▼はじめに
皆さんこんにちは!
健康労働支援協会の鳥毛正弘(とりげ まさひろ)と申します。
私たち健康労働支援協会は2018年2月に、群馬県の病院や介護施設で理学療法士として働く若者3名で発足した任意団体です。
設立のきっかけは、介護の仕事を通じて腰痛を患い、50歳半ばで手術をした女性のリハを担当した時にその女性が発した言葉でした。
「もっと早く、理学療法士の方と出会えて、健康的に動ける方法を教えてもらっていたら、こんなことにはならなかったと思います」
この言葉を聞き、私たちになにかできることはないか?
その人の想いを次の腰痛に苦しむ人に繋げることはできないか?
と考え、私は仲間の理学療法士を集めてこの健康労働支援協会を立ち上げました。
写真:某ファミレスでの初ミーティングの様子
健康労働支援協会の理念は「生涯現役をかたちにする」
若い人もお年寄りも、その人が生きている限り現役(主体的)であり続けることを応援したい。
そこで、
まず私たちが叶えたいビジョンは、
日頃、介護に関わっている方々が
「今よりも、安心・安全な環境で介護の仕事ができ、笑顔でケアのプロとして働き続けられること」。
そこで、私たちは実際に介護現場で働く方々がどんな仕事で身体を痛めやすいかを群馬県や近隣県の介護施設を回り、聞いてみました。
写真:ヒアリングと介護職員さん向け勉強会の様子
現場の話を聞く中で、見えてきた現在の介護現場で解決すべき問題。
それは、
自分よりも1周り、2周りも大きい人を当たり前のように持ち上げなければいけない職場環境です!
こんな話をすると
"そうはいっても、介護の仕事はそういうもの"
"身体に悪いことは知ってても人がいないし、忙しいから一人で持ち上げなきゃいけない"
といった反応が介護現場で根強いのが正直な現状です
また、この現状が続く中で、私たちが生活している群馬県で働く介護の方々は
・身体を壊した結果、仕事を休まなければいけない。
・家庭があるのに仕事を辞めざるを得ない状況になってしまった。
・職場はまずます人手不足となり、残ったスタッフにしわ寄せがいき、さらに過酷な労働環境となる
といった不安と戦っている人も少なくありません。
しかし、私たちはそんな今の当たり前を本気で変えたいと思っています。
なぜなら、
介護はお年寄りやその家族からとても感謝され、本当にとてもやり甲斐のある仕事だと思えるからです。
そんな素晴らしい仕事をしている方々が、介護がきっかけで身体を壊して仕事を辞めてしまったり、「介護職は身体的に負担が大きくて大変な仕事だからやりたくない」と思われ、嫌煙されてしまうのはとても勿体無いことだと思います。
そんな中、私たちは様々な情報を集める中で
介護される側だけでなく、する側も安全で安心な持ち上げない・抱え上げない・引きずらないケア
すなわち、「ノーリフティングケア」を知りました。
▼ノーリフティングケアとは?
ノーリフティングケアとは、オーストラリア看護連盟が「押さない・引かない・持ち上げない・ねじらない・運ばない」という方針を打ち出したことから始まった介護です。
オーストラリアでは、すでにこのノーリフティングケアが定着しており、危険や苦痛を伴う、人力のみの移乗を禁止し、福祉用具使用の移乗を義務付けました。
その効果として、ノーリフティングケア導入前後で看護・介護職の腰痛関連コストが54-74%も減少したという報告がされています。
つまり、
ノーリフティングケアが広まることで、安心・安全な環境で介護の仕事ができ、笑顔でケアのプロとして働き続けられることがしやすくなる!という未来を描くことができます。
▼プロジェクト:
グンマーのあちこちで「ノーリフティングケア」のワークショップを行い、「ノーリフティングケア」をグンマーの介護に関わる方々に届けたい!
今回、みなさんから頂いた資金で行いたいことが、
群馬県内を私たちが回り、「ノーリフティングケア」のワークショップを群馬中で開催することです。
無料で行おうと思います!
さらにお弁当と飲み物付きでやろうと思っています。
なぜなら、
まずは、ノーリフティングケアという単語に親しみを覚えてもらいたい。
そして、1人でも多くの方に参加してもらい、ノーリフティングケアを広げていきたいと思ったからです!
