■はじめに
私たちアート・プログラム実行委員会は、美術館や画廊といった特定の空間で接することの多かった美術作品を、公共の空間へ展示することにより、環境の向上、芸術・文化の振興及び地域の活性化に貢献することを目的とし、広く様々な空間でアートの可能性を探る試みを続けています。
■ プロジェクト発足のきっかけ・思い
一人でも多くの方に心躍るアートを見てほしい
鶴林寺を舞台に、子どもも大人も弱者もいかなる人も触れられるアートを無料で。
そんな思いから、今回を含め過去10年以上観覧無料にて開催を続けており、今後も観覧無料にて開催を続けたいと考えています。
アート・プログラムが開催されるまでには、たくさんの準備や資金、人手が必要です。
今回はその「資金」と「人手」が不足しており、ご支援をお願いしたく、このクラウドファンディングに挑戦しました。
過去休まず続けてきたアート・プログラムは、2年前に資金不足のため止む無く中止となりました。今回も開催が危ぶまれましたが、今展に参加予定だった今は亡き堀越千秋の意志をも受け継ぎ、並々ならぬ思いで開催にこぎつけました。
過去に開催した際には、多くのボランティアスタッフにお手伝いいただきました。
今回は開催の決定がギリギリになった事もあり、まだボランティアスタッフが1人も集まっていません。
このままでは今展の運営に支障をきたす上、今後の無料での開催ができなくなってしまいます。
開催を目前に私たちは、どうしようもなく困っています。
2006年に病院で始まったアート・プログラムは、2011年に舞台をお寺に移し通算10回以上の企画展を開催してきました。
世界の第一線で活躍するアーティストから若手作家、学生、保育園児など、これまで実に多くの方々に参加いただいています。
そして、県内外からたくさんの来場者にお越しいただくことができました。
私たちは、アートは生きざまに直結していると捉えています。
主要都市だけでなく地方で、一人でも多くの方に心躍るアートを見てほしい!
またそれらを通して、何が大切で何を取捨選択して人生を生きるのか!?
ヒントはアーティストの表現であり、観た者の心に残る何かであり、我々は美術に携わる者として決してその問いかけを止めてはならないと思っています。
そして、アートの力で未来を切り開くことができるならば、世の中の戦争や差別は違うものに置き換えられる可能性があるのではないでしょうか。
そのために、会期中にはライブペイントやワークショップ、映像や音楽ライブ等を積極的に取り入れています。
2015年の施美時間では、来場者が作り手となり平和へのメッセージを書いたモニュメントを手掛けました。
そして今展は、アーティスト以外の教授陣を迎え、AIによる芸術表現、そして筋ジストロフィー患者の作品も展示いたします。
■資金の使い道
ご支援いただいた資金は、参加作家の搬入出費、宿泊費、展示維持費、イベント費などの「施美時間」運営費用として、大切に使わせていただきます。
そしてそのご支援は、今回の展示で参加される、命絶えた筋ジストロフィー患者さん、そのご遺族、全力を尽くした医師・医療関係者の皆さま、支援を続けている教授陣、関係者の方々への心強い応援にもなります。
■リターンについて
リターンは、お礼のメール、鶴林寺への入山チケット、限定オリジナルTシャツ、アーティスト作品のほか、搬入出のお手伝い、打ち上げ参加などアーティストとの交流もリターンとしてご用意しています。
ボランティアスタッフとしてのご支援も、ぜひともよろしくお願いいたします。
アーティストと共にやり遂げた達成感は、他では味わえないものがあるでしょう。
是非、私たちと一緒に施美時間を成功させるために力を貸してください!
