・はじめに
こんにちは。愛媛県宇和島のみかん農園「ごろごろ」の梓澤翔吾(あずさわ)と申します。
このプロジェクトでは、美味しいみかんを作っていくための土台となる、みかんの木を育てていくことを目的としています。下まで読んでいただけたら、「美味しいみかん」とは一体どんなみかんなのか、わかってもらえるかと思います。ぜひよろしくお願いします!
さて、
みなさんは、みかんが選別の過程で選果機という機械の上をころころと転がされ、落下し、その実に衝撃を受けていることをご存知でしょうか?そして、衝撃によってみかん本来の香りや味が損なわれてしまうことを。わたしもそんなこと農業の世界に入り、みかんを作るようになるまで知りませんでした。
また、スーパーなどに広く流通するみかんは、市場のニーズに合わせるために、必ずしも完熟のタイミングで収穫されたものとはならないのが現実です。みかん本来の100%の味が出る前に、惜しくも収穫されてしまうといったことが起きているのです。
選果機を使わず転がさないみかん、しっかり熟れたタイミングで収穫するみかんこそ、美味しいみかんだということを、わたしは師匠から教わりました。
農業をやってみたいと、スーツを脱ぎ捨て、はじめたみかん作り。
まだまだベテランの農家にはかなわない技術もあるかもしれません。
しかし、
「機械で転がさず、手でひとつひとつ丁寧に選別する」
「一本一本の木で味を見て、熟れた実から収穫する」
この2つは、譲らない、美味しいみかんを作るこだわりです。
しっかりと味を見て、最後まで丁寧に扱ったみかん。
そういうみかんがあることを多くの人に知ってもらいたい。
そういうみかんを作ることを応援してもらいたい。
ぜひこのクラウドファンディングを通して、「ただのみかん」とは違う、「ごろごろのみかん」を育てていただけたらと思います。
・・・
「ごろごろ」のことをよく知っていただけるよう、紹介用インタビュー記事をHPトップに載せております→HPトップ
どんな人がどんな思いで、どんな風にみかんを作っているのか。ということがしっかり伝わるようにと作ったので、ぜひHPも見ていただけたらと思います。
・お店が作られた背景
宇和島で出会ったみかん作りの師匠。たまたま出会ったそのひとは幸運にも、愛媛県内のコンクールでそのみかんが最優秀賞に選ばれたことのある、美味しいみかんを作る人でした。
そして、その味は衝撃的。
とろけるような食感。
豊かで柔らかな香り。
単純に甘いだけでない、うまみの感じられる濃厚な味。
こんなにも美味しいみかんが世の中にはあるのか。
そう思ったわたしは、「みかん農家で生きていくなら、楽して効率よく大量に生産するより、こだわって美味しいみかんを作るほうが絶対に楽しい」と、師匠の味を知る前には戻れなくなってしまいました。
そうして、みかん屋「ごろごろ」は、
「機械で転がさず、手でひとつひとつ丁寧に選別する」
「一本一本の木で味を見て、熟れた実から収穫する」
この2つを軸にして、美味しいみかんを目指すことになりました。
・私たちの商品・お店のこだわり
わたしたちのこと、美味しいみかんへのこだわりはこちらのHPを通して詳しく知っていただけます(肥料や土地についても触れています)→HPトップ
こちらでは、大きなこだわり2つを紹介します。
1.機械で転がさず、手でひとつひとつ丁寧に選別する
みかんは衝撃に弱いくだもので、衝撃によって香りや味が劣化してしまいます。これは本当に面白いくらい変わってしまうものです。衝撃を与えてすぐには大きな変わりがありませんが、そのまま1週間も置いていると、元のみかんとはまるっきり違う味になり、はっきり言ってまずくなります。しかも、かなり。
みかんの皮が薄いほど衝撃が中の実に伝わりやすく、この傾向は大きくなるように思います。
そして、皮が薄く衝撃に弱いみかんというのは、味が濃く、柔らかくとろけるような食感をした、美味しいみかんであることが多いです。というのも、皮に養分が取られない分、糖分などの形で実に詰まっているからなのです。
つまり、美味しいみかんであればあるほど、転がしたり、落としたり、衝撃を与えてはいけないのです。
わたしたちは、みかん本来の香りや味を壊さないよう、農家の常識となっている機械を全く使わず、すべて手作業で丁寧に選別しています。
2.一本一本の木で味を見て、熟れた実から収穫する