私たちは資金力も広告力もありません!!!
健康労働支援協会の活動は群馬や東京に住む20歳代後半の理学療法士が志一つで集まり、
全て自腹で行っています。
今後、活動を続けていく上で必要な会場費や参加者の満足度を上げるための諸々の費用を考えた時に、
資金力や広告力もない自分たちが自腹で行い続けることは、現実的ではありませんし、長く続けることは難しいでしょう。
だからこそ、
みなさんのお力を貸してほしいのです。
そして、
介護職の方々が「ノーリフティングケア」を知り、今までつらいこと、しんどいことが当たり前だと思っていた介護が1mmでも変わっていく瞬間をみなさんと共有させてください!
「介護ってこんなに素晴らしい仕事なんだ!」と思える業界を作っていきます!
どうかご支援よろしくお願いします!!
▼健康労働支援協会とは?
当協会は群馬県を拠点に活動している団体です。
去年の2月から活動しています。
メンバーは群馬県の病院で働いていた、5人で構成されています。
私鳥毛正弘が思い上げる理念、ビジョンに共感した仲間たちと熱い思いを持って活動しています。
活動当初は
メンバー3人から始まり、
理想を語り合って多くの人が健康的に働けることを目標に活動をしようと誓ってきました。
そんな理想が最近では形になりつつあります。
多くの人との繋がりによって色々な箇所で健康づくりに対するセミナーや職場巡視を行わせていただきました。
そして今年はただ活動を行うだけでなく自分たちの理念、ビジョンを多くの人に共感していただくことで
グンマーを盛り上げていきます!
▼これまでの活動
・長野県の特別養護老人ホームで就労環境改善セミナーを開催+職場巡視を行いました。
・長野県の病院にてスタッフ向け健康づくり支援セミナーを開催しました。
・長野県の保育園でスタッフ向け健康づくり支援セミナー開催+職場巡視を行いました。
・長野県うすだ健康館にて地域高齢者への疲れない身体作りセミナー開催しました。
「疲れない体づくりをしよう!〜筋トレ編〜」という内容でお話をさせて頂きました。
24名という大勢の方に参加頂きました。
「熱心に教えてくれた」「ユーモアのある内容で楽しく聞けた」など沢山の高評価を頂きました。
・群馬県理学療法士協会健康福祉部主催の公開講座で講師を務めました。
テーマは「あなたの腰を守る!介護現場での腰痛対策講座」でお話をさせていただきました。
介護職員の皆様は休日にも関わらず、自己研鑽で多くの方がお話を聞きに来てくれました。
本当に熱い想いを持った方が多く、素晴らしい会になりました。
▼今後の活動
・「ノーリフティングケア」に関するワークショップ開催(全8回)
8/18(日) 第1回ワークショップ〜ノーリフティングケアを学び合う会〜
場所:リハプラス デイくらがの(群馬県高崎市倉賀野町1077)
※第2回〜8回までの会場および日程は調整中。
▼資金の使い道
皆さんから支援して頂いた支援金の使い道は以下の通りです。
ワークショップ開催費用(交通費,会場費,軽食代)=12万円(1回あたり1万5千円で計算し、全8回分)
その他、イベントで使用する資料・備品購入費 = 3万円
合計 15万円
活動する中で、余った分については今後の活動資金に回させて頂きます。
▼リターンについて
本プロジェクトに関わって頂いたみなさんへのリターンは3種類用意させて頂きました。
詳しくはリターンの欄をご覧ください。
実施スケジュール
2019年8月 第1回ノーリフティングケア ワークショップ開催(高崎市で開催予定)
※8月以降は群馬県の各地域で順次開催予定
最後に
ここまで見て頂いてありがとうございます。
私たちだけでは、介護の仕組みやあり方を変えることはできません。
しかし、みなさんと一緒になって、このプロジェクトを進めていけば、きっと介護する人もされる人もお互いが本当の笑顔で関われることが当たり前になる社会が創れると思います。
群馬の介護を1mmでも明るくする。よろしくお願いします!!
<All-in方式の場合>
本プロジェクトはAll or Nothing方式で実施します。目標金額に満たさない場合は支援額を受け取ることはできません。
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