2020/01/19 19:05
明けましておめでとうございます!

ご挨拶が遅くなりました!クリスマスから新年まで今年はイタリアの祝日はとても長く、やっと1月10日ぐらいから普通の生活ができるようになりました。

さて、去年の暮れから、色々な方は農家に訪れてくれました。クラファンとは関係なく、農業に興味がある方や、ちょうどイタリアに旅行中でSNSで知って連絡をくれた方など、本当に嬉しいと感じた日々でした!そして、オリーブオイルを作るだけなく、ツーリズムとも今後は掛け合わせていきたいと改めて思うようになりました。美味しく食べるだけじゃなくて、実際に作るところから知ってもらう。農家と消費者をもっと近づける大切さを直接肌で感じることができました。


1月15日から約2.5日間、リターンの一つである「プーリアご案内」と「農家見学ツアー」を行いました。応援いただいたのは、Aさん。北海道のとあるナポリピザ屋さんで働かれているとのことで、まさかの10歳年下!私も長いことレストラン経営やホテル経営で働いていたので、Aさんの思っていること、そしてイタリア料理への情熱など、とても懐かしく、そして嬉しく思いました。

15日のお昼にプーリアの州都バーリ市にて待ち合わせし、その日はバーリ見学を行いました。レストランは私がいつも行く、ローカルがオススメのトラットリアに、プーリア料理を食べにいきました。

その夜は、私の住んでいるアンドリア市に宿泊。

16日の朝は、農家見学を開始。まずは収穫の様子を見にいきました。

手摘み以外の方法で収穫を見ることはなかなかないということで、とても楽しんでいただけてよかったです!

収穫後は、オリーブオイル工場に行き、どんな搾油方法があるのか、伝統的なもの、そして最新の技術などもお話しし、最後に私たちのオリーブオイルがちょうど出てきていたので試飲もしました。

この後は、お家で彼も一緒にランチ。

ランチのメニューは、オレキエッテパスタ(プーリアの郷土パスタ)とチーマディラーぺ(菜の花)という伝統的なプーリア料理で、オリーブオイルをかけて食べます。そのほかにも、アンドリア市でしか食べることができないネギを使ったカルツォーネ、美味しいフォカッチャ、家で塩つけしたオリーブの実やセミドライトマト、プーリア産のムール貝を使った料理などを食べました!

オリーブオイルは、プーリア人にとって調味料ではなくて、メインの材料となる料理がたくさんあります。このオレキエッテと菜の花のパスタも、オリーブオイルがソースの役割になるため、オリーブオイルが美味しくないと味が台無しになってしまう料理の一つです。


この日は、ランチの後に、Aさんがすでにアポをとっていたオーガニックのワイナリー見学へ。

2時間以上ワインの試飲をしながら、次の目的地マテーラ へ(ドライバーの私はもちろん飲んでませんが笑)。

マテーラ はユネスコ世界遺産の洞窟住居の街で、実際にはプーリア州ではなくお隣バジリカータ州の街です。

でもプーリアの州境にあるため、街並みも料理もとてもプーリア内陸地と似ています。

マテーラ に着いた時はもう夜遅かったため、ホテルにチェックインしてそのままディナーに。

次の日は、丸っと1日マテーラ 散策をしました。洞窟の家を見に行ったり、洞窟教会に行ったり。ゆっくりとお話しして、食べる時間をたくさんとって、楽しいマテーラ見学になりました!

午後お昼ご飯を食べてからバーリに戻り解散。

でも、またいつか会える気がしてなりません!


私たちの農家では、私が仕事の合間に農家見学ツアーは随時行なっています。飛び込みじゃない限りいつでも来ていただいて大丈夫です!それは、やっぱり農家と消費者をもっと近づけたいという思いもありますが、何よりもワインをメインとする旅として成立するなら、オリーブオイルも旅として成立させたい、そんな思いがあります。

なので、クラファンとは関係なく、ぜひいつかプーリアに、農家にいらしてくださいね!