(re):proのこと。
(re):pro=リプロは、東京・原宿のショップ「baseyard tokyo」が立ち上げたプロジェクトです。
欲しいモノが明確にある。でもそれがどこのショップを探しても売ってない。スタイルのある、こだわりの強い人ほど、そういうことって多いんじゃないかと思います。
ふだん、服やモノを作っている私たちにも、そんなアイテムがある。でも悲しいかな、大ロットでつくってある程度の数が売れるアイテムじゃないと、なかなか製作に踏み切れないのも現状です。こだわりが強くて人を選ぶけれど、選んでくれた人にはすごく愛される存在。思い切ってそういうアイテムを作ってみたいな……。そんなところから(re):proはスタートしました。
伝説のアイテムの復刻。ありそうでなかった優れモノ。かっこいいあの映画のアイテム……。
ファッションディレクターの竹中祐司さんをキュレーターに迎えて、「ずっと欲しかったアレ」や「昔から憧れてたコレ」をつくります。
(re):pro 第1弾! 伝説の映画『ドゥ・ザ・ライト・シング』のロゴTシャツを作ります。
1989年に公開されたスパイク・リー監督の映画『ドゥ・ザ・ライト・シング』は、あらゆる意味で物議を醸した一作でした。今でも映画史・カルチャー史に燦然と輝くこの作品、オフィシャルのTシャツがなかったというのが不思議なくらい。ロゴTが楽しい夏、でもありきたりのものはもうイヤ、絶対に人と差がつくTシャツがほしい! だからこそ、メッセージ性もあるこの映画タイトルのロゴをTシャツに仕立てます。
『ドゥ・ザ・ライト・シング』ってどんな映画?
1989年公開の映画『ドゥ・ザ・ライト・シング』は、“黒人の映画監督として、黒人たちのための映画を撮る”と公言するスパイク・リーにとって4作目の映画で、人種間の対立を真っ向から描く作品。全編に鳴り響くパブリック・エネミーの『Fight the Power』、ヒリヒリするようなNYのストリート……。公開されるや大きな話題となり、この年の映画祭でも絶賛を受けた。ヒップホップやストリートファッションに興味のある人々が詰めかけて列をなし、アメリカの前大統領バラク・オバマが妻ミシェルとの初デートで観に行ったのがこの映画だったというのも有名な話(とうてい、初デート向きの作品には思えないけれど)。
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舞台はNY・ブルックリンの黒人街ベッドフォード・スタイバサント。うだるような暑さのその日、居候している妹の家で起き上がるムーキー(スパイク・リー)。ガールフレンドとの間に子供が生まれたというのにその日暮らし。通りで出会う“メイヤー(市長)”ことホームレスから、「Do the Right Thing(正しいことをしろよ!)」なんて説教を受ける。
物語は当時、“No-go”エリアなどともいわれていたこの黒人街で進んでいく。ムーキーがアルバイトをしているのはイタリア移民のサルのピザ屋。サルはこの場所に20年以上も店をかまえていて、近所の黒人やNon-whiteの住民たちが、自分のピザを食べて成長してきたことに誇りを抱いているが、彼の長男は、黒人街の店など売り払って、イタリア人街に移りたがっている。
巨大なラジカセを持ち歩き、大音量でパブリック・エネミーを聞いているラジオ・ラヒーム、スニーカーマニアでサルの店にイタリア人の写真しか飾られていないことに不満を持つバギン・アウト、サルが羨望の眼差しを送る美しいムーキーの妹、日がな屋外のデッキチェアでたわいもない井戸端会議を続ける黒人おじさん3人組、グローサリーストアを営むアジア人夫婦や、見回りの白人警官……。
一人一人の日々が、ちょっとした葛藤や不満をはらみながらも、面白おかしく人々がエリアを行き来する集団劇。ところが、振り返ればほんの些細なことの積み重ねから引き金が引かれてとてつもない事件が起き、放火や破壊による暴力のクライマックスへとつながっていく。
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登場人物たちの皮肉なユーモアの応酬だけで大団円で終わるのかと思いきや、それとは全く逆のクライマックスに、度肝を抜かれる作品。