みかんは、りんごや柿などと同じく、木から採れるくだものです。実はみかんの木は、同じように見えて一本一本に個体差があり、熟れるのが早いもの、遅いものがあります。
そろそろ収穫の時期だからと、端から収穫していたのでは味にばらつきが出てしまいます。また、みかんの実は天候によっても味が変化します。雨が降ったことで余分な水分を取り込み、昨日美味しかった実が今日は味が薄くなり美味しくなくなっている、ということがあるのです。
「ごろごろ」では、天候を見ながら、しっかりと熟れた実を採るよう味見をして収穫し、みかんの持つ100%の味が届けられるようにしています。
・プロジェクトで実現したいこと
買ってくれた人に喜んでもらえる、こだわりのみかんを作る。
その土台となる、みかんの木を育てることをみなさまにはご支援いただきたいです。
縁もゆかりもない宇和島という土地で、ありがたいことに周りの方の多くの助けによってこの5月、美味しいみかんのできる土を持つ畑を借りるに至りました。
しかし、この畑はいわゆる耕作放棄地で、すぐに収穫できるみかんの木はほとんど残されていませんでした。そこで、新たに苗木を植え、みかんの木を育てることになったのですが、実が収穫できるようになるまでは3年かかる。
そこで、苗木を育てる間の経費を少しでも工面するため、畑に生き残っていた木から収穫したみかんなどを買ってもらうことでご支援いただけたらと思っています。
まだ世にないみかん、それを生み出すための大事な初期投資に、みなさまのお力を貸してください!
・資金の使い道、スケジュール
資金は苗木を育てる間の有機肥料代にあてます(実はこの肥料も質の良いものを使っています。詳しくはこちらのHPで)。
いま育成中のみかん苗木は、2021年11月に初収穫を迎える予定です。
・リターンのご紹介
みかん&甘夏のコースを追加しました!
【8000円コース】みかん3kg、甘夏4kg
・・・・
【3600円コース】みかんジュース720mL×2本
【7600円コース】みかんジュース720mL×2本、みかん3kg
【12000円コース①】みかん3kg×3箱(送り先3件まで指定可能)
【12000円コース②】甘夏4kg×3箱(送り先3件まで指定可能)
【30000円コース①】サンキューレター(あなただけに向けた手紙を書きます)、みかん3kg×1箱
【30000円コース②】みかん3kg×1箱 5年分(2019~2023年)、伊予柑または清見オレンジ3kg×1箱
※いずれも送料込みの値段となっておりますが、海外への発送はできかねます。何卒ご了承ください。
・最後に
転がさない。美味い時期に収穫する。
この2つの基本をしっかりと守り、いつかは師匠の味に追いつく、追い越す。そのベースとなる苗木育てを頑張ります。
本当に美味しいみかんをあなたに楽しんでもらうために。
みかん農園ごろごろ代表 梓澤翔吾
※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見るみかん農園ごろごろ 閉店のお知らせ
2021/09/01 10:35こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
リターンのみかんを発送しました。
2019/12/08 09:00こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
目標額に達しました!!!
2019/09/18 21:40多くの方々のご協力のおかげで、無事目標額に達しました!ご支援いただいた方、ページを見ていただいた方、本当にありがとうございます。クラウドファンディングを通して、ぼくたちのみかん作りを色々な方に応援してもらえているのだと感じ、仕事を頑張る元気が体の奥底から湧き出るように感じます。そして、お客様に美味しいみかんをお届けすることで、しっかり自分たちの生活を成り立たせていこうという勇気を、あらためて持つことが出来ました。資金のこともそうですが、応援してくれる方を持つことが出来ただけでも、このクラウドファンディングに取り組んで良かったと思います。現在、昨年の出来を踏まえて、みかんの実の間引き作業(摘果)に取り組んでいます。美味しいものができるよう引き続き頑張ります!目標額には達しましたが、クラウドファンディングは9月29日まで継続しておりますので、どこかで話のネタにでもして広めていただけると幸いです。応援ありがとうございます!梓澤 もっと見る
コメント
もっと見る