はじめに・ご挨拶
はじめまして。「ぬくもり工房 木の香」(ぬくもりこうぼう このか)を運営しております平田と申します。2017年より、岩手県・宮城県の木工作家さんが制作した作品の販売をしております。木のやさしさ・あたたかさを皆さんにお伝えできたらいいなと、思っております。
このプロジェクトで実現したいこと
カフェやレストラン・コンビニで「ストロー要りません。″Refuse ″(ゴミ)だから!」…と言って、コップから直接飲むことができる人ばかりではありません。様々な理由でストローを必要とする方々がいらっしゃいます。ストローは繰り返し使用する「食器」ではないと思います。
昔から日々の生活の中で使われてきた経木(きょうぎ)という自然素材で、安全・清潔・安価なストローを皆様に提供できたらいいなと思います。
プロジェクトをやろうと思った理由
【1】私にできること…って⁈
「なあ平田さん、自分でも『これだ!』っていうもの、作ってみたらどうだろ?仕入れて販売だけじゃ、この先行き詰まるだろ」
私が木工作品販売を始めることになり、一番初めに訪問した宮城県の木工作家さん「木心憧(もくしんどう)のご主人、及川さんのひと言です。
「え~私、なんにもできませんよ」
「そりゃ今すぐは無理だ。でもあちこち走り回って、いろんな作品見たら、何かヒントは掴んだだろ」
木を使ってコラボ商品の提案もしました。(それぞれの企業様の方針により、実現しませんでしたが)
【2】″脱″プラスチックストローの動き~経木(きょうぎ)と出会うまで
①プラスチックゴミ問題・・・なぜストロー?
環境問題、特にプラスチックゴミ問題は6月の大阪G20の主要テーマでした。カフェやコンビニのドリンク容器、食品のパックなど、プラスチックゴミで溢れかえっているのに、なぜストロー廃止なのか。
2015年、SNSで拡散された鼻にプラスチックストロー片を詰まらせたウミガメの動画でした。
ストローは細長く小さい形状から、リサイクルされずにゴミとして処理されます。そして多くの人はストローが無くても、日常生活であまり困ることはありません。カフェやレストランで「ストロー要りません」と言えばいいのですから。
でも、ストローはなくてはならないのです。必要とする方々がいらっしゃいます。(なぜか?それはもう少し後で)
②木工作品の販売をしながら、自然素材のストローを調べました。麦わらは年間通して手に入るのか。麦わらの消毒、保管方法、何より1本1本太さが違います。では、稲わらは?…稲わらは潰れているので、使うことができません。
難問を抱えながら、車であちらこちら走り回っていたある日、岩手県遠野市の道の駅で…
これまでの活動
【3】あちこち歩かないと、人とは出会えない
(その①)昭和30~40年代、精肉店や鮮魚店では、秤で計った品物を経木に包んでくれました。昔を懐かしむ人に見せて喜んでもらおうと、経木を1袋買い求めました。帰宅して経木の束を眺め、切って、折って、丸めて…あれ?これストローにできないかな?製造者さんに連絡をしてみました。
岩手県雫石町(しずくいしちょう)・・・秋田県と境を接する、冬は雪深い町です。雫石町の工房で経木を作っている古川さんは、全国でも数少ない経木職人さんです。
「計画はどこまで進んでいるの?」「ゼロです。先ずは経木のことを知りたくて、伺いました」
古川さんが製作する経木は、普通のもので厚さ0.25ミリ、特殊なものは厚さ0.13ミリ。(これがギリギリの薄さだそうです)使用している樹種はシナノキ(マダノキとも言います)このシナノキの特徴は、香りがほとんどないこと。食品と接する商品を作るには、最高の材料です。経木を扱うコツ、使う接着剤、包装のこと、売り方…初めてお目にかかったのに、話は途切れることなく続きました。
「最初から量産は無理だ。先ずはいかに失敗作を減らして、安全・確実な物を作るところから始めなくては…な!」そうして、宮城県南三陸町の渡部さんを尋ねなさいと、古川さんが作った木杓子(きじゃくし)を託されました。
(その②)東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受けた宮城県南三陸町にお住まいの渡部さんを尋ねました。渡部さんはご自宅で、経木で作った商品の開発販売をしている『クチバシカジカ工房』を開いていらっしゃいます。
ストローですか…水には耐えることはできますけど、どのような糊を使いますか?ストローの形をキチンと保って、ある程度の数を作らなくちゃ…ね。
現在プラスチックストローは1本0.5円、紙製ストローは1本20円前後、麦わらストローや竹ストローだと1本50円からそれ以上。先ずはコストとの戦いだけど、ただ安ければいいという時代は終わりました。安全・清潔を考えないとね!
