皆様ご無沙汰しています、旧絵鞆小活用プロジェクトの三木です。
皆様のご支援のおかげで、2棟の円形校舎の体育館棟はまだ解体されておりません。
本件については現在開会中の議会でも取り上げていただき、事業計画次第で体育館棟を譲っていただく、つまり保存ができる可能性が高まってきました。
★12/6北海道新聞「旧絵鞆小体育館棟「売却は選択肢」 市長、1月に判断結果正式表明」
https://www.hokkaido-np.co.jp/sp/article/371834?rct=n_hokkaido
★12/6室蘭民報「旧絵鞆小体育館棟売却も選択肢―室蘭市、来月判断へ」
http://www.muromin.co.jp/murominn-web/back/2019/201912/191206.htm
体育館棟を譲渡していただけるかどうかの決定は1月になりそうです。
皆様には大変ご心配をおかけしておりますが、決まり次第あらためてご連絡差し上げますので、どうぞ引き続き応援のほどよろしくお願いします。
今後の事業計画で主に求められているのは「建物の安全性の確保」です。
クラウドファンディングなどの寄付を含めた資金調達では、体育館棟の「屋根が飛ばない、外壁が落ちない」という当面の安全性を確保することが精いっぱいです。
耐震改修については別途多額の費用が予想されることから、5年後を目標に改めて資金調達を行い実施したいと考えています。将来の耐震改修を行うまでは体育館棟に不特定多数の人をいれたり、体育館棟で事業を行ったりすることはできないと考えています。また、体育館棟で事業を行う場合は、建物の建築用途が学校であり、ほかの用途にするためには消防設備などにさらに費用が掛かることから、「学校」という用途に沿う形での事業をまず模索したいと思っています。
いろいろ制約がありますが、関係者が納得できる方策を探しながら事業を進めていきます。遅々として進まないようにも感じられるかと思いますが、どうぞご理解の上、見守っていただければ幸いです。
実際、私も議会議論については見守るしかない立場で、この活動報告も何をどう書いたらいいのか、大変悩みながら書いています…。話が分かりにくかったらすみません。
やはり議決した予算をストップするというのは大ごとなのだなぁと、いまさらですが関係各所には私たちの活動の未熟さをお詫び申し上げたいと思います。また、改めて市民の想いを受け止めて再議論していただいていることには心から感謝しています。
単に「残せ」と誰かに要求するのではなく、建物の利活用や情報発信を通して室蘭の未来を少しでも良いものにできるよう、一人一人が考え行動するきっかけであったといつか振り返れるように今後も活動していきたいと思います。
どうぞ引き続き、よろしくお願い申し上げます。
旧絵鞆小活用プロジェクト
代表 三木真由美