はじめに
こんにちは!けんゆーこと上原賢祐です.
この度,大学院(博士後期課程・学術研究員)を辞めて農業に転身することを決意しました.
農業の魅力にとり憑かれて,大学院のキャリアを一蹴して一文無しになった27歳の青年です!
農業は辞めといた方がいい,失敗するから
応援してくれる人もいる中で,農業で飯を食っていくのは辞めといた方がいい,せっかく修士(大学院の前期課程)まで出てるのだったら,メーカーに入って就職した方がいい,なんてことも言われました.
また、そう思っている人も大勢いるかもしれません!分かってる,分かっているんですが,失敗するからとかではなく,成功したいからとかではなく,27歳になった自分がようやく心からやりたいと思ったことがこれだったのです!
不思議なものです.最先端のテクノロジーが好きで好きで仕方のなかった僕が心から農作物を育てたいと思うのは...
半年前の自分が知るとかなりびっくりした選択だと思います!
失敗してもいいのです.自分が選択した道に後悔だけはしたくないと思うのです!!
いきなりネガティブのお話をすみません!そんな27才の僕にちょっとでも興味を持ってくれた方,ぜひ3分ほどの文章に全ての思いや農業に転身することになった経緯を書いたので,是非是非,読んでみてください!!!!
沖縄に帰って農業!トロピカルフルーツを作りたいのだ!!!!!!
僕は,地元・沖縄に帰って南国のトロピカルフルーツ(熱帯果樹)を作っていきます!
かっこよく言うとトロピカルUターンなのです.
さて,沖縄のトロピカルフルーツといえば,何を思い浮かべますでしょうか!!?
実は,マンゴーだけではないのです!!
他にも魅力的なフルーツがたくさんあるのです!
アボカドやスターフルーツ,島バナナ,アテモヤ,レンブなど日本ではちょっと珍しく美味しいフルーツがたくさんあります!
マンゴー以外に知ってるフルーツはありましたでしょうか!?どれも希少価値が高くとても美味しいフルーツなのです.
こういったちょっと珍しいフルーツを中心に,継続的な生産をしていきたいのです!
(実際に,写真のフルーツは僕たちの畑で採れたものです.)
また,就農するにあたりまして,はじめの1年間は農業の基礎を身につけるため,トロピカルフルーツだけではなく,野菜作りも積極的に行っていきます.
沖縄の地の利を生かしたトロピカルフルーツや野菜の栽培を軌道に乗せるため,このプロジェクトを活用して,現地で生活し,農業に身を入れます.自分で作った食材は格別に美味しい,その感動をみなさんにお伝えできればと思います.
また,その過程でみなさんに農業の素敵さをはじめ,自分なりの自分でしかできない新しい価値創出をお届けできたらと思います!
父親の影響で果物・野菜を作る楽しさを知り日に日に農業の虜になっていく!
農業の虜になったのは,父の影響です.
建築士として働いている父親が10年程前から趣味で野菜作りを始めました.
幸運にも沖縄に土地があったので、その土地で細々と始めてました.当時高校生だった僕も野菜作りを手伝うようになり,そのおかげで次第に農業の楽しさや魅力を感じるようになりました.
ただ高校生の当時は受験勉強が忙しくなったこと,さらに山口大学に入り,沖縄県に頻繁に帰れなかったこと,大学での研究が面白かったことなどで農業から一時期遠ざかっておりました.
(大学では脳波の解析を行っていました.)
大学生活~大学院,一人暮らしをして身体を壊し分かったこと.
大学生になり念願の一人暮らしが始まるわけですが,学業や研究,アルバイトに忙しく,食への関心,自身の健康への関心がものすごく低い時期がありました.
野菜も果物も食べずに,インスタント食品や菓子パンの日々が続いていました.大学院のときはさらに運動もせず,ずっと机に向かう日々です.ひどい生活です.昼夜逆転で日々寝不足気味,学術的な知識は付きますが,健康とは真逆のライフスタイルです.
そんなとき,ついに身体を壊してしまいました.
肩が痙攣し一週間パソコンが打てなくなりました,そして酷い肩凝りと頭痛に悩む日々を過ごすことになります.通院状態が1ヶ月くらい続きました.
また目の奥の網膜にも穴があき,手術もしました.
どうにかしないといけない.と心で感じていてもどうして良いのか分からない.何から改善したら良いのか分からない.そんな日々を送ってました.体調を崩しやすくなった自分の身体が嫌でした.
大学院の2年間を修了し,さらに3年間の博士課程に進学.沖縄に頻繁に帰るようになる.
博士課程に入り,幸運にも毎月20万円のお給料がもらえる学術研究員(通称:学振)に選ばれました.少し金銭的な余裕ができ,またパソコン1つあればリモートで研究ができるということから,月に1回,沖縄の実家に帰省するということが出来ました.実家に帰った時に口にする食事は,もちろん父親が作った食材でほとんどできています.
そのおかげもあり,崩しやすかった体調は,徐々に回復していきます.
食の影響が大きかったことを今では確信しています.
そして,山口県の下宿先でも野菜を買うようになって,やっぱり食べるものが自分の体を作っていく!ということに大きく意識がいくようになりました.
毎月の沖縄帰省,父の作る野菜や果物が食卓に並ぶという小さなきっかけが積み重なり,食生活だけではなく,生活自体がここまで大きく動かされました.
父の作る野菜や果物の美味しさに触れ、楽しかった農業の記憶が蘇る。
とにかく毎月,沖縄の実家に帰って父親の野菜や果物を食べるのが楽しみになってました.
本当に美味しいのです.ほとんど無農薬で作られた野菜の安心感と,父親が作っていることを想像して食べる味わい深さが身にしみます.
しかし,農業に転身するのには物凄く勇気が要りました.
これまでずっと大学で研究をしていた自分が専業で野菜作りをやっていけるのか?
全てのキャリアを投げ捨てて,研究を捨てて農業に入って後悔はないのか?
心の奥底で農業をしたい自分と研究をしたい自分,どこか惰性で生きている自分との葛藤が半年間ありました.
2019年9月23日、アボカドで身体に電撃が落ちる。
9月23日,例月のごとく沖縄に一時帰宅をしました.つい先月のことです.
その際に父が作ったアボカドに驚きます.サイズがでかい!!自分の知ってる野球ボールサイズではない!!
そして,一口食べるとこれまた美味、、、森のバターとはよく言ったものです.
一口食べて電撃が身体を突き抜けました.いや,,,落雷でした.
普通,食べた後の感想としては,「美味い!」とかなんでしょうけど,僕の場合は「作り方を教えてくれ!!頼む!!!」でした.何も考えずに身体から自然と声が出ました.鳥肌たちまくりでした.
その日から,これまで築いたキャリアの崩壊が起こりました.記念すべき人生の一日です.
石橋を叩いて渡るほど,最高学歴まで学校に行ってましたが,そんな僕が一瞬で何の迷いもなく,これを自分で作りたい!!と感じてました.
進路変更はもう止められないのです.
自分の口に入れるものを自分の手で作りたい!そう思ってしまいました.
先ずは現場で農作業を!農地について!
農地に関しては,個人で管理できる(少しいっぱいいっぱいかな?という)ほどの広さがあります.すでにトロピカルフルーツの木をいくつか植えております.少量ですが,現在も収穫はできる状態です.
しかし,ほとんどが趣味でやっている父の力,自分の力は全くここに入っていません.
そのため,はじめの一年は,農作業をととことんやります.
骨の髄まで土を盛る勢いです.
野菜作りを中心に,フルーツの木も育てていきます.
最高のフルーツを作るため,農業の知を身をもって体得したいと思うのです.
そして,現在頭の中にある以下の課題について,1つ1つ向き合っていきたいと思います.
・どうやったら,美味しい野菜が作れるのか?
・どうやったら,美味しいフルーツができるのか?
・どうやったら,生活できるくらい売れるのか?
・どのような工夫により継続的な生産ができるのか?
・どうやったら魅力のある農の世界を拡散できるのか?
・どうやって食の大切さをリーチするのか?
(過去の僕みたいに食をおろそかにして,自分の身体に鞭を打っている人たちに対して)
基本的には,これら上であげた課題を解決することを行います.
また,農業人口の減少や,就農者の平均年齢が徐々に高くなっている中,自分にしかできない新たな価値を生み出せるような人材になりたいと強く思います!!
僕ができる新たな価値の創造について!基本が終わったその先の構想!!
この新たな価値の創造については,おそらく農業の基本が備わってからだと思いますが,僕の思いを少し書いておきます.
これまで僕は,6年近く大学で研究活動をやっていました.
研究内容は脳波という生体信号の解析をしていました.
非常に膨大のデータ処理を行い,そのデータに頼って人間の状態を観察することを得意としていました.
なので,データを分析することに関しては物凄く自信があります.
一方で,これまでの農業というものは,データに頼るものではなく,自然に適応し,生産者それぞれの経験値で果物や野菜を育てるという側面が事実としてあります.
そこで,僕ができるデータ分析という技術を農業のフィールドに活かして,これまでにないトロピカルフルーツや野菜の生産を行いたいと思います.
このようなサイエンスな部分も,農業の基本を習得しつつ,徐々に組み込んでその都度発信していきたいと思います!!
資金の使い道
資金の使い道は,農業を行う上で必要な初期費用や2~3ヶ月分の生活費,野菜・果物栽培費用に充てたいと思います.
●初期費(設備管理費,資材費)・・・5万円
●生活費(2~3ヶ月分の生活費,山口県から沖縄県までの引っ越し費用等)・・・25万円
●栽培費用(苗や種の買い付け,畑に必要な肥料,その他諸費用)・・・5万円
●商品発送費(栽培した果物・農作物を発送するために必要な費用)・・・10万円
●手数料・・・10万円
リターンについて
リターンは,支援費に合わせてご用意しています.
1.1000円:業務レポート
2.3000円:業務レポート+α
3.5000円:野菜の詰め合わせセット
4.10000円:トロピカルフルーツセット(2品程度)
5.20000円:トロピカルフルーツセット(多品目)+野菜セット
6.30000円:農業体験,お土産あり+α
果物や野菜ができたあと,順次発送を行う予定です.野菜は来年1〜2月より発送,トロピカルフルーツも収穫次第順次発送の予定です.全て手作業で丹精込めて行いますので,多少お時間をいただく可能性がございます.恐れ入りますが,楽しみにお待ちいただけると幸いです.
また,本プロジェクトはAll-in方式で実施します.目標金額に満たない場合も,計画を実行し,リターンをお届けします.
【10月27日】山口県から沖縄県へ帰宅!
大学院の関係や,山口県での住居の関係で10月26日までは,山口県にいますが,27日に沖縄県に移ります.そこから,農作業のスタートをおこいます.天候の良い日はずっと農作業です!
随時,ツイッター(@kenyu0501_)などのSNSを通じて情報発信を欠かさずにやっていきます!
最後に
農業を始めるための初期活動資金として是非応援していただけると嬉しいです!
その後は,自身の力で売り方を考えて自立した生活圏の確保に努めますが,はじめの部分だけ,皆さんのご支援が不可欠です!!
右も左も分からない小僧だからこそ,何も恐ることもなく,新たなところにつっぱしれると思っています.
どうか,皆さまのご支援・応援の方をよろしくお願いいたいます!!
ご支援者,応援してくださる方の期待は絶対に裏切りません!誠心誠意人生をかけます.
最新の活動報告
もっと見る【No.28】冬のフルーツ発送いたしました!
2021/01/08 07:00こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
【No.27】フルーツセットの返礼品順次発送できそうです!
2020/08/15 13:01こんにちは.皆さん,お久しぶりです.沖縄県糸満市でトロピカルフルーツを栽培しているけんゆーこと上原賢祐です!そろそろ,アボカドが収穫できるようになってきましたので,来週から返礼品の発送を行いたいと思います!先月中に肥大化が進み,現在は1つ400~700g程度のアボカドに成長しました.先週,収穫を行い,5日ほど追熟させた後,試食を行いました.こちらの品種は,「カビラムラサキ」と呼ばれる品種で,食べごろになると果皮が黒紫色になります.より美味しくお届けられるよう,木の上でギリギリまで寝かしたものをお届けします.到着後,翌日〜2日ほどでは食べられるようになると思います.もちろん,農薬を使用せず,化学肥料も使用しておりません.一つ一つ袋で保護,枝の誘引,虫除けの草刈りなどをしつこく行って,完全無農薬で仕上げました.今年は,7月中に大きな台風が来ることがなく(8月に一回きましたが,,,),落果もそこまでひどくはありませんでした.また,返礼品にはバナナも同時にお届けいたします.18日より各家庭に順次お届けいたします.なお,発送の箱は前回のお野菜・スターフルーツと同様の60cmの箱(2kg)のフルーツ盛り合わせになっております.(2・3万円のご支援の方へは,後日,2回目のフルーツセットをもう一度発送いたします.)では,お楽しみにお待ちいただけたらと思います!【初収穫】アボカド初収穫しました!落ちてた落果アボカドも食べてみました!https://youtu.be/c8w_49kkvI4 もっと見る
【No.26】ピンカートンという品種のアボカドについて紹介!
2020/05/08 07:30おはようございます!けんゆーです!今週の1週間はこんな活動をしました!・ミニトマトがかなり大きくなりました!以前,アイコやフルティカを失敗しているので,今回は失敗した経験を踏まえ,育てました!そこそこ立派に育ってますね!(動画:ミニトマトの脇芽を取りました!)・ピンカートンというアボカドについてピンカートンという品種のアボカドです.スーパーで売られているハスではないです.動画,現在のピンカートンの様子を撮りました!(動画:ピンカートンの様子!)・メルマガについて!メルマガも配信しております!初月(5月)は無料ですので,ぜひ,のぞいてみてください!今週は池も作っているのです!では! もっと見る
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