なぜ、今、演劇か?
現在、日本の演劇が置かれている環境は恵まれているとは言えません。
映画やドラマ、Youtubeなどに、多くの観客を奪われつつある現状があります。
わたしたちと同じ世代の多くは、「生まれてから一度も演劇を観たことがない」と答えます。
しかし、本当にそれでいいのでしょうか。
バーチャルなメディアがこれほど多く、コミュニケーションの中心がネットに移行した現代だからこそ、
「目の前で繰り広げられること」表現できる演劇には、大きな価値があると思うのです。
そこで私たちは、
三鷹にあるSCOOLという小さな劇場を使って、俳優と観客が間近に迫るような演劇作品を作ります。
観客は、俳優の演技を数10cmの距離で楽しむことができます。
私たちは、これまで見たことのないような演劇作品を作りたいと考えています。
スマートフォンを使ったあたらしい演劇
「演劇は難しい」といろいろな人に言われます。
先日サッカーW 杯を観ていて思ったことです。
サッカーの知識はまったく持ち合わせていないのにもかかわらず、多くの国民がボールの行く末に熱狂します。
これは、解説者によって「この選手はどうだこうだ」と説明を受けることによって、背景知識が深まるからなのではないか、思われます。
芸術の分野では、博物館や絵画、歌舞伎でも音声ガイドという解説がついている時代です。
そう考えると、解説と演劇の相性は良いはず。
この作品では、観客は希望に応じて、スマートフォンで解説を見ることができます。
観劇後にまとめて見ることも可能です。
初めて演劇をご覧になる方でも、十分に楽しめるような作品作りを心がけます。
また、その場で集った観客たちが、SNSを介して感想をやりとりし合えるような場を作ります。
上演後にも、長時間劇場を解放することによって、観客と観客が、出会い・対話し・思考することのできるような機会を設けます。
劇場に観客が「集まる」ことによる喜びを、最大限に高めたいと考えています。
演劇にしかできない、「目の前で起こる」ライブ感を、みなさまに提供します。
ぺぺぺの会について
ぺぺぺの会は、千葉大学の演劇部を母体に立ち上げた、アートグループです。
だれでも参加できるコミュニティーの場としてのアートを目指しており、
稽古場は全日、どなたでも見に来ることができます。
(けいこ場への見学はこちらから申し込めます:https://forms.gle/PCfoJwoBp5WQMQym6)
現在は、千葉に住む学生が主なメンバーで、
将来的には、アートを通して、人と人が笑顔になれるような場を作っていきたいと考えています。
団体HP
https://pepepepepe.amebaownd.com/
https://twitter.com/pepepe_no_kai
【上演期間】
10/4(金)16:00(無料公開ゲネ)/20:00
10/5(土)12:00/20:00
10/6(日)16:00/20:00
10/7(月)12:00/16:00
10/11(土)16:00/20:00
10/12(日)12:00/20:00
10/13(月)12:00/16:00
場所:三鷹SCOOL
https://goo.gl/maps/ooY6tTh3HfPTLb29A
公演特設ページ
https://pepepepepe.amebaownd.com/posts/6860223
ぺぺぺの会:これまでの活動
ぺぺぺの会は、その独特な手法を用いて、演劇プロジェクトを成功させてきました。
2018年11月の旗揚げ公演「一人称^自分」は、
公演二週間前にチケットが完売し、その独特な公演コンセプトからYahoo!ニュースで取り上げられるなど、おかげさまで全ステージ満員御礼でした。
2019年3月には、マンションの一室を劇場にした演劇を敢行。
演劇の場所性・自由さを活かした演劇を作りました。
2019年7月には、学生演劇の最高峰、
シアターグリーン学生芸術祭に出場し、学生演劇としては異例の425名のお客様にご覧いただきました。
2019年8月には、上野恩賜公園で行なわれた「上野夏祭り復活プロジェクト」で、
演劇部門の代表として、中央の特設ステージで日英同時字幕付きの上演を果たしました。
現在は、東京芸術劇場での公演を目標に、演劇の鍛錬を重ねています。
資金の使い道
演劇を作るには、多くの時間と費用がかかます。
夏の公演では、400人以上の動員を果たしたにも関わらず、大きな赤字が出ました。
しかし、わたしたちは演劇をとおして、社会を精神的にも豊かにいきたいと思っています。
集めた資金は、舞台美術の作成代や、出演する俳優の公演期間中の宿泊費に充てさせていただきます。
若い芸術家・俳優たちが、作品作りを続けていくことができるように、大切に使わせていただきます。
リターンについて
すべて、劇場やウェブでの引き渡しとなります。
もし、ご不明な点やご質問がありましたら、
pepepeclub@gmail.comまで、お気軽にご連絡ください。
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最後に
わたしたちは、人生をかけて、日夜、作品作りに挑んでいます。
この社会を変えていく力があるのは、アートにほかならないと考えているからです。
どうか、わたしたちの公演を応援してくれませんか?
少しでも良い作品になるよう、わたしたちは、誠心誠意、真摯にアートと向き合います。
どうかご支援のほど、宜しくお願い致します。
(撮影:「夢の旧作」は松永幸香様、「一人称^自分」はコトデラシオン様)
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