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少女都市『光の祭典』東京公演を成功させたい!

少女都市東京駆ける三公演。第三公演です。神戸ルミナリエの終点には、 希望の灯と名付けられた、決して消えない灯火が ゆらめき続けています。 「あの日」から24年、2歳だった葭本未織は、26歳になりました。 今を生きる喜びと、苦しみを噛み締めて、描きます。 葭本演劇を応援してください。

現在の支援総額

140,000

46%

目標金額は300,000円

支援者数

12

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2019/08/10に募集を開始し、 12人の支援により 140,000円の資金を集め、 2019/08/29に募集を終了しました

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少女都市『光の祭典』東京公演を成功させたい!

現在の支援総額

140,000

46%達成

終了

目標金額300,000

支援者数12

このプロジェクトは、2019/08/10に募集を開始し、 12人の支援により 140,000円の資金を集め、 2019/08/29に募集を終了しました

少女都市東京駆ける三公演。第三公演です。神戸ルミナリエの終点には、 希望の灯と名付けられた、決して消えない灯火が ゆらめき続けています。 「あの日」から24年、2歳だった葭本未織は、26歳になりました。 今を生きる喜びと、苦しみを噛み締めて、描きます。 葭本演劇を応援してください。

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▼はじめに・ご挨拶

はじめまして。兵庫県と東京都で活動する劇団「少女都市」の主宰・葭本未織と申します。

今回、東京駆ける三公演の第三公演として、こまばアゴラ劇場にて「光の祭典」という作品を上演致します。

2歳の頃に阪神・淡路大震災を被災した私にとって、モニュメント的な作品です。そして #me too が高まる今だからこそ、見ていただきたい作品になっています。この作品は、体験を共有する経験を、観客にもたらします。

年齢を問わず、傷ついたすべての方、葭本未織の世界が必要な方に見て欲しいと思っています。


▼東京駆ける三公演
少女都市は2019年春・夏シーズンに、
半年間に3作品を上演する、
【 東京駆ける三公演 】をおこないます。

第一弾は『永浜』
第二弾は『向井坂良い子と長い呪いの歌』
第三弾は『光の祭典』


共通テーマは、「道」
3公演を通して、一人の人間が困難を乗り越える、その遥かで尊い第一歩を描きます。
走るわたしの描く物語が、明日のあなたがまっすぐに一本道を駆けてゆく、そのためのバトンとなるように。
少女都市の新しいチャレンジに、ぜひご声援お願いいたします!


▼喪失と、復活

 神戸新聞 2017年4月21日朝刊 (掲載許可済)

『光の祭典』は2017年・2018年と関西で公演を重ね、この夏、はじめて東京でお披露目をする、葭本未織の代表作です。

レイプによってカメラが持てなくなった女性映画監督と、震災で亡くなった父親を忘れられない駆け出しの映画青年。
二人は時流に翻弄されながら愛し合い、憎み合い、求め合い、傷つけあう。
ストーリーを言ってしまえばこれだけの話です。ともすれば暴力的で煽情的な配慮の無い作品と思われるでしょう。
けれどこのストーリーの根底を流れるのは、「どうしようもない喪失とどう向き合っていくか」という、≪あなた≫と≪わたし≫への問いかけです。

わたしは2才の誕生日に阪神・淡路大震災を被災しました。わたしの記憶に焼き付いているのは、広い砂浜。海辺の村のようだった仮設住宅。慰問で来た映画技師。初めて見た映画。波の音。父と母。

神戸にはルミナリエというお祭りがあります。その終点の東遊園地には「希望の灯り」という名前のモニュメントがあり、消して消えない灯火が揺らめき続けています。

昨年、関西での公演を終え、誓ったことがあります。
それは、なにがあっても「これからもけして諦めずに物語を描き続けてゆくこと」です。
生きてゆくことは喪失の繰り返しです。それはつまり、復活の繰り返しでもあります。
もしもあなたの日常が、様々なことでほころんだとき。もう笑えない、もう泣けないと思った時。それでも、なんとか、と。もう一度。あなたがあなただけの心と肉体を取り戻せるように。あなただけの毎日を刻めるように。生きてゆけるように。けして消えない灯火のように、永遠に。そのための「物語」を描き続けてゆくこと。
これを誓います。


▼あるがままの女性を描きたい

(Miori yoshimoto)