ジェントリフィケーションが進んで今はすっかりきれいになったブルックリンのヒリヒリとした感じが垣間見られるのはこの映画ならでは。ヒップホップが底流をなす音楽映画であり、ストリートファッションが板についたキッズを見られるファッション映画であり、人種問題に向き合った社会映画でもあり……。さまざまな顔をもつこの作品、今見ても全く古い感じがしないのはさすがのひとこと。観たことないなら今すぐ観てほしい! そう断言できるくらい、相当クールな映画なんです。
Public Enemyによるテーマソング『Fight The Power』
映画『ドゥ・ザ・ライト・シング』を語るうえで欠かせないのが、パブリック・エネミーによるテーマソング『Fight The Power』。Fight The Power=権力と闘おう、というタイトルがループする力強い一曲。今の時代に聞いても、かなりぐっと心を掴まれますよね。
Tシャツのこと
映画のロゴを使ったTシャツはこれがなんと初めて。どうして今まで作られてなかったのか不思議なほどの作品ですが、(re):proチームとしてはラッキー!だし、ご紹介できるのがとってもうれしいアイテムです。
カラフルなロゴを生かしたシンプルな白のロゴT。シーズンを問わずに使えるからうれしいし、お気に入りのTシャツを着てると一日中ご機嫌ですよね。今っぽく大きめで着るもよし、アウターの下に着ることを考えてジャストサイズもよし。M、L、XL、XXLの4サイズご用意していますので、コーディネートに合わせたサイズをお選びください。
リターンについて
カラーは白のみ。ユニセックス、5.3オンスで、サイズ展開は以下の通りです。
M/身丈70cm 身幅50cm、裄丈43cm
L/身丈73cm 身幅53cm、裄丈46cm
XL/身丈75cm 身幅56cm、裄丈47cm
XXL/身丈77cm 身幅59cm、裄丈50cm
サイズをご指定いただいてのご支援となります。
※先着50名様にはステッカー仕様のタグをおつけします。
実際のアイテムをご覧いただけます!
東京・原宿の baseyard tokyo では、(re):proのアイテム展示を行っています。オリジナルBMXのほか、CAMPFIREで同時展開中のBMXグリップ、Tシャツ、ボンテージパンツなどなど、 (re): pro アイテムのフルラインナップをご覧いただけます。実際にモノを見て、触って確かめてみたい方、ぜひ店頭へお越しください!
baseyard tokyo
渋谷区神宮前6-12-22
TEL: 03-3486-5127
無休 12時〜21時(日曜11時〜20時)
プロジェクトを行う〈baseyard tokyo〉って?
2018年10月に明治通り沿いにオープンした〈baseyard tokyo(ベースヤードトーキョー)〉。CIAOPANIC・KASTANE・mystic・WHO'S WHO gallery・CPCMというアパレルブランドが出店するほか、漫画、雑貨、フード、音楽などを広く扱うライフスタイルショップです。さまざまなジャンルのイベントも行っており、ここに来れば新しいモノやコトに出会える、基地(ベースヤード)のような存在です。
キュレーター|竹中祐司さんについて
ファッションディレクターの竹中祐司さんは、バイヤーとして「no.44」の立ち上げに携わったのち、2001年より『VOGUE』編集部に在籍、その後単身ニューヨークへ渡って2005年からフリーランスとして活動する人物。2006年からRobert Gellerのクリエイティブディレクターとしてショーのスタイリング、会場のデザインを担当したほか、2007年には『NEWWORK MAGAZINE』を立ち上げるなど、長くファッションシーンの一線を見てきた人物で、現在はブランドから個人店までのコンサルティングやバイイングアドバイザー、店舗ディレクションなど、幅広く活躍されています。(re):proではそんな竹中さんをキュレーターに迎えて、プロジェクトの軸である「今何が欲しいか」「それを誰とつくるのがいいのか」を考えるところから、実際のアイテムのチェックまで、プロジェクト全般に関わっていただいています。
☀︎All-in での実施です!☀︎
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も計画を実行し、リターンをお届けします。
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