<はじめに・ご挨拶>
始めまして!
私たち「GNLF(Global Next Leaders Forum)」は、世界各国から一線の大学生と教授を集めた国際会議を中心とした複合的プロジェクトです。(団体のホームページ)
団体の目標は、この国際会議を通じた“次世代のグローバルリーダーの育成”です。
世界の中で闘い生き残ってゆくために不可欠な「グローバルな知見」「グローバルな経験」「グローバルな人脈」の3つを、各国を代表する研究者・経済人の講義と各国を代表する学生同士のディスカッションなどを通じて体得しようと考えています。
将来、グローバル企業や外務省、国際機関などで活躍したいという意欲を持った学生が企画、折衝から招聘までを全て行っています。
2010年に東京大学の学生を中心とした学生団体として設立され、年に1度、10ヶ国以上の国と地域から学生や教授を招き、国際会議を開催しています。現在は、来年2月に予定している国際会議(9回目)の成功を目標に活動しています。
<設立の趣旨>
社会のフラット化が進展するグローバリゼーションにおいて、文化や慣習、宗教などの「差異」は強みになる一方で、これまでになく人々の間に摩擦を引き起こしています。
差異を前提に、互いを理解し尊重する。それこそグローバル社会において最も重要な原則であり、また多様性を増す国内社会においても必要な姿勢ではないでしょうか。
また、冷戦の崩壊とグローバリゼーションの進展で、あらゆる国家が他国との関係を抜きに存在しえない時代が到来し、良好な外交関係を可能な限り多くの国との間に築く事の重要性は、いかなる国にとっても増しています。
私たちは、「国と国との関係も、人と人の関係から始まる」という信条のもと、多様性を増す国際社会において互いを理解し尊重する姿勢を持ち、自国を代表して諸外国と良好な関係を築く役割を果たす事の出来る人間こそ、これからの日本に、そして世界各国に必要なのではないか、そしてそのような人間こそ21世紀にふさわしい「グローバル・リーダー」なのではないかと考えるに至りました。
グローバル・リーダーは単にスキルを持った人間のことを指すのではありません。差異を前提に互いを理解し、尊重する態度や、急激な環境変化の中で柔軟に問題に対処する姿勢といった人格を含む、人間性そのものなのです。
ですからグローバル・リーダーを一朝一夕に形成することはできません。それは長期的な人間関係や人格形成・学習プロセスを通じて形成される人間性だからです。そこで私たちは、将来の世界を担う可能性と意思を持つ大学生が一堂に会する国際会議を「起点」として、数年~数10年の長きにわたりプログラムへ関与することを通じて一人ひとりがグローバル・リーダーへと自律的に成長できるような場を、そして彼らが人間的な絆を深めてゆくことのできるような場を創造することを決意しました。
私たちがそのような場の創造に取り組むに際して基軸としたのは、「1対1ではなく多国間のプロジェクトであること」「1会議で終わらない長期的なプロジェクトであること」「これまでにない国家間関係を積極的に構築するプロジェクトであること」という3つのコンセプトです。
プロジェクトを多国間で行う事は多様性を体感する上で不可欠であり、前述の通りその長期性も欠かす事ができません。加えて、これまでの外交的枠組みが徐々に通用しなくなる中で、従来は比較的疎遠だった、あるいは一方的であった国家間関係を、相互の理解と信頼に基づいた対等で双方的な関係に進化させる事の必要性から、新たな関係を積極的に構築する意義は大きいのではないかと考えました。
それでは日本人が、そして日本が、この国際的なプラットフォームを主導する意義とは何でしょうか。
我が国では国際的プレゼンスの低下が問題となり、日本の将来について悲観的な声が蔓延しています。日本人は「外交下手」とも「内向き」とも評されます。更に、東日本大震災で露呈したのは「世界に対して、必要な情報を正確に発信する力」「世界の言論と行動をリードし、よりよい国際社会を構築して行くリーダーシップ」の不足でした。各界において国を背負い国際的に活躍できるグローバル・リーダーの育成が、最も急務になっている国こそ日本だと言えるでしょう。そのような意味でこのプロジェクトを日本人自身が推し進める意義は大きいはずです。
しかしそれだけではありません。日本は世界に先駆けて第2次世界大戦後の高度経済成長を成し遂げた国であり、また世界に先駆けて金融危機や超高齢化を経験している「課題先進国」なのです。日本が直面してきた、そして直面している課題の多くはこれから世界が直面する課題です。そこで日本の知見や経験を大いに生かすべきではないでしょうか。そのような意味でこの「日本発のプラットフォーム」は日本にとっても、世界各国にとっても大きな意義があるものだといえるのです。
私たちはこの長期的な場において、各国を代表して参加する人々に対し「知見」「経験」「人的ネットワーク」を提供し、1人ひとりが自律的に成長できる環境の整備に尽力します。
そして世界各国で求められているグローバル・リーダー育成の一端を担い、将来的にリーダー達の水平な世界的ネットワークを築き、ひいては、多様な国々同士の良好な関係に結実することを目指します。
2010年7月1日
グローバル・ネクストリーダーズフォーラム
ファウンダー 森下祐介
(2013年1月1日 一部改訂)
↓以下の写真は、GNLF2020マネジメントチームで代表を務めている松本(東京大学理科一類2年)です。
