癖がつきにくい。旧型はカードを挟むように紙幣が入り、境目の曲げ跡防止効果はほとんどありませんでした。両方使うと違いを実感します。より長く、美しく、そしてスタイリッシュに使い続けられるようになりました。
新しくなって、どうなったのか、商品説明で書ききれなかった「ファスナーの引き手」をご紹介します。 旧型はYKKの標準品から、刻印のないシンプルなデザインのものを選んでいました。しかし、しばらく後に気づいたのですが、90度回ってしまうと、戻す際の引っ掛かりが気になります。テコの原理で、スライダーにも強い負荷が掛かりやすい。 それを改善するために新型は、スライダーとの連結部は、小さな円形にして、自由に動きやすくしました。引き手が回転しないスライダーもよく見かけますが、その場合もスライダーに無理な負荷がかかります。耐久性を考えれば、これがベストです。 またポケットに入れるのに、大きなスライダーは、引っ掛かる原因になり邪魔です。できるだけ小さく、生地を傷めない角のない形状にしました。 しかし、小さいと気になるのがツマミやすさ。小さくてもしっかり掴めるように、テーパー状に厚さを変化させています。また裏側に凸型の刻印を行い、滑り止めを兼ねました。 ちなみに、今回の引き手のために、YKKに特注してオリジナルの金型を作成してもらいました。途中、何度も図面とCGのチェックを繰り返し、最終的には樹脂製のモックアップ(※写真)で形状確認しました。小さなパーツですが、使い勝手の重要な要素だと思っています。 限界までミニマルでありながら機能的、SYRINXらしい引き手になりました。