私・葭本未織の作品の特徴は、女性を神格化も矮小化もせずに真正面から描いている点です。

私の描く女性は、加害者の面を多く持ち合わせています。彼女たちは、社会から傷つけられ苦しむ一方、自らも他者を傷つけることでしか傷を癒すことができません。その姿は見る人に恐怖さえ感じさせますが、現実の女性が確かに持ち合わせる「人間」としての弱さや狡さ、人間としてのありのままの姿だと私は思っています。

男性・女性が隔たりなく、暴力に抑圧されない社会を築くため、私の作品を見てもらいたいと思っています。


▼阪神・淡路大震災を伝えたい

 

(▲震災から1年ほどの当時の写真 左が私です。〈葭本家家族写真より〉)

また、私の作品全体に流れるモチーフは「震災」です。

私は2歳の誕生日に、阪神・淡路大震災を被災しました。

震災後、仮設住宅で過ごし、両親、周りの大人、そして地域全体が「痛みからどう立ち直るか」と取り組み続けてきた過程を見つめ、育ちました。

全壊したもうありもしない家のローンを払い続ける両親、震災から助かった命を借金によって自ら絶ってしまう経営者、瓦礫のなか暖を取ろうとマッチを擦り火災を起こしてしまった男性、揺れから守りきれずに亡くなってしまった赤ん坊の話をする見知らぬ母親、あの日から遺体を見ても何も思えなくなってしまったと語る教師……。 

わたしの周囲の人々は皆傷つき、もがき、しかし懸命に生きようとしていました。 

あれから24年が経ちました。

2歳だった私は、26歳になりました。

「あの日」あったこと、「あの日」からあったこと、それを多くの人に伝えたいです。



▼このプロジェクトで実現したいこと

1. 葭本演劇を一人でも多くの方にみて欲しい

2. 8月19日〜8月27日のこまばアゴラ劇場での「光の祭典」を成功させたい

▼資金の使い道

・手数料        51,000円(総支援額から17%)

・舞台製作資金        99,000円

・舞台運営資金     80,000円

・東京での練習会場使用費          70,000円

        計       300,000円


▼リターンについて

・3000円・・・葭本未織からのお礼メール、当日劇場でお名前を掲示させていただきます、
稽古風景の写真(2019年9月発送)

・5000円・・・葭本未織からのお礼メール、当日劇場でお名前を掲示させていただきます、
稽古風景の写真、『光の祭典』台本(冊子)(2019年9月発送)

・8000円・・・葭本未織からのお礼メール、当日劇場でお名前を掲示させていただきます、
稽古風景の写真、『光の祭典』台本(冊子)、トートバック(A4サイズ)(2019年9月発送)

・10000円・・・葭本未織からのお礼メール、当日劇場でお名前を掲示させていただきます、
稽古風景の写真、『光の祭典』台本(冊子)、葭本未織「光の祭典によせて」書き下ろし冊子(2019年10月発送)

※お名前の掲示は8月19日までにご支援頂いた方が対象です。

総支援額に関わらず、必ずこのプロジェクトを実行致します。

 

▼作品の評価(これまでいただいたコメント)

『出来事への抵抗』( 葭本未織 処女作『聖女』パンフレットに寄せて)

松田正隆

 どうしてこうなってしまったのだろう。こんなことに。こんな惨状をなにが契機で私は引き摺っているのか。あのときの、あの日の出来事をなす術もなく今の私は受け入れざるをえない。「いま」と「あのとき」。それは取り返しがつかない。だけども、それでもなんとか、とこの劇の人物たちはあがいている。みすぼらしくもけなげな天使たち。

 演劇の上演自体がそれを主題にしていることは自明のことであるが、この「聖女」も「いま」が「あのとき」に抵抗している。演劇における創造行為とは、過去の取り返しのつかなさへの救済行為である。それがなされる聖なる場所が場末感ハンパない「クラブ・マリア」なのだ。なんなのだろう、この偽物感は。虚言から物語が生まれること。取り返しのつかない「あのとき」を「いま」ここで、私のかけがえのない「物語」に代えること。その凄まじいエゴイズムがこの劇を支えている。

 それにしてもファスビンダーも真っ青な落ちぶれシーン満載ではないか。しかし、聖なるものは、汚辱のなかにしかないのだ、とばかりにユリは書く。松島のあの出来事を救うため、いや、世界のすべての罪を許すべく、ただただ、愚鈍に。「書くこと」は、パーフォーマンスである。内容ではない。

ーーーーーー

『光の祭典』によせて(アイホール(兵庫県)から)

