こんにちは.けんゆーです.7回目の活動報告を行いたいと思います.先日(2019.11.18)の沖縄は,午後から結構な雨が降りました.けんゆー観測史上,初の雨ですね.ありがたいです雨が降ると仕事が捗るということは,5回目の報告書に書きましたので,そちらをご覧くださいませ!(農業は,雨が降ると仕事が捗るのです.)さてさて,一昨日(2019.11.17)はマルシェと言われるものに出品させていただきました!最近,市民権を得たような気がする「マルシェ」という言葉は「市場」という意味です.もともとはフランス語ですね.マルシェの簡単なイメージは,フリーマーケットでしょうか.かつて「フリマ」と言われていた言葉が「マルシェ」になったような気もします.なんちゃらマルシェで果物や創作パンなどを買って食べた際には,「セボーン(美味しー)」や「トレビアーン(素晴らしー)」などと言っておいたら,よりそれっぽくなるのでオススメです.話がフランス語に引っ張られましたが,マルシェに出品した時に感じたことや,経験したことなどを活動報告とさせていただきます!Sango マルシェSangoさんが企画したこちらのマルシェに飛び入りで参加させてもらいました!実は,チラシを見たのがマルシェ前日16日の夜8時くらいで,全くもって自分を知らない方々でしたが,担当のソブエ・ユリさんに電話をして直談判,出店の許可をいただきました!出店の仕方も,フルーツの見せ方も全く分かりませんでしたが,勢いと熱意をかけ,状況を説明し,快諾をいただけました!ビギナーズラックなのです.徹夜でマルシェの出し方・商品の用意・準備などをドタバタで行い,根気で仕上げました!笑(前日は農作業を夕方6時までやっていたのでフラフラしてましたが,,,なんとか!!)研究論文を書いているときのあの締め切りに追われる日々のおかげで徹夜の底力が付いてます!笑あーでもない,こーでもないと,身内間で作戦を練りながら,ポップや会場での売り出し方を議論してはドン・キホーテに走りました.朝5時まで空いているのは助かります.笑ビギナーズラックですね.(使いたいだけ...)現場の様子など↑現場の写真です.日当たりがよくトレビアンな一日になりました!Sangoファームさんの畑の前でやるマルシェは最高でした.↑接客中はこれの10倍笑顔で頑張っていました!笑夜中作ったポップです.ちゃっかり,自分の宣伝もしております.マルシェで出品したメンバーさんたち!↑素敵な出会いをありがとうございました.↑東村にて森のパン工房 Sangoを運営されているまりえさん.スターフルーツ食べていただいて,ありがとうございます!↑フルーツを二つもお買い上げしていただき,母とかなり仲良くなっておりました!ありがとうございます.セボーンのようでした!農業をやると決めた当初から,生産と販売に同じくらい力を入れて活動をしていかないといけない!ということは常に頭にありました.つまり,作り方を工夫することと,売り方を考えることですね.お百姓さんは毎日夏休みみたいなものですが,作りっぱなしでは,夏休みの自由研究です.自分が作ったものを対価を払って人に買ってもらわなければいけません.そのため,作ると売るを同時進行で行う!そして,どちらも改善してより良いものを作り,より良い方法で売る!ということをしないとダメなのです.今回のマルシェでは,スターフルーツ1袋(1個か2個)で100円で販売しました.39袋,持ってきたものほとんどすべてが売れました.Sangoさんの集客のおかげさまです.そして,市場のおかげさまさまなのです.喜び楽しみを担保しつつ収益最大化の工夫が足りないし,自分はまだまだ認知度が低いのです.それでも売れたのは,スターフルーツの認知度が低いためです.物珍しいのはスターフルーツだけにしたいところです.また,始めから1つ100円という安売りに逃げて,精神的安定を図っていたのかもしれません.楽しいことも多くあって,つながりも増えたと感じましたが,まだまだ自分は甘いです.甘いのは作っているスターフルーツだけにしたいところです.つまり,「ブランディング力」の大事さを深く痛感しました.あまり反省ばかり書いていると,日が暮れる量になってしまうので,ここらでマルシェで感じた面白さを書いてみたいと思います.マルシェで感じたface to faceの面白さは,野生のメダカを見つけた感じ!対面販売での面白さ,つまりface to faceの面白さを実感しましたが,今日はそこで感じた面白さをおいらなりに言語化していきたいと思います.わーいわーい(言語化能力が乏しい).インターネットが発達して便利になってきた世の中でありますが,この便利さは,Electronic Commerce (EC),Live Commerce を通してより一層便利になっていきます.情報や物流コストも,日進月歩のテクノロジやあらゆる仕組みの最適化によって,かなり低コストになりました.そしてこの先,まだまだそうなります.今では私たちの頭の中の知識ですら共有財産なのです.このような現代社会における野菜やフルーツの売買というものの新しい価値創出というものは,一周回って face to face にあったりするのかなと感じました.そこではお金とモノの移動だけではなく,喜びや楽しみという感情の上で売買できる高濃度の思い出・経験,仕事をしているようで実は遊んでいるような不思議な感覚です.発達しすぎた便利なEC形式の売買や室内設計が最適化されたスーパーマーケットには無い「新しい」形式の売買です.実はこれは昔から「フリマ」としてあることなのですが,現代ではかなり珍しいのです.珍しいから新しいと感じ,そして価値を感じるからわざわざ足を運びたくなるのです.人間は新しいものが好きな生き物なのですね.新しいモノや出会い,新しい感覚がそこにはあると思うのです.これは例えると「野生のメダカ」を見つけたときみたいな感覚です.メダカは特に高価なものではないのですが,いま,そこでメダカを見つけたということに価値があったりするのです.心が動きます.子供だったら持って帰ります.別にこれはメダカでなくてもカブトムシでも良いのです.ふらっと広場で開催されているマルシェで買う葉野菜は新しい価値なのですね.それはスーパーで買うものと同じものかもしれないのですが,やっぱり何か違うのです.そしてついついマルシェで何か買ってしまうのは,子供がメダカを拾ってくる感覚と似ていると思いませんか?懐かしくも新しい価値ですね.まとめます.生産者と消費者が直接やりとりをするという機会は,もっと多くなっても良いと感じますが,それだとやっぱり上手く経済が回りません.というかここまで大きく発展した現代社会を支えることができないと感じます.多くの人の食が崩れます.慣行農法を取り入れているすべて農家さんが手売りで消費者に野菜を渡すなんてものすごく非効率だし,これは有機・自然農法を実践している方も同じです.しかしながら,生産者と消費者のface to faceに,「野生のメダカ的価値がある」と感じるのも確かです.この世の中,やり方はいくらでもあると思います.新しいフルーツや野菜作り・販売方法を考え,自分なりの行動に返していきます.1日1日を無駄にせず,今日も頑張りますです!ではー!また次回!(本当は多品目少量栽培について書いていきたかったのですが,また今度です!)
スターフルーツ の付いた活動報告
こんばんは.けんゆーです.皆さんはいかがお過ごしでしょうか.おいらは相変わらずセカセカしております.朝6時起きの日々,午前中7時から13時くらいまで農作業を,午後は引っ越しの準備などなどで1日がとても短い日々です.また,体全身が筋肉痛で,これを1年くらい継続するとかなり筋肉質になっているのではないかとウキウキでございます.圃場(ほじょう)に来て10日がたちました.沖縄に帰ってきて10日くらい経ちましたが,畝立てがかなり完成し,野菜も植え,かなり畑っぽくなってきました.どうでしょうか.ちなみに,10日前は以下のような感じでした.すでに懐かしいです.当時は,牛糞と枯れ草,コメヌカを混ぜ込んで土作りをしていた時ですね.枯れグサが管理機(手押し耕運機)に絡まって大変でした(笑)その後,畝立て→マルチ張り→苗植え まで取り敢えず一通り経験して,だいぶ始めよりは要領がよくなってきたかな?と感じています.植えたての「トマト」と「ズッキーニ」も生き生きしています.↑朝日を浴びるズッキーニです.歯の葉脈が,テキサス州ヒューストンのダウンタウンのようです.5年前に行ったヒューストンにあるNASAの光景が脳内にちらつきます.人類史上初,月に降り立った立宇宙飛行士のニールアームストロングは,月の土(レゴリス)を歩んだときに,「That's one small step for man, one giant leap for mankind. (人間にとっては小さな一歩だが,人類にとっては偉大な一歩だ)」と言ったのは有名だと思います.沖縄の土を踏むおいらの場合は,「ズッキーニにとっては小さな一歩だが,僕にとっては大きな飛躍だ」という感じでしょうか.「That's one small step for zucchini, one great giant leap for me.」日々感動が積み重なります.↑トマトもそれなりに元気です.毎日,水をあげながら,ちょっとずつ成長していく過程を楽しんでいるところなのです.フルーツの樹は悲鳴をあげているの!?さてさて,タイトルの「フルーツの樹は悲鳴をあげているの!?」について書きたいと思います.最近の自分自身の課題は,喋らない樹々,植物たちと,どうやって会話をするのか,ということを課題にしているのです.喋らない相手とコミュニケーションをするのは大変です.葉っぱや果実の様子を伺いつつ,彼らの要望を汲み取らなければいけません.実は,今年のスターフルーツの樹,かなり実が豊作なのです.あちらこちらから,まだまだ新芽が生えて来て,花が付き,果実をつけます.父親に相談するも,「枯らすのも実らすのもお前自身や!」ということで,完全に管理を任されています.小〜中くらいの果実がうんとなり,なかなか大きい実ができず,色々と悩んでいましたが,摘果(てきか)という方法をすることにしました.摘果とは,果実を間引くことです.栄養が実全体に分散されて,一つ一つの実が大きくなりきれていない状態ではないかと思いました.しかも実がなりすぎていて,樹には相当の負担がかかっているのでないかと思いました.樹は喋りませんから,何度尋ねても分からないわけです.辛いなら辛いと言っても良いんだぞ!という完全に責任放棄な言葉を樹に投げかけても無駄なのです.そして,自分の責任のもとの判断で,これから大きくなるであろう果実を摘むのは勇気が入ります.自分の判断は果たして正しいのか?間違ってはいないのか?樹は嫌がっていないのか.なんとか言ってくれると助かりますが,,,ごめんなーと言いながら実を切り落としています.何が正解か分かりませんが,いろんな情報を仕入れながら,試しています.誰を残して誰を落とすか,この選抜をしているときは,初めは心が痛みましたが,10個ほど摘果をすると,あとは気が狂ったように流れ作業です.散髪させてあげているというマインドチェンジで,樹を整えてました.鼻歌交じりです.かなり青いフルーツをたくさん落としました.これでもまだまだ,全体の1/30くらいなのです.青いフルーツどうしよう,,,という感じです.捨てるのは勿体無いので,持ち帰りました.なんとか加工までやりたいという感じなのです.一応,青い状態でも美味しいのです.酸味が強いですが,サラダとしていただけます.食物繊維が豊富なので,ダイエットに良いとかどうとか!今日もたくさんスライスしてサラダとして食べましたが,写真を撮るのを忘れました.今度シェアしたいと思います.あっ,話が逸れましたね.すみません.「フルーツの樹は悲鳴をあげているの!?」ということですが,正解は本当に分かりません.今年で力尽きないように試行錯誤の中ではありますが,管理をしていきます.来年も豊作であることを願って,,,いつか,フルーツ達と会話ができるように,毎日向き合って表情の観察をしていきます.スターフルーツの売上はどうなの!?そういえば,前回市場に出費したスターフルーツの売り上げについて報告しておきます.出品した17袋がなんと,15袋も売れました.試験的に1~2個300円で出していましたが,「へー売れるんだー!」という感じです.自分で価格設定をするのも中々勇気がいりますね.農家には鋼のメンタルが必要です.今度は,1個500円で出してみて,「へー売れないんだー!」をあえて経験してみるのも良いかな,とか思っていたりします.市場の実験ですね.実は,他の市場や直売所などに出向き調査を行なっていまして,今が旬のスターフルーツを探していたのですが,なかなか見つからなくて,本当に希少性が高いフルーツであることを再認識しました.インスグラムやツイッターなどを活用し,個人を含むブランディングをすべきだと強く感じました.ベキベキ!では,今日はこんなところで!おやすみなさいー!
みなさんこんにちは.けんゆーです!沖縄に帰ってきて,早速農作業を行なっています.野菜を育てる土作り現在は,野菜を育てるための土を作っています.僕たちの畑で作る野菜や果物は,農薬と化成肥料を一切使っていません.そのため,牛糞をメインとした有機堆肥を使って土作りをしています.具体的には,牛糞と枯れグサ,コメヌカを土に混ぜ込みます.コメヌカは,土の中で活躍する微生物の活性を助けます.手押しの耕運機を使って,耕しています.父と一緒に,野菜をどのように作るか,作戦を立てています!種から苗づくり畑の土作りと並行して,種から野菜の苗を作っています.アイコやイエローアイコ,千果(ちか)といったトマトの品種をいくつか,そしてズッキーニが芽を出しました.畑の畝(うね)を作ったら,植えようと思います!そのほかにも,人参や玉ねぎ,ジャガイモなどなど他にも多品目の野菜を一通り作っていきますので,その都度紹介していきます!!追記:スターフルーツやオクラ,うりずんの収穫スターフルーツまだまだ旬のスターフルーツを何回か収穫しました.スターフルーツは緑の状態から黄色,オレンジといろんな状態を楽しめます.スターフルーツが緑の時には,サラダとして楽しめますし,オレンジ色になると糖度がますのでそのまま食べることができます.ちょっと熟したスターフルーツをそのままかぶりつくのは幸せのひとときです.食物繊維も豊富に入っており,15時のおやつの代わりに良いかもです!来年のクラウドファンディングのリターンには,こちらのスターフルーツもお届けします!オクラとうりずん(四角豆)収穫しましたオクラとうりずんの収穫もしました.今年は,オクラの花が咲くのが例年よりもちょっと遅かったらしく,今の時期にかなりとれ出しているようです.無農薬なので,収穫時には毛虫がたくさんいますが,虫がつく安全な証拠なので嬉しく思うのです.クラウドファンディングで,立派な野菜を返せるように精一杯頑張ります!!読んでくれてありがとうございました!またこれからも随時,あげていきます!あっ,クラウドファンディングのリターンは,60cmの箱ではなく,80cmサイズにすることを検討しています!規模とサイズ感を調整して,皆さんに喜んでいただけるように工夫するので,それまで温かく見守っていただけると幸いです!では!