私たちが野球ボランティアを続ける理由はメンバーが野球経験者、そして野球が大好きということが大きな理由です。しかしそれだけでなく野球というスポーツを通して多くのかけがえのない経験ができ、学べることがたくさんあると信じているからです。
教育としての野球
明治時代にアメリカから日本に野球が伝わったとされます。当時野球は教育の一貫として行われていたため、礼儀、挨拶などを身につけるために野球を指導されていました。その日本の特色ある背景から分かるように現在も日本の野球は礼儀、挨拶が重んじられアメリカやその他の野球とは少し異なったスタイルを持っています。
そのため日本の野球環境でプレーしてきた私たちがフィリピンにも日本の野球の良さを伝え、スポーツマンシップであったり、社会に暮らす上で欠かせない礼儀や挨拶なども身につけてほしいと考えています。
チームワークを養う
野球は9人がプレーするスポーツです。でも実は9人だけで成り立つのではなく、試合に出ていないメンバーがサポートをしたり、応援をしたり、9人以外にもたくさんの人が集まって初めて成り立つものです。そのためチームとして協力することが非常に大事になってきます。
たとえ一人がずば抜けて上手くても試合に勝てないというのが野球です。全員が一致団結してようやく試合に勝てます。ともに汗を流し、ときには涙を流し、ときには言い合ったり、そういったチームメートと一緒にプレーすることでかけげのないすばしい経験が野球を通して出来ると信じています。
フィリピンの子供達の野球を通して多くのことを学べることを願っています。