太田選手が負けた瞬間に自分がひたすら申し訳ないと思ったのは、皆さまからクラファンでお金を頂いてたから。
太田選手は、本当にこれ以上なく打ち合ってたし、これ以上の頑張り様はなかったと思います。
でもこの罪悪感は良く考えたらプロボクサーも一緒なんですよね。
毎回自分でお客さんにチケットを手売りして、試合を見に来て頂く訳ですから。
でもそうしないと現状では選手のファイトマネーは出ないんです。
どこかの組織から降って湧いて来るお金なんてありません。
毎回どの選手も同じ様に減量に苦しんでる最中にチケットの営業しながら、いっぱいスパーリングや出稽古して、それでも勝てないことがあります。
死ぬほど頑張っても結果がついて来なければ、やっぱりお客さんをガッカリさせてしまうから申し訳なくてたまらなくなる。
かつて私が経験していた音楽には勝敗がなかったから、お金に関してのこういうシビアさは初めて経験しました。
プロボクサーの厳しい現状をまた少しだけリアルに経験させて頂くことが出来ました。
そういう意味でも皆さまには感謝しかないです。
だから何度でも言わせてくださいね。
来させて下さって本当にありがとうございました!
また更に選手の気持ちに寄り添うことの出来るマネージャーに成長出来た気がします。
今日の夜には日本に帰ります。
太田選手も目は少し腫れてますが元気です。
皆様に全力の感謝を込めて!