2020/02/11 11:14

 おはようございます。住職です。
 昨日2月10日は、京都・本願寺で行われていた、「過疎問題連絡懇談会」という会に参加してきました。これは「過疎地域の寺院の維持」あるいは教えの維持といった課題に対して、、各仏教教団が、宗派の枠を超えて情報共有や、共同して対応していこうという活動の一つです。
 住職は、以前に教団の研究所に勤務していたこともあって、お声をかけていただき、参加してきました。

会の様子は、当日にNHKの京都版のニュースとして報道されていました。
京都 NEWS WEB 過疎地域への僧侶派遣 課題協議
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 基調講演では、地域おこし協力隊や、集落支援員といった行政の取り組みについて触れられていましたが、そこで課題になっていたのが、住民の主体性ということ。「主体性」がいかに発揮されるか、どうすれば主体