若い集団ではあるが、場面の運びや登場人物の設定、台詞に至るまでよく計算されている。舞台の成立度において、頭ひとつ抜きん出ていると感じた。おそらく作者の実際に見たこと、感じたことが基盤となって劇世界が構成されている。しかしそこには客観が存在し、観念に埋没していかないリアルに力量を感じさせられた。努力では得られない瑞々しい感受性が確かで豊かだ。このような感性が、演劇という煩わしく厄介なジャンルの高みに挑むことを後押ししたい。(岩崎正裕)

自分語りをする演劇や表現はよく見ますが、彼女のそれは無自覚な部分がありつつも、決定的に確信犯であるように感じました。狂っている姿を冷静にサービスとして提供している、という潜在的な意識が、特に脚本から感じられ、その技術や発想を高く評価しました。旗揚げ公演から東京大阪2都市公演を行うなど行動力を伴った野心にも好感を持ち、次世代応援企画と言うレギュレーションの上で、潜在能力を高く感じるこの団体を推すべきだと考えました。(泉 寛介)


▼公演情報

《公演日程》
8月21日(水) 14:00/19:30
8月22日(木) 19:30☆
8月23日(金) 14:00/19:30
8月24日(土) 13:00/18:00☆
8月25日(日) 13:00/18:00
8月26日(月) 14:00/19:30
8月27日(火) 14:00

☆・・・葭本未織 出演回
(☆の回には青海アキは出演いたしません)

受付開始は開演の45分前、
開場は開演の30分前
上演時間は120分を予定しております。


《チケット種類・料金》

一般チケット  3500円
U25チケット 3300円
応援チケット  4500円

チケットはこちらから http://ticket.corich.jp/apply/100663/

※ すべて事前精算価格

※ 当日券および当日精算は上記の値段から +300円

《劇場》

こまばアゴラ劇場 (〒153-0041 目黒区駒場1-11-13)

〇最寄り駅  駒場東大前駅
渋谷から京王井の頭線各駅停車で2駅目、
駒場東大前駅から徒歩3分
急行は止まりませんのでご注意下さい。

劇団HP http://girlsmetropolis.com/

     ▼最後に

阪神・淡路大震災から24年が経ちました。

今を生きる喜びと、苦しみを噛み締めて、描きます。

皆様の応援をお願いいたします。

葭本未織


最新の活動報告

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  • 終演のお知らせ

    2019/08/29 13:38

    光の祭典、無事終演いたしました。合計760名ものお客さまにこの作品を観ていただくことができました。本当に、感無量です。千秋楽直前にブログを書きました。光の祭典 千秋楽直前によせて人生を楽しく生きていくことに決めた。誰のためでもなく、わたしのために。「個人の人生」を「個人の手」に取り戻すために『光の祭典』をつくりました。描かれるのは、人間が困難を乗り越える、遥かで尊い第一歩です。あの日失った大切なものを、もう一度取り戻すまで。不屈の魂、君は光。今も同じ気持ちです。本当にご支援くださってありがとうございました。心込めて、これからも頑張ります。葭本未織 もっと見る

  • リターンについて

    2019/08/25 23:23

    劇場では物販を行っております!今回公演の台本や舞台写真、Tシャツ、トートバック、過去公演の台本を販売しております。劇場では買わなかったけれど、やっぱり気になっている!という方はぜひこちらからも見て頂けたら嬉しいです。10000円のリターンには、ここでしか見られない葭本未織の書き下ろし冊子がついています。*3000円のリターン葭本未織からのお礼メール、稽古風景の写真 *5000円のリターン葭本未織からのお礼メール、稽古風景の写真、『光の祭典』台本(冊子) *8000円のリターン葭本未織からのお礼メール、稽古風景の写真、『光の祭典』台本(冊子)、トートバック(A4サイズ) *10000円のリターン葭本未織からのお礼メール、稽古風景の写真、『光の祭典』台本(冊子)、葭本未織「光の祭典によせて」書き下ろし冊子引き続き、応援よろしくお願いいたします! もっと見る

  • 光の祭典、開幕中です。沢山のご反響、ありがとうございます。気が付いたら初日が幕あき、5日目を迎えました。27日まで駆け抜けます。あと3ステージ。少女都市「光の祭典」ぜひご覧ください。こまばアゴラ劇場にてお待ちしております!◇ご予約事前精算(振込)http://ticket.corich.jp/apply/100663/事前精算(クレジット)https://engeki.jp/pass/redirects/link/604当日精算https://www.quartet-online.net/ticket/hikari2019 ◇詳細http://girlsmetropolis.com/ もっと見る

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