障がい児を支援する父親を増やそう、と活動している『NPO法人ファザーリング・ジャパン(FJ)メインマンプロジェクト』の橋と申します。「しあわせなみだ」の活動に共感し、2018年、2019年、一緒に活動をさせてもらっています。「しあわせなみだ」さんの活動報告に伺った時の衝撃は忘れません。その活動報告では、実際に性被害にあった発達障がいを持つ当事者の方々から生の声を数々聞いたからです。発達障がいを持つが故に、性暴力をされていることが理解できない、遊びに行こうという言葉通りについていったら性暴力を受けた、といったこと数多くあります。また、発達障がいを持つ方達は、知的な障がいを持っていることも多々あり、声を上げてもなかなか発言につながらないことがあります。法整備を進め守っていく必要があります。メインマンプロジェクトは、主に高校生以下の発達障がいを持つ子どもを持つ父親を中心に活動している組織です。自分達の子どもの先を見つめた時、または今現在児童虐待という形で今現在起こりうることかもしれない。そんな思いが交錯します。性暴力に限らず暴力やハラスメントは、強い者から弱い者に行使されるケースがほどんどです。発達障がい者への性暴力は、全体の暴力からみれば小さな数字かもしれません。ただし暴力の抑止は、数ではありません。実際に被害にあっている方々がいるのではれば丁寧にひとつずつ支援をしていく必要があります。逆に言えば、発達障がい者への性暴力の支援が性暴力以外の発達障がい者への虐待の支援につながり、また発達障がい者以外の性暴力の支援にもつながってきます。「しあわせなみだ」の針の一刺しの取り組みは結果として、みなさんの身近にある暴力、ハラスメントの支援に大きく関わってきます。みなさんが「しあわせなみだ」さんの活動に賛同してくれることを願っています。
ファザーリング・ジャパン の付いた活動報告
NPO法人ファザーリング・ジャパン メインマンプロジェクト担当理事で、認定NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク理事でもある高祖常子さんから、応援メッセージをいただきました!虐待防止の活動をしていますが、日本では性虐待は数値的にとても低いのが特徴です。でも、性虐待が少ないわけではなく、数値にあらわれていないのが現実です。さらに、障がい児や障がい者が性被害にあってしまう確率がとても多くなっています。性虐待や性被害は魂の殺人とも呼ばれているほど。被害者の心を重く傷つけてしまう行為。そして被害者はその思いをずっと背負っていくことになります。本来守られるべき障がい児や障がい者が、性犯罪の危険にさらされています。そして、日本では障がい児者への性犯罪規定が全くと言っていいほど、整っていません。まずこの事実をたくさんの方に知っていただくためにも、NPO法人しあわせなみださんのイベント開催を応援しています。そして、「被害者が障がい児者であることに乗じた性犯罪」を創設し、被害を受けた子どもや大人が守られ、加害者が法の上にきちんと裁かれるよう、国に働き掛けていきましょう。