2020/02/03 12:51

(画像は、西正寺で年に2回開催されている 西正寺寄席 の様子です)

■挨拶と御礼
おはようございます。住職です。
クラウドファンディングも3日目になりました。また、新たなパトロンの方が支援をくださりました。ありがとうございます。こうやって支援をいただけると、ほっとする気持ちと、それ以上に「支援」の言葉通り、支えられている、勇気づけられるということをとても実感しています。

 このカリー寺基金、この構想にいたったのにはいくつものことがらがあるのです、そのなかの一つに、私自身が、過去に補助金を申請し、活用させていただいたという経験がある、ということが大きなものとしてあるように思っています。

■補助金の経験「あまチャレ」
  それは、私たちの住んでいる尼崎市が例年行っている、通称「あまチャレ」、あまがさきチャレンジまちづくり事業という補助金事業です。
■尼崎市 あまがさきチャレンジまちづくり事業(あまチャレ)
http://www.city.amagasaki.hyogo.jp/kurashi/siminsanka/130katudo_sien/1002478/130ama_challenge.html 

 西正寺では、2012年から、毎年2回・4月と8月に「西正寺寄席」という落語を中心とした寄席行事をおこなっています(※)。すでに8年を超え16回の開催を重ねました。この西正寺寄席の2年目~4年目までの3年間、上記の「あまチャレ」を申請し、毎年10万円の助成を使わせていただいてきました。

 スタートアップの数年間にこの助成金を頂けたことは金銭的にも助かりましたが、それ以上にこの事業を通じてつながり、知り合った方との交流がさまざまな展開をもたらしました。

 「あまチャレ」の応募には、書類を提出した後、事業について説明をするプレゼンテーションする機会、それから一年を終えて報告をする機会があるのですが、その場には、行政の方、審査をされる委員の方、おなじ助成を申し込んだ他の活動をしている団体の方たちがいます。

 その場で、私たち以外に地域でどんな方が、どのような活動をしているのかを知り、交流を始めるようなこともありました。お金だけでなく、応募や機会を共にすることから始まるつながりの面白さがありました。

 実際にそのつながりから、地域の子どもたちが、お寺を会場に夏に泊まり込みのイベントをしに来てくれる、という展開もありました。

(※画像は、プライバシーの関係から、ぼかしをいれています)

 お寺にとっても、子どもたちにとっても、大変楽しい思い出になりました。

■お金だけでなく、つながりも

 カリー寺基金も、地域にこの構想を投げかけることで、いろいろな思いやモチベーションを持っている人たちの活動のきっかけになることはもちろん、そういったつながりや関係性のきっかけにもなれればと願っています。

 この一緒に企画してくれているメンバー、これまでのカリー寺に関わってくれたみなさん、このカリー寺基金に応募してくれる人たち、そして地域の人や、このクラウドファンディングに支援をくださった皆さんとも、この企画をきっかけに、なんからのつながりや展開のきっかけになればと思っています。 

 

(※)西正寺寄席は、西正寺寄席実行委員会が主催し、西正寺と露の団姫事務所が共催という形で実施しています。ご協力いただいている露の団姫さんも、現在「道心寺プロジェクト」として、尼崎市内に寺院建築のプロジェクトを進捗中です。(https://ameblo.jp/ango-maruko/entry-12540938039.html