こんなにマイクロプラスチックが世界中で問題になっているんだ。古川さんとできる協力はしますよ。
早く経木ストロー、製品化しましょう! 大きな計画の小さな1歩です。
【4】ストロー、必要なんです病気で日常生活にストローを必要とする方々がいらっしゃいます。ALS(筋萎縮性側索硬化症)の患者さんで、ご自分では手足を動かすことが出来ない方がいらっしゃいます。ほんの一口、水やお茶を自分で飲むため、ストローは欠かすことのできない日用品です。
私の伯父は本態性振戦(ほんたいせいしんせん)で手の震えがひどく、手に持ったカップの飲み物がこぼれます。太いストローで冷ましたお味噌汁やお茶を飲んでいました。
資金の使い道
経木ストローの開発・販路開拓
ご支援くださいました皆様へのリターンのお品代及び、送料
CAMP FIREへの手数料
として、使わせていただきたく存じます。
リターンについて
ご支援をいただいた全ての皆様へ、お礼状をお送りいたします。
3000円~経木のメモ帳(1冊)…11.3センチ×7.5センチ、50枚綴です。
5000円~経木のメモ帳(1冊)・クチバシカジカのポストカード(1枚)
7000円~経木のメモ帳(1冊)・クチバシカジカ・ホヤ・キチジのポストカード(計3枚)
10000円~経木のメモ帳(1冊)・クチバシカジカ・ホヤ・キチジ・マコカレイ・ウスメバルのポス トカード(計5枚)…*以降、5枚組のポストカードは「魚たちのポストカード」と表記 いたします。
20000円~経木のメモ帳(1冊)・経木(1袋)・魚たちのポストカード(5枚)
30000円~経木のメモ帳(2冊)・経木(1袋)・経木ひも(1袋)・クチバシカジカとホヤのポス トカード(計2枚)
50000円~経木のメモ帳(2冊)・経木(1袋)・経木ひも(1袋)・魚たちのポストカード(5枚)
70000円~経木のメモ帳(3冊)・経木(1袋)・経木ひも(1袋)・魚たちのポストカード(5枚)
100000円~経木のメモ帳(3冊)・経木(1袋)・経木ひも(1袋)・木杓子(1本)
魚たちのポストカード (10枚)
300000円~経木のメモ帳(3冊)・経木(1袋)・経木ひも(1袋)・木杓子(1本)・
魚たちのポストカード(5枚)
行燈セット(1組)…工具不要の組立て式です。
500000円~経木のメモ帳(7冊)・経木(1袋)・経木ひも(1袋)・木杓子(1本)・
魚たちのポストカード(10枚)
行燈セット(2組)
実施スケジュール
2019年5月~経木の大きさ・使う糊の研究
2019年6月~岩手県工業技術センターの研究員さんに進める手順等、助言をいただき始めました。
2019年12月~リターンのお品の発送を致します
最後に
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
各地で麦わらのストロー、竹ストロー、木のストローが、そして金属製のストローが開発・販売されています。目指しているのは、安全・清潔・安価です。みんなにやさしいストローを提供できるように、頑張ります!
最新の活動報告
もっと見るあたたかいご支援、応援…ありがとうございました!
2019/10/19 10:35こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
今、作っているストローです
2019/09/21 11:34華やかさには、ちょっぴり欠けますが、今、作っているストローです。 もっと見る
少しずつですが、頑張っております (^.^)
2019/09/21 11:12厚さ0.13ミリの経木を何回巻けばやさしいストローになるだろうか、長さ、太さ、耐久性、そして何よりも食品と私たちの身体に触れるものなので、経木を貼り付ける糊は、一番時間をかけて探しました。勿論、私一人で進めることはできません。経木を制作している雫石町の古川さん、南三陸町の渡部さんからのアドバイスで、ここまでたどり着きました。さ、もうひと頑張り! 皆様のあたたかいご支援とご声援をいただき、昨日よりいいものを作っていきます。 もっと見る
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