受験の地域格差について知っていますか?
大学受験は全員が同じテストを受け、全員が同じ基準で合否を決められる公平なシステムだと、そう思っていませんか?
確かに本来はそうなのですが、実際そうはなっていません。
例えば東大の各都道府県からの進学人数を調べてみると、1位の東京都が高三1000人あたり11人なのに対して、最下位の沖縄県では0.4人となっています。
つまり、一見公平に見える大学受験ですが、実は住んでいる地域によって有利な人と不利な人がいるのです。
これは何故でしょうか。
なぜ受験の地域格差が生じるのか
都道府県ごとの東大への合格率を見てみると、東京都や奈良県、兵庫県が上位にランクしていることがわかります。これらの地域に共通する特徴はなんでしょうか。
それは簡単で、有名な中高一貫の進学校がたくさんある地域なのです。
実際に私の周りにいる友達も半数以上がそのような高校を出て東大に来ています。
では、彼らは他の高校の生徒に比べて頭がいいのでしょうか。頭がいいから、多くの学生が東大に毎年合格しているのでしょうか。
実はそうではありません。彼らが受験に強い本当の理由は、”受験を戦う環境が完璧に整備されているから”なのです。
このような高校の生徒は通常の高校生よりもはるかに早く高校の全範囲の学習を終わらせ、志望大学に特化した問題演習を大量に解いてきているのです。
また周りにいる生徒もみんな当然のように東大を目指しているので、お互いに情報を交換しながら効率よく合格に進んでいく、そのような環境がすでに完成されているのです。
そんな進学校の生徒たちに地方の高校生が受験戦争で勝つことは現状ではかなり難しく、その結果としてこのような受験の格差が生じているのです。
地方の高校生にも私立進学校に負けない学習環境を
私立進学校の生徒たちには具体的に以下のようなアドバンテージがあります。
・カリキュラムの先取り(だいたい二年生までに高校の全範囲の学習を終えています)
・大量の演習(学校や塾で志望校に応じた問題演習を大量にこなしています)
・大学受験に慣れた教師からの指導(学校や塾がいつ何を勉強すればいいのかを全て管理してくれます)
・周りの生徒との切磋琢磨(周りに同じような生徒が多いため進捗を比較し自分の立ち位置を把握できます)
彼らが圧倒的に有利な環境にいることが改めてわかるでしょう。しかし裏を返せば、同じような環境さえ整えば、地方の高校生が難関大学や医学部、東京大学に合格できる可能性もぐんと高くなるはずです。
そしてその環境を整えるべく、私たちは活動を開始しました。塾講師の経験がある現役東大生が集まり、主に東大や難関大学、医学部を目指す地方の高校生に向けて学習指導とチュータリングを行っていく予定です。
塾のような集団授業は行わず、一人ひとりに合わせた学習ができるように選択式の映像授業とマンツーマンの個人授業を組み合わせた形となります。
これまでの活動とこれからの取り組み
私たちはそれぞれが東大受験専門塾T会の塾講師やT進の採点スタッフ、家庭教師として活動してきました。そしてその中で培った指導経験と、自身の受験経験をもとに、受験の格差の是正について徐々に取り組んでまいりました。
カリキュラムが進学校に比べて遅れている地方の高校生が高三でその遅れを取り戻して追いつくにはどうすればいいのか、ハイレベルな塾が少なく演習量が不足しがちな生徒にどう質の高い演習カリキュラムを提供できるのか、周りに同じ大学を目指す生徒が少なく情報不足な生徒にどう情報を届けるのか、などについて考えてきました。
その結果 ””映像授業x個人レッスン”” というカリキュラムにたどり着きました。
映像授業では指導経験をもとに、自分のレベルに合わせて始められ、全てを通せば大学受験に必要なスキルと学力が不足なく身につくようなものを作っています。
さらに個人レッスンでは各生徒の苦手分野への指導や学習カリキュラムの設計など、一人ひとりに合わせた指導を提供いたします。
映像授業と個人レッスンをそれぞれ単独で受講することも可能です。2つを合わせることで受験に向け隙のない学力を構築することができます。
実施スケジュール
2020年1月から開始をする予定です。科目は数学から順次開講していきます。
注)日程は変更になる可能性があります。
資金の使い道
CAMPFIRE様への掲載手数料を差し引き、残りを教材の作成や、生徒の指導にあたる教師への対価として使わせていただきます。
最後に
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。
どんな生徒でも、いつ何をどれくらい勉強すればいいのかがわかり、その上で質の高い演習を積んでいくことができれば、必ず志望校に合格することができます。
ですがそれを一人で実行するのは非常に難しいです。
私たちは一人でも多くの地方高校生が有名私立進学校の生徒に負けずに大学に合格できるよう、全力でサポートしていきたいと思っています。
ぜひ応援よろしくお願いいたします。
注)
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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