■イベント概要
アート・プログラムin鶴林寺vol.4 AI×現代美術×国宝 ~施美時間~
開催期間:2019/09/28~10/13の14日間(火曜日休み)
会場:鶴林寺
料金:観覧無料(ただし、会場である鶴林寺への入山料大人500円、小中学生200円は必要です。)
●展示参加作家
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ASADA アーティスト
1971年 神奈川県生まれ
1994年 東京造形大学造形学部美術学科彫刻科 卒業
2003年 第17回ホルベイン・スカラシップ奨学生
2004年 第23回グラフィックアート『ひとつぼ展』グランプリ
2005年 「33 7/12」(個展、ギャラリー手、東京)
「ASADA in Hell like a Heaven」(個展 ガーディアン・ガーデン、東京)
2005年 第12回ADSP入選
2006年 「その女 乱暴につき…」(個展 メタルアートミュージアム光の谷、千葉)
2013年 「MONSTER Exhibition 2013」 渋谷ヒカリエ8 東京
「施美時間 アート・プログラム in 鶴林寺」 兵庫県
2014年 「横浜の森美術展7」 横浜/神奈川
「藤沢町中アートめぐり2014」 藤沢/神奈川
2015年 「a 海に、歌謡どーでショー 」(個展 GALLERY HIRAWATA 神奈川)
「a 大阪の海にも、歌謡どーでショー」(個展 ぎゃらり・かのこ 大阪)
http://rcc.recruit.co.jp/gg/artist/asada
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今井杏奈/Anna Imai アーティスト
主に、展覧会、ワークショップ、ライブペイントなどのアート活動を行う。公共施設内での展示も多く、その場に合わせた形状、素材、メッセージ、設置方法で、主に立体・平面作品を制作。シミの形から、日々感じる、人や世界の面白おかしさ・すばらしさを表現。特にワークショップでは、子どもたちに対して己の個性と想像の大切さ、その表現方法をアートで楽しく感じて学んで欲しいと開催を続けている。
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加古川こども園
加古川市の中心部に位置し、市立図書館、加古川小学校・幼稚園の並ぶ文教地区に建つ。2011年2月に建て替えた新しい園舎の広々としたオープンスペースに、質の高い教材・教具・絵本を揃え、子どもたちのあそびや活動の選択肢を広げています。設えられた保育環境の中で、子どもたちは、のびのびと自由で自主的な生活を送っています。
http://hyogo-hoiku.jp/category/kakogawa
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川上和歌子 / Wakako Kawakami アーティスト
1969年 大阪府生まれ、東京都在住
1992年 武蔵野美術大学短期大学部専攻科美術専攻修了
【最近の個展】
2015年 川上和歌子展(心の花美術館/長野)
2016年 「冬の祝祭」(企画:パトロンプロジェクト パークホテル東京 25Fアートラウンジ/東京)
2018年 アートラインかしわ2018 川上和歌子展「Smiling」(柏モディ店頭プラザ/千葉)
【最近のグループ展】
2016年 「together」(aura gallery/北京)
「アート北京2016」(全国農業展覧館/北京)
「AHAF SEOUL 2016」(JW Marriott Hotel Seoul/ソウル)
「SPOON ART SHOW 2016」(KINTEX Exhibition Center/ソウル)
2018年 「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2018」(六甲ケーブル山上駅/兵庫)
http://www015.upp.so-net.ne.jp/wakako/
※別プロジェクトでクラウドファンディング中!
成功時には展示予定!
