お久しぶりです。信州三木農園です。ご支援を頂いた皆様へ、順次お礼を発送させて頂いております。本当にありがとうございました。洪水被害、今年度のコロナ禍での需要減少や価格低下と、わたしたちに限らず、日本の多くの農業者の方々に厳しい状況は続いています。ご支援頂いたみなさまの産地でも、農産物、農業者のみなさんがきっと頑張っておられると思います。私たちも残ったりんごの木から、年末年始をお家でゆっくりすごされるみなさんに、信州からの味を少しでもお届けしたいと思い、残ったりんごでジュースを作りました。例年ご好評を頂いている「信州りんごの雫」というジュースです。りんごも種類がたくさんあり、サンフジ、シナノゴールドなど、酸味と甘味のバランスは食べ比べるとかなりはっきりしています。その年の実りをミックスして絞ったジュースは、まるでボジョレー・ヌーボーのように「今年は酸味が強めだな」や、「今年はかなり甘いな」というように楽しんでいただけると思っています。厳しい水の流れを乗り切った果樹の木々ですので、その生命力を感じていただけると思います。こんなときではありますが、お家で大切な方々とお楽しみください!信州三木農園産直サイトhttps://mikinouen.thebase.in/items/19712757
畑に堆積した泥の撤去作業を頑張っている風景を動画にしました。「泥も土だから放置したらいいのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし泥は密度が大変細かく、空気をほとんど通しません。畑一面に泥の層が堆積していると、その下の土まで空気が入らないので、果樹の根も呼吸ができなくなります。そのまま放置すると窒息で枯れてしまうのです。信州三木農園ではもっともひどい畑では50センチほどの泥が一面に堆積しています。重たく冷たい泥の撤去は人力では限界があり、どうしようか悩んでいます。
桃の樹をすべておこす作業が完了しました。チェーンブロックをつかって、少人数でも樹木を起こすことができます。クラウドファンディングもいよいよあと4日となりました。引き続きお願いをしていますが、日々、復旧作業をすすめていっています。
農園は複数の畑が離れたところに点在しています。今回お宮西の畑をピックアップして災害後から現在まで動画にしました。最後に全ての畑の進捗状況をまとめました。まだまだ手付かずの畑もあり、雪が降る前に出来るだけ進められればいいなと思います。気温が寒くなってきて、本来なら果樹を守るための藁巻きの作業を行う季節です。やることを整理しながら、着実に進めていこうと思います。
農園の復興に向けた、クラウドファンディングの取り組みを信濃毎日新聞さんが取材に来てくださいました。自ら行動を起こした事を記者さんにとても感心して頂き、そんなに意気込んでスタートしたものではありませんが、他の生産者さんの目に止まり、「あのうちでできるならうちもできるはず!」という気持ちになってくださる方が増えたらいいなと思います。クラウドファンディングは引き続き継続中です。よろしくお願いします。