こんにちはケントです^^
今回は、日本ではまだまだ一般的ではない「エシカルファッション」についてのお話です。
エシカルファッションとは?
日本でも一般的になっているファストファッションとは異なる、いやむしろ真逆をいくエシカルファッション。
近年、英語圏や欧米では「エシカルファッション」はよく聞かれる言葉となりました。
実際にオーストラリア のお店でお客様とお話をする際には、「私たちはエシカルファッションブランドですよ〜」と伝えるだけで理解して頂けます。
また日本でも、環境やエコ・フェアトレード等に意識の高い人たちの間では浸透してきているキーワードであり、少しずつ知られてきていますが、まだまだ一般にはなじみの薄いエシカルファッション。
ケントが日本キーパーをしているビーキーパーパレードはオーストラリア発のエシカルファッションブランドです。
今回はブランドのことをより知ってもらうためにもエシカルファッションについて詳しくお話しをさせて頂きます^^
この記事はこんな人たちのために書いています。
- エシカルファッションって何?
- そもそも、エシカルの意味は何なの?
- 他のファッションブランドと何が違うの?
- 聞いたことないけれど、何かあやしい?
以上のことが思い当たる方はこの記事を読んでいただければ、エシカルファッションについて少し理解していただけると思います 。
エシカルファッションの定義とは?
エシカルファッションの推進団体「エシカルファッションフォーラム」(2004年設立100カ国以上、6000以上の団体・個人が加盟)ではエシカルファッションの基準を下記のように設定しています。
- ◇ファストファッション、安い使い捨て型のファッション消費に反する
- ◇生産において労働者の賃金、権利、労働環境を守っている
- ◇植物の持続可能性をサポートしている
- ◇有毒農薬や化学薬品の使用の問題に取り組んでいる
- ◇環境に優しい素材を開発、または使用している
- ◇水の使用量を最小限にしている
- ◇リサイクルやエネルギー問題、ゴミ問題に取り組んでいる
- ◇ファッションにおけるサステナビリティ(継続性)を作りだし、それを広めようとしている
- ◇新たな取り組みを人々に知らせ、解決策を広めようとしている
- ◇動物の権利を保護している
参照:https://sustainablejapan.jp/2015/07/16/ethical-fashion/17236
地球や社会環境、動植物に優しいファッション。それがエシカルファッションです。
例えば、似ている考え方にはエコファッションやフェアトレードファッションがあります。
あなたが「お値打ちにお洒落なアイテムを身につけている」ということを考えるだけではなく、製品を作っている人・作っている過程で影響が出る生き物たち・ブランドが存在し、製品を制作する際に出る、社会や人に対する影響を考えているファッション、それがエシカルファッションです。
目的やゴールはエシカルファッションブランドのブランドによって異なります。
多くの場合は定義のところで触れた、社会問題や環境問題に取り組み、その状況を改善させること・解決に向かわせることが目的です。
私たちビーキーパーパレードの場合もそれは同じです。
ビーキーパーパレードのこだわり
ビーキーパーパレードではたくさんのプロジェクトに取り組んでいますが、大きな特徴としては下記の3点があります。
- ◇子供たちの教育環境について考えています(カンボジアでの学校建設と運営)
- ◇地球の環境について考えています(無駄な過剰衣類の減少、動物性素材を使用しない製品)
- ◇誰がどのようにして製品を作るのかを考えています (カンボジアで雇用を生み、ハンドメイド生産)
例えばビーキーパーパレードでは、動物性素材を一切使用していません。
また生地は自社では発注せず、全ては他のメーカーさんなどが廃棄と決定してしまった新品同様の生地をアップサイクルもしくは、他の衣類ブランド・家具ブランド等から寄付をされた生地をアップサイクルしています。
売上の一部からカンボジアに学校を建設カンボジアの地方に住んでいる学校で学ぶ機会に恵まれていない子供たちのために英語を学べる機会を提供しています。
ファストファッションの真逆を行くエシカルファッション。
切れ端を集めて作るツギハギのカバンも、過剰衣類を出来るだけ生み出さないエシカルファッションならではのお洒落なデザインです。
近年、流行の移り変わりも早く、またファストファッションの普及により服がより安価で手に入るため、日本でも過剰衣類の増加が深刻となっています。
日本での衣類ゴミの排気量は*年間およそ100万トン。(*参照:中小企業基盤整備機構) 例えばこれを衣服の枚数で換算してみます、およそ1着300グラムとして、100万トン÷300 グラムで およそ33億着となります。日本国内だけで、でのお話です。
そして、そのほとんどはまだまだ着られるはずの衣類ばかりです。
生産をされて新品同様のまま捨てられてしまう衣類もあれば、衣服ブランドによって生産過程で生産過多となり、新品同様の生地のまま大人の事情で捨てられてしまう過剰衣類もあります。
私たちは過剰衣類を世の中から少しでも減らせるように努力をしています。
ツギハギで作られているカバンはその代表的な製品の1つです。一つのカバンを作る際にも、制作過程で切れ端がたくさん生まれます。そんな切れ端も捨ててしまえば衣類ゴミ。綺麗な生地を繋ぎ合わせて作った世界にひとつだけのカバンが私たちのお店では大人気のカバンとなっています。
日本だけではなく世界中で過剰衣類の増加が深刻な問題となっています。
品質の良い安価な衣類でおしゃれを楽しむことができるようになった便利な世の中がある一方で、地球や社会環境・動植物に負担がかかっていることが見えにくい社会になっているのかもしれません。
エシカルファッションは地球環境や動植物、社会環境を改善させるファッションです。
あなたがエシカルファッションでお洒落をすることが エコやフェアトレードに繋がり、世の中を良くします。
作り手の想いが込もったお洒落で可愛いカバンでオシャレをしてみませんか?^^
誰かがお洒落を楽しむために、他の誰かや別の生き物や環境が犠牲になる必要はありません。そこには次世代を生きる私たちの子供も含まれます。
世の中が成熟している、今の日本だからこそあなたが身に付けるものがどこから来ているのか?誰がどのように作っているのか?を考える時期が来ているのかもしれません。
最後となりますが、ファストファッションを否定している訳ではありません。大切なことは人が衣類をどう扱うのか?そこにどんな想いがあるのか?
増え続ける過剰衣類の影響で、将来の世代に良い地球環境を残せない事はさみしいと思います。
数回着用して捨ててしまうのか、継続して社会を維持していける方法でファッションを楽しむのか?選択肢は私たちにあります。
最後まで記事を読んで頂きありがとうございます、感想や想いを教えてくれると嬉しいです^^
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感謝を込めて
ケント