<これまでの活動>
2019年2月に第8回の本会議を成功させました。(昨年度の企画書(日本語・English))
昨年度議題「Belonging to a minority」
期間:2019年2月18日~2月27日
議題概要:
セクシュアルマイノリティ、エスニックマイノリティ、障害者など様々な分野で不均等な関係を生じるマイノリティ対マジョリティという構図。近年マイノリティに対する差別に対する抑止力の不在が明らかになりつつある中、マイノリティ問題の背景の要因を分析した上で、マジョリティがマイノリティを受け入れマイノリティと共生するという事の可否という問題について多様な視点を生かして議論した。
昨年度の参加国:
ブルガリア・日本・キルギス・メキシコ・パキスタン・シンガポール・スロバキア・チュニジア・アメリカ・ペルー
参加者の声(一部抜粋、日本語訳):
・リーダーは、「違い」を受け入れ、多様性を大切にし、そして中立的に物事を考えるべきであるという事を学ぶ事が出来た。
・多様なディスカッショントピック、毎セッションでの様々なグループ編成によって、異なる価値観や意見を知る事が出来てとても良かった。
・参加者の多様性や、参加者が熱心にディスカッションに貢献しようとするところが良かった。
・ディスカッションの後の自由時間に、スタッフが親身にサポートしてくれたことは、とても素晴らしかった。
昨年度の後援体制:
特別後援 読売新聞社・The Japan News
後援 外務省
助成 平和中島財団・三菱UFJ国際財団・双日国際交流財団
協賛 三菱商事・スカラ・インターンシップガイド
寄付 東大駒場友の会
<今年度の活動>
2020年2月に第9回の本会議を予定しています。
今年度議題「Community」
期間:2019年2月23日~3月2日
議題概要:
GNLF2020“Community”は、“Part1家族”、“Part2地域社会”、“Part3国”の3つの部分から成り、多くの人にとって価値観形成の場そして居場所を与えるコミュニティに焦点を当てます。まず最初にコミュニティの最小単位である家族というミクロな視点、そしてその分析・考察をより拡張し地域社会や国というマクロな視点から社会的コミュニティについて考えます。
婚外子や同性婚などコミュニティの新しい形の良し悪し。企業では誰がどう人を動かしていくのか。理想の学校はどのようなものか。など個々の具体的なコミュニティに焦点を絞ってディスカッションなどを通して、より良いコミュニティとは何かをみんなで理解を深めていきます。
今後、様々なコミュニティに、そして最大のコミュニティである「世界」で活躍するグローバル・リーダーとしての志向やあり方などについて考えます。
参加国(予定):
ブルガリア・日本・キルギス・メキシコ・パキスタン・シンガポール・スロバキア・チュニジア・アメリカ+新規数か国
今年度の後援体制(2019年8月31日現在):
特別後援 読売新聞社・The Japan News
後援 未定
助成 平和中島財団・三菱UFJ国際財団
協賛 未定
寄付 未定
<資金の使い道>
団体及び2020年度会議の運営費用:会場使用料、参加者招致に関する費用、研究者や講師の招致費用、会議で使用する物品の購入費用など。
支援金はGNLFの「2020年度会議」の勘定で管理をし、会議運営費用が圧縮できた場合には、2021年度会議(予定)の運営費用に充当します。
<リターンについて>
3000円:お礼のメールをお送りします。
5000円:お礼のメール+報告書(PDF形式)をお送りします。
10000円:お礼のメール+報告書(PDF形式)+ビデオメッセージをお送りします。
30000円:お礼のメール+報告書(PDF形式)+GNLFマネジメントチームのパーカー(送料込み)をお送りします。
80000円(会場の都合により7名様限定):お礼のメール+報告書(PDF形式)+閉会式(※)への招待状
100000円(会場の都合により6名様限定):お礼のメール+報告書(PDF形式)+開会式(※)への招待状
(※:東京都内で実施予定。交通費等はご負担ください。有識者による基調講演や参加者によるスピーチなどを予定。使用施設の関係上、身分証の御提示を必須とさせて頂きます。詳細は、クラウドファンディング終了後、速やかにご連絡させて頂きます。)
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
<実施スケジュール>
10月15日:クラウドファンディング開始
12月1日:クラウドファンディング終了
12月上旬:お礼状のお届け+開会式及び閉会式招待者様へのご連絡
2月上旬:パーカーのお届け
2月23日~3月2日:GNLF2020会議期間
4月頃:報告書のお届け
<最後に>
我々は、一切の営利を目的とせず、真に世の中を良くする事に貢献したいという考えで活動しています。
このプロジェクトにご興味を持っていただけると幸いです。
ご支援、ご協力よろしくお願いします!
GNLF クラウドファンディング担当 阪口
<お問い合わせ先>
GNLF クラウドファンディング担当
E-mail:gnlf-hq(アットマーク)g-nextleaders.net
(HP)(Facebook)
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