はじめまして。一般社団法人NEO和装スタイル協会の緒方と申します。
この度は、私たちのプロジェクトに興味を持っていただき、誠にありがとうございます。
鹿児島県在住の私は、伝統産業である大島紬の生産量や販売量が大幅に減少及び衰退しているという現状を知りました。日本人の和装離れは顕著になっています。
着物の着方が分からない、普段は着ないもの、高価なイメー ジ、周りに着る人がいないなど、これらが悪循環となり和装離れが進み、ますます身近なものでは なくなってしまうような気がします。
着物の魅力は日本の心、和の心であり、これからも日本の文化として大切にしていきたいです。
皆様と繋がるこの「ご縁」を大切に想い、日本の伝統産業の発展のために、未知なる世界へ挑戦していきます。
鹿児島の伝統工芸品である「大島紬」は、コブラン織、ペルシャ絨毯と並ぶ世界三大織物のひとつであり、約1300年の歴史を持つ絹織物です。
大島紬の特徴は、精巧で緻密な絣(かすり)加工技術であり、大きく分けても30~40もの工程があり、一反を織られるのに半年から1年もの時間を費やすほどの手間がかかります。
素材は絹100%であり、先染手織りによる平織りで、手機(てばた)でタテ・ヨコ絣をカスリ合わせて織り上げたものです。
絣(かすり)とは、模様になるよう先に染めた糸で出来た織物の技法のことで、大島紬はその絣糸の点同士を模様にするために、手作業で柄合わせを行い、織って模様を出します。
大島紬は軽くて暖かく、着れば着るほど体に馴染みます。
また、着くずれしにくく、しわになりにくいのが特徴であり、裏表がない丈夫なつくりとなっています。
重さは一反(約12.5m)で450gほどと非常に軽く、なんと500㎖ペットボトルよりも軽いのです。
近年、時代の多様化に伴い、現代人の和装への意識は薄れ、和装離れの影響から大島紬の生産量が最盛期の2%にも満たないという深刻かつ危機的な状況に陥っています。
また、織職人の高齢化による技術継承の問題や後継者不足などの課題も多く、これまで長い歴史を歩み守られてきた大島紬の伝統が途絶えていくこと、さらには日本の伝統美である和装文化が衰退していくことに、とても危機感を感じています。
時代の多様化に伴い、現代人の和装への意識は薄れ、和装文化は衰退しています。
私たちは、大島紬の伝統を守り、次世代へつなぎ、和装がもっと身近なものとなる環境づくりや、需要の拡大、織職人の後継者育成の活性化などにより、大島紬の伝統の存続を切に願っています。
これらの問題を、解決するためのひとつの方策として、伝統工芸品のコラボレーションによるスカーフの製作及び世界的ブランドの確立を目指しています。
ファッションの世界は、日々進化し続けており、過去の時代の流行に新たな風を取り入れた誰もが想像しえなかったスタイルが定着していくものだと思います。
大島紬を世界中に発信し、和装自体の価値や認知度を高めることで、和装全体の流通をうながし、織職人の需要拡大や後継者育成、技術継承の促進を図り、和装文化および伝統工芸全体の活性化につなげていきたいと思っています。
印染(しるしぞめ)とは、織物に特有の文字や紋章、マークなどを染めつける難易度が高く職人の腕が問われる高度な技法を用いた染物のことです。
代表的なものとしては、暖簾やのぼり、五月のぼり、大漁旗、はっぴや浴衣などがあります。
和装に洋装をマッチングさせた新しいスタイルのNeo和装を提案し、鹿児島においてファッションショーやイベントを開催してまいりました。
Neo和装によるファッションイベントを行うことで、大島紬をはじめとした和装文化の普及のための周知を図り、また、日常生活の一部として気軽に着物を取り入れてもらいたい、身近なものとして感じてもらいたいという想いから取り組んできたことであります。
今後は、クラウドファンディングの趣旨である「スカーフ製作及び世界的ブランドの確立を目指す」この行動とファッションイベントをマッチングさせ、より多くの方へ和装の魅力を最大限にアピールし、和装人口を増やし次世代に繋いでいきたいと思っています。
※NEO和装スタイル協会 PV動画
※NEO和装スタイル協会 PV動画(ロングバージョン)
※NEO和装フェスティバル フェッションショー in 鹿児島
現在、鹿児島と名古屋を中心に、ファッションショーイベントを多数開催。
シンガポール日本人会サイト:夏まつり - The Japanese Association, Singapore
※募集方式について
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
コメント
もっと見る