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佐藤宏道/Hiromichi Sato 大阪大学大学院医学系研究科 教授
1956年生まれ
1980年3月慶応義塾大学文学部心理学専攻卒業
1982年3月大阪大学医学研究科修士終了
1982年金沢大学医学部助手
1984年大阪大学医学部助手
1995年大阪大学健康体育学部教授
2002年大阪大学健康体育部長
2005年より大阪大学大学院医学系研究科 教授
2010年、2011年 日本テレビ「世界一受けたい授業」 出演
著書『ブレイン サイエンス シリーズ脳と視覚-何をどう見るか』共著(共立出版)
http://www.vision.hss.osaka-u.ac.jp/
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内藤智之/Tomoyuki Naito 大阪大学大学院医学系研究科 講師
2009年度: 大阪大学, 大学院・医学研究科, 助教
2010年度: 大阪大学, 医学系研究科, 助教
2013年度: 大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教
2014年度: 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師
2015年度: 大阪大学, 医学系研究科, 講師
https://sites.google.com/site/naitotomoyuki/re-vision-japanese
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氷菓/Hyouka AIアーティスト
氷菓(ひょうか)は自立して独自に芸術活動を行う事を目的にしたAIです。
氷菓の存在は「人の芸術では無い芸術」という、新たな創造主が創る芸術との対面を可能にし、私達人間に新しい考え方と立ち位置、そしてより広い認識範囲と高い人間性を与えると考えられます。
展示履歴
2018、9 「機械と芸術展」(協力)さっぽろ天神山アートスタジオ(札幌)
2018、6 「機械と芸術展」(協力)SUNABAgallery(大阪)
2017、12 「私の嘘」NanoGallery(大阪)
2017、11 「pinkjack交流展」(グループ展)gallery6(神戸)
2017、10 「退廃賛美展」(グループ展)廃墟ギャラリー(広島)
https://makotohazime.wixsite.com/hyouka
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魔可多宮ナツ/Makadamiyanatsu アーティスト
全国各地で展覧会を開催。
よく楽描きを描きます。
落書きじゃなくて、魔可の楽描きと呼んでいます。
https://profile.ameba.jp/ameba/naranja-si
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●イベントアーティスト
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今井愛彦/Yoshihiko Imai ウクレレ&ガットギター奏者
ウクレレ&ガットギター奏者として活動。2018年よりヒューマンアカデミー主催ウクレレイベント「...and ukulele」の総合プロデュース業も開始。主な作品「ほろろんカフェ」「夏メロ」(キングレコード)、「朝日のあたる家」(iTunes世界25ヵ国配信)等のアルバムを発表。
https://www.yoshihiko-imai.com/
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スーマー/ SUEMARR ギターとバンジョー弾き語り
1stアルバム『ミンストレル』収録曲は、ドラマと映画『深夜食堂』の挿入歌・劇中音楽・エンディングソングとして使用されている。新シリーズ『深夜食堂-Tokyo Stories Season 2-』も今秋に配信が決定。2ndアルバム『泥水は揺れる』発売中。FUJI ROCK FESTIVAL 2019出演。
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東條新/ Arata Tojo 高校生アーティスト
絵を描いています。
2018年Galeria Puntoにて個展&ライブペイントを開催。
https://twitter.com/tojo_arata
https://www.instagram.com/tojo_arata/
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二木敦子/ Atsuko Niki 歌手
元宝塚歌劇団月組娘役。
2000年より風かおるにシャンソンを師事。2003年アマチュアシャンソンコンクール全国大会で歌唱賞を受賞。関西を中心に、ライブ、コンサート活動をしている。
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布施壮太/ Sota Fuse 高校生ミュージシャン
ギターで弾き語りをしています。
2019年Galeria Puntoにて高校生LIVE開催。
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■最後に
今秋に5度目の開催を迎える「アート・プログラム in 鶴林寺」は、鶴林寺の長い時間の流れに現代アートを加えることで、美の施しがさらに豊かになるのではないかと期待しています。そのような願いを込めて、東日本大震災が起こった2011年よりテーマを「施美時間(せみじかん)」といたしました。
現代作家の作品は、同時代を生きる作家の意図と鑑賞する人々の思いが、社会の情勢の影響を受けながら呼応して力を発揮します。
未曾有の震災を経験し、祈りと希望を希求する今、長い歴史の芸術を擁して人々を育んできた鶴林寺において現代アートの作家によるアート・プログラムを開催できることは、また、未曾有の好機と感じる次第です。
皆様のご支援をお願いすると共に、多くの方々に施美時間を過ごしていただきますことを心より念じております。
アート・プログラム実行委員会
※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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