はじめまして、トイアンナと申します。私は性暴力被害経験者の支援を行っており、今は『サバイバーズ・リソース』で性暴力を受けた方と周囲の方へWEBメディアを通じた情報提供を行っています。
みなさまのお力をお借りして性暴力を受けた方とその支援者を支える情報をより多くの人に届けるため、ライターさんを採用してメディアの運営力を強化するための資金を募りたいと考えています。
■ 性暴力とは、自分が望んでいない性的な言動を受けること
セクハラ・痴漢・盗撮・レイプといったものだけでなく、恋人から望んでないのに裸を撮影されることや、酔っぱらったときの過剰なボディタッチなど「受け手が不快に思ったら」性暴力に当てはまります。
■ 性犯罪を受けたひとの9割は、警察へ相談していません。
実は、性暴力にあった方のほとんどは警察へ相談していません。2014年度の調査では強かんと強制わいせつを合わせた件数は8,650件です。しかし法務総合研究所の調査によると、実際の性犯罪件数は65,037件にのぼり、被害にあった人のうち、13.3%しか警察へ相談できていません。
別の調査では、性暴力にあったことを誰かへ相談できたのはわずか31.6%とあります。10人のうち7人は、性暴力にあったことを誰にも言えずにいるのです。
また、性暴力にあった方の家族やパートナーが支えたいと思っていても「どうしたらいいか分からない」と悩みを抱えていることがあります。どうすれば傷つけずに支援できるか、周囲の人も情報を手さぐりで探しています。
■ 情報サイトで、変化は起こせる
しかし、情報を手に入れられれば一人で悩んでる方へも変化を起こせます。すでにサバイバーズ・リソースを始めとする情報サイトを知った方はこう語ります。
「今すぐ病院へ行けるとか、警察へ相談しようとは思わなかった。けど、いつでも相談できると思ったら安心できた」
「情報サイトを通じて知った支援団体のイベントへ参加しました。被害に遭ったことを責められるかと思っていましたが、責められずに話を聞いてくれる方がいてくださっただけでありがたくて、泣けました」
「支援団体や自助グループがあることを調べるまで想像すらできなかった。参加する勇気は出なくても、仲間がいると思えた。そのあと参加できたのも、あのとき情報サイトで知れたから」
「外出する勇気は無かったけれど、ホームページで紹介されている本を読んだ。本に『生きててくれてありがとう』と書いてあって、泣きました。あのとき検索してよかった」
性暴力の防止や被害後の支援に関する情報サイトがあれば、警察や病院、支援団体の情報を必要な方へ届けられます。また、今はご自宅から出られない方も勇気づけることができます。
■ サバイバーズ・リソースは性暴力防止や被害者支援情報を配信するサービスです
誰にも相談できない方へ、支援の手を届けたい。その思いから性暴力にあった方と周囲の方を支援する情報サイト『サバイバーズ・リソース』が生まれました。
サバイバーズ・リソースでは現在、このような活動を行っています。
・ 公的機関のイベント情報を集めて掲載
・ 全国の団体から自助グループ情報をご案内
・ 研究者や団体運営者向け助成金情報の掲載
・ 被害にあった方の役に立つ書籍の紹介
・ 性暴力被害への理解を深めるコラムを掲載
団体が発足して今年で3年目。有志スタッフも増え、安定して続けられる体制が整いました。実際に性暴力にあわれた方からも「役に立ちました。あの時はとても参考になりました」といったお礼の言葉もいただいています。
■ 公的機関へ行かないことで支援へのアクセスが減ります。
誰にも相談できない方にとっては、インターネットがほぼ唯一の情報源。もし公的機関に相談できるなら、そこからカウンセリングや自助グループへ繋がれます。しかし現状ではほとんどの人が誰にも相談できていないため、支援の手が届きにくくなっているのです。
■ 被害者支援に関する団体の情報は、全国で散り散りになっています
性暴力を経験された方を支援する団体は、全国に多数あります。
【性暴力にあった方を支援する団体の例】
・ 性暴力にあったときすぐ電話できるワンストップセンター
・ 似た経験をした人同士で集まる自助グループ
・ 精神科医や臨床心理士など専門家が参加するセラピー
・ 社会へ性暴力の抑止を呼び掛けるグループ
そして、支援団体の一部はウェブサイトを公開しています。しかし支援団体の情報は全国に散り散りになっているので、インターネットで検索してもなかなか望んでいるケアへたどり着けません。
団体によってはウェブサイトこそ存在するもののすでに活動停止していたり、解散していたりするところもあります。勇気を出して連絡したのにエラーメールが返ってきてしまった、電話が繋がらなかった……ということがあると、相談者は別の団体へ連絡する元気を失ってしまうかもしれません。
また、多くの関連団体は住所を非公開にしています。加害者からの嫌がらせや性暴力にあった方のプライバシーを守るためではありますが、これも近隣の団体を探すことの難しさにつながっています。
■ 私たちの力だけでは、まだ情報の届かない人たちがいます。
『サバイバーズ・リソース』ができたことで、こういった状況は少し改善しています。しかし私たち運営スタッフはわずか10人足らず。それも全員が自費の持ち出しで運営しています。更新はすべて手作業のため、カバーしきれない情報や地域も多くあります。現状では私たちの目標である「性暴力にあった方や支援者の全員へ情報を届け、傷つきを減らす」ビジョンは達成できません。
もっと多くの人に情報を届けたい。そのために私たちは、影響力があるライターさんへ依頼することで性暴力にあったけれどまだ相談できていない方、どうすればいいか分からない方へも認知度を高めていく必要があると考えています。
全国に少なくとも6万人いる傷つきを抱えた人たちへ、少しでも早く支援を届けたい。そのために、今回みなさまのお力をいただければ幸いです。
■ いただいた支援で行いたいこと
今回いただいたお金はすべて、性暴力被害を理解し、支援や防止に繋がる情報を執筆していただくライターさんへの謝礼や、よりアクセスしやすいページを作る資金となります。執筆・告知内容はすべて性暴力にあった方や、支援者のみなさまへ向けて行われます。支援していただく方法は2種類です。
・クラウドファンディングで謝礼の支援をしていただく
ご支援金額は3つからお選びいただけます。ご支援くださった方へ私たちよりサンクスメールをお送りいたします。5,000円以上を支援してくださった方へは、心ばかりのお礼の気持ちとしてギフトをお届けします。
<海外からのギフト>
シルバー・ゴールドスポンサー限定
ボトルキャップ:お酒を飲みかけで席を立つとき、薬物を注がれないようふたを閉める道具です。ビールなどのボトルへ装着してご利用いただけます。
ゴールドスポンサー限定
・ありがとうございます茶×1個:京都・宇治田原産の高級玉露のティーバッグ入りです。
※パッケージは変更になる可能性があります。
(1) ブロンズ・スポンサー:3,000円
・御礼のメール
・サイトへ支援者としてお名前を掲載(ペンネーム可)
(2)シルバー・スポンサー:5,000円
・御礼のメール
・サイトへ支援者としてお名前を掲載(ペンネーム可)
・キャップ3個
(3)ゴールド・スポンサー:10,000円
・御礼のメール
・サイトへお名前を記載(ペンネーム可)
・キャップ3個
・ありがとうございます茶×1個:京都・宇治田原産の高級玉露のティーバッグ入りです。
◇ ライターとして執筆していただく
もし性暴力についてもっと理解を深める活動へ参加していただける場合は、ライターとしてのご協力をお願いいたします。執筆に興味を持ってくださった方はお問合せフォームよりご連絡ください。
※ライターとしてのご参加は、すでにご執筆経験がある方のみ対象とさせていただきます。あらかじめご容赦ください。
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