ご挨拶
はじめまして。カードゲーム作成サークルの、符亀と申します。
2017年の秋にゲームマーケットという非電源ゲーム(カードゲーム、ボードゲーム、TRPGなど)の即売会に出展したことをきっかけとして、今まで計4つのカードゲームを作成してきました。
次回のゲームマーケット2019秋にも、一日目土曜日(11/23)の出展が決まっております。
その他の活動について、詳しくは広報アカウントやゲームマーケットの公式ページをご覧ください。
プロジェクトの目的
今回のプロジェクトでは、「被りたい人と被りたくない人がいるバッティングゲーム」をコンセプトとするゲーム、「ツミカブリ」を制作することを目的としております。
「ツミカブリ」について
「ツミカブリ」は、最初に配られる弱い(数字の小さい)悪魔のカードを使いながら、場に並べられたもっと強い悪魔のカードを集めていく3~4人用のカードゲームです。
ゲームの流れですが、
①山札からカードを1枚引く。
②手札から1枚を選び、伏せて出す。
③全員が出し終わったら、掛け声に合わせて場のカードのうち欲しいカードを指さす。
④誰とも被っていなければ選んだカードをもらう。
被った場合、伏せていたカードの数字が大きい人だけがもらう。
(もらったカードは山札に入るので、後々使うことができます。)
を繰り返すのが基本です。
つまり、出したカードが弱くても、被らなければ取ることができます。カードを取るだけなら、被らない方がオトクです。
こうして、最終的に手札にある数字の種類が一番多い人が、このゲームの勝者になります。
と、ここまでは普通のバッティングゲームと同じに見えますが、ここからがこのゲームの特徴です。
一部のカードには数字以外に効果アイコンがついていて、そのカードを伏せていた時に誰かと被った場合、その効果を使うことができます。
つまり、効果を使いたいときは、誰かと被らないといけません。
効果は「手札を1枚増やす」と「捨て札から1枚を除く(いわゆる圧縮)」の2つですが、ここで、このゲームに勝つための条件をもう一度見てください。
「最終的に手札にある数字の種類が一番多い人が、このゲームの勝者になります。」
そう、このゲームに勝つためには、効果を使って手札を増やしたり、複数枚持っているカードを消して違うカードを引きやすくする必要があります。
言い換えれば、勝つためには誰かと被る必要があるのです。
しかし、こうした効果を持つカードは数字が小さいので、被ってばかりだとカードが増えず、勝てません。
いつ被りにいって、いつ被らずにいくか。このタイミングをいかにうまく見極めるかが、このゲームのポイントになります。
「ツミカブリ」について~ビジュアル面~
こうしたルール部分だけではなく、ビジュアル面についても、今作はこだわっています。
このゲームでは七つの大罪にまつわる悪魔と使い魔(小悪魔)の計8体が登場しますが、そのイラストは、イラストレーターのジゼロさんにお願いいたしました。
ジゼロさんは、ソーシャルゲームなどで活躍されている、とても美しいファンタジー系イラストを描かれるイラストレーターさんです。下に代表作を挙げさせていただきました。(クリックでpixivページに飛びます。)
ちなみに、ジゼロさんは8/9のコミックマーケット一日目に参加されたのですが、今作のキービジュアルをいただいたのはその前日でした。大変申し訳なく思っております。
今回、キャラクターデザインやカードの枠などをジゼロさんにお願いし、一部のアイコンや上記のロゴなどを符亀のイラスト担当(Crocotile、拙作「ロングロングマホウ」が代表作)が制作しております。
そのキャラクターですが、王道のものからその悪魔にまつわるモチーフの範囲で大胆な再解釈を行ったものまで、全て魅力的なデザインをしていただきました。
そのデザインに対して、おこがましくもそのポテンシャルを120%出しきるための改善案などをお出しし、菩薩のようなお心でそれに応えていただいております。本当に大変申し訳なく思っております。でもその分すごいものができてきているので、是非カードをお手に取って見てください本当に。
プロジェクトをやろうと思った理由
今回の「ツミカブリ」は、上記の通り被るべきか被らざるべきかが毎ターン変わるので、従来のゲーム中ずっと被りたくない(または被りたい)バッティングゲームに比べ、感情の波が生じやすいと考えております。
この特長は、バッティングゲームの弱点である長期的に見たときの単調さまたは飽きの早さへの、打開策の一つになると思っております。
しかしその反面正直かなりプログレッシブなところがあり、こうしたシステムが受け入れられるものなのかどうか、プレイヤーの方々にもゲーム製作者の方々にも広く問いかけたいと思っておりました。
こうした事情から、今回は過去の作品よりもより広く届けられるように、死力を尽くしました。
具体的には、ジゼロさんに描いていただいた魅力的なイラスト達、それを活かすカードデザイン、我々史上最大の印刷数、店舗委託やリターンとしての送付に耐える丈夫な化粧箱などです。
で、その結果製作費が過去最大となり、こちらの活動資金が底を尽きましたので、皆様にご支援をお願いする次第となりました。
これまでの活動
ゲームマーケットには今まで4回出展しており、その度に新作を制作、頒布しております。
魔法と杖で読みあい殴りあう「マジカルカナグル」、JKヤンキーが当て字でスイーツを買う「愛羅武粋逸」、早口言葉な魔法を唱える「ロングロングマホウ」、壁を伸ばすデッキ成長「超超長城」を作成してきました。
このように毎回新作をイベントに間に合わせて頒布しておりますので、ゲームマーケットに間に合わずに(支出分の回収が見込めないので)プロジェクトを終了する、といったことは起こりえないと思われます。
また、ルール部分はプロジェクト開始時点でほぼ出来上がっておりますので、そもそもゲームが完成しない、ということもないはずです。ご安心ください。
資金の使い道
いただいた資金は、基本的に「カードと化粧箱、説明書の印刷費」、「イラストレーターのジゼロさんにお支払いするイラスト代」にあてる予定です。
これらの合計は、私の口座にあります金額より10万円程超過しておりますので、まずはその分をご支援いただければと思っております。
なお、無事印刷とイラスト代のお支払いが済めばゲームマーケットなどで一定の回収が見込めますので、大赤字の出血自爆プロジェクトではございません。ご安心ください。
また、逆にプロジェクトが大成功して利益が出た場合、このゲームの宣伝費に充てると共に、素晴らしいイラストをお描きいただいたジゼロさんへのイラスト代を上乗せしてお支払いする予定です。
リターンについて
リターンは、以下の4(+1)種類です。
①ベーシックコース 支援額3000円(送料込み)
本作「ツミカブリ」1つをお届けいたします。
(「ツミカブリ」内容物:カード73枚(イラスト8種+α)、説明書 3-4人用)
(「ツミカブリ」内容物:カード77枚(イラスト8種+α)、説明書 3-4人用)
サマリーを追加したため、カード枚数が増えました。くわしくはこちら。
発送の都合のため、ご住所をうかがわせてください。
②符亀コース 支援額4000円(送料込み)
「ツミカブリ」1つに、デザイナーズノートのpdfをお付けするコースです。
デザイナーズノートでは、本作の制作過程や、裏話を見ることができます。
制作過程としては、原案から完成品までにルールがどのように変わっていったか、完成したと思ってからのテストプレイでどのようにボコボコにされたか、そこからどのように改善したかといった与太話が見られます。
その他、このゲームの元ネタになった漫画や裏テーマなども追記する予定です。
どちらかというと、ゲーム製作者様向けのコースとなっております。
なお、このpdfファイルのダウンロードリンクをお送りするため、メールアドレスをお教えいただければと思います。
③ジゼロコース 支援額4500円(送料込み)
「ツミカブリ」1つに、イラストのメイキングなどを載せたpdfをお付けするコースです。
メイキングでは、イラストやロゴのラフなどを載せるだけでなく、修正をお願いした点やそれぞれのこだわりに関するコメントなどもお付けする予定です。
また、ボツになったデザインやアイコンなども、オマケとしてお載せする予定です。
②同様、このpdfファイルのダウンロードリンクをお送りするため、メールアドレスをお教えいただければと思います。
④フルコース 支援額5000円(送料込み)
「ツミカブリ」1個と上記2つのpdfがセットになった、お得なコースです。
pdf部分だけ見れば実質20%オフなので、個人的にはこれがオススメです。
関係ないですけど、コースタイトル画像のベルゼブブ、シルエットだけだと何かさっぱりすぎてアレですね。
⑤愛羅武コース 支援額2500円(送料込み)
拙作「愛羅武粋逸」1つをお送りするコースです。「ツミカブリ」は付属しませんのでご注意ください。
(「愛羅武粋逸」内容物:カード40枚、ペン、ホワイトボード風カード、ストップウォッチ、説明書 3-6人用)
過去作の中で、唯一箱が丈夫で郵送に耐えられそうだったのでリターンに加えました。
わかりやすく、拙作の中では人を選びにくいゲームではありますので、「ツミカブリ」のゲーム性は合わなそうだけど支援していただけるという方はこちらをお選びください。
また、拙作は現在委託などしておりませんので、実は気になっていたという方も実質通販としてご利用ください。
ちなみに、一番安いコースなせいでリターンの並び順では謎のトップを飾っています。
↑修正されたようです。
実施スケジュール
プロジェクト開始時:ルールは概ね完成。箱やカードはラフ状態。
8月中旬:ルールを完全に決定。カードのメイキングを一部公開予定。
8月終盤:箱の入稿。
9月末:プロジェクト終了。体験会などでのお披露目を始める予定。
10~11月:体験会への参加、印刷物の確認と箱詰め、リターンの送付を予定。
11月23日:ゲームマーケット当日の予定。
最後に
ゲームの制作も3年目に突入いたしますが、今が一番クリエイターとして脂の乗っている時期だと思っています。
この絶頂期が終わるまでに、できるだけ多くのアイデアを世に出し、それを吟味して他の方の制作に活かしていただくこと。これが、今まで楽しませていただいたこの業界への、せめてもの恩返しになると思っております。
つきましては、今回の「ツミカブリ」を広め、そして今後の制作への新たな一歩が踏み出せますよう、ご支援いただければ幸いでございます。
<All-in方式の場合>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見るpdfファイルをお送りしました
2019/11/30 22:15こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
「ツミカブリ」をお送りいたしました
2019/11/08 09:12こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
カードの見本が届きました
2019/09/26 22:36皆様こんばんは。符亀でございます。いよいよクラウドファンディングの終了日までわずかとなってまいりましたが、このタイミングでカードの印刷見本が届きましたので、ご紹介いたします。各プレイヤーに最初に配られるカード「小悪魔」が並ぶ図印刷見本ですが、このように、印刷後裁断されていない状態で我々製作者の元に届きます。リターンなどで使用する製品版では、印刷会社さんで裁断まで行われたカードを使用しますので、そこはご安心ください。さて完成したカードをお見せするのは初めてですので、下にこの「小悪魔」の画像データを貼っておきましょう。冒頭にも画像ありましたけど、戻るの面倒だと思うので。「小悪魔」の画像データ。かわいい。画像データの時点で十分最高なイラストでしたが、グロス加工のツヤのおかげもあり、実際のカードだと枠の高級感やイラストの妖しい魅力がさらに際立って感じられます。そしてそのツヤが写真を撮る時に邪魔してくるんですが。特に、モンスター色の強いサタンやベルゼブブのオーラが半端ないことになっています。真面目な話、「ツミカブリ」のようなカードを集める系のゲームではそのカードが欲しい見た目であることが楽しさに直結してくると思っているのですが(この辺りの話、くわしくは「符亀コース」や「フルコース」についてくるクリエイターズノートで)、このイラストはまさに完璧です。リターンにお送りする分を独占したくなるぐらいのクオリティです。もしかしたら箱と説明書だけお送りすることになるかもしれません。そうなったらごめんなさい。ちなみに印刷の都合らしいですが、サマリーは必要数の倍来ました。という訳で、以上カードの見本のご紹介でした。この美しいカードが77枚も入った「ツミカブリ」、ご支援いただける方はこちらよりお願いいたします。それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました。 もっと見る
コメント
もっと見る