こんばんは。今日は、皆さまに残念なお知らせをしなければなりません。
体験会付きのイングリッシュハンドベルコンサートを開催することを目標としてきたこのプロジェクトですが、無事に目標を達成できたにも関わらず、新型コロナウイルスの影響で、コンサート中止の決定をしなければならなくなりました。
この決定に辿り着くまで、私だけではなく、私を応援してくださる周りの方、そしてコンサートに出演するために練習を積んでくださっていた吉野恵蔵氏、リングアンサンブル・ラッキーチューンの皆さま。それぞれが、それぞれの持ち場で、何とかコンサートを開催できないか、知恵を絞り、努力を重ねてきてくださりました。
ハンドベルが他の楽器と違うのは、1つ1つの音がバラバラになっていて、演奏者は音を担当してみんなで力を合わせて演奏が成り立つ楽器であることは、プロジェクトを通じて皆さまにお伝えしてきたと思います。
そして、ハンドベルという楽器は、私のように個人で所有している人は、いないわけではないですが、実はとても珍しいケースであることも、今日は知って欲しいと思いました。
ハンドベルのほとんどは、学校で所有しているとか、チームで所有しているとか、チームの誰かが所有しているとか、楽器店で所有しているとか、。そういう形態が普通はあたりまえのもので、今回演奏を依頼したリングアンサンブル・ラッキーチューンも、主宰の吉野氏が所有のイングリッシュハンドベルを使用して、東京を拠点に関東各地、遠くは長野県から、メンバーが東京に集まって練習をしているのです。チームのメンバー1人1人が、それぞれ楽器を持っている、そういう楽器ではないのです。
ハンドベルの練習には、メンバーが集まることが必須です。ハンドベルのアンサンブル練習は、みんなで音を繋いでフレーズを作っていくために、チームワークが欠かせず、仲間と息を合わせて練習しなければならず、各自が自主練習をしてきていれば、パッと合わせられるというものではありません。
どちらかというと、チームで行うスポーツに似ています。1人で毎日、ドリブルを練習したからといって、仲間とのパスがうまくいくわけではない。仲間との練習が欠かせないものなのです。
今回の新型コロナウイルスは、人が集まることで感染するという、ハンドベルの練習には、最悪のウイルスでした。近隣から感染者の多い東京に集まることは、メンバーのほとんどの方が電車に乗らなければならない。でも、演奏者自身、そういった感染のリスクがある中であっても、出演を諦めず、対策をしながら練習に参加してくださっていました。
そんな中での、国や東京都などからの自粛の要請で、近隣から東京に移動することさえも、できなくなってしまいました。練習のために集まることができなくなってしまったのです。
私は、ここまで頑張ってくれた吉野氏とリングアンサンブル・ラッキーチューンの皆さまには、とても感謝しています。だからこそ、コンサートの舞台で演奏を、とも思いましたが、状況が悪くなる一方の中で、練習を継続していただくことにも心配と不安と迷いがあり。どうしていいか、分からず毎日悩んでいました。
このウイルスとの戦いが長期戦になると、首相が発言し、支援者からも心配の声が上がったことから、やっと自分の中で、これ以上続けてはいけない、と中止にする決心がつきました。
リターンにチケットを選ばれていた方、全員に状況をお知らせし、コンサート中止への合意が得られましたので、今日ここで中止のご報告をさせていただくことになりました。チケットのリターンの代わりとして、ハンドベルの演奏は映像でお楽しみいただくということで合意を得ておりますが、このような環境下、映像の詳細まではまだ決まっておりません。
とりあえず本日は、5月9日のハンドベルコンサートは中止ということを、早急にお伝えするべく、活動報告を出させていただきました。
皆さまに,楽しんで頂けるものをご用意できるように尽力いたしますので、楽しみに待っていてください。そして、世の中が安全になり、コンサートを安心して楽しめるようになりましたら、またお誘いいたしますので、イングリッシュハンドベルコンサートに、足をお運び頂けたらと思っております。
急なご連絡にも関わらず、みなさま丁寧なお返事をくださり、本当にありがとうございました。私を心配する優しいお言葉もたくさんいただき、本当にうれしかったです。
私は、元気です(#^^#)
最後まで頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m
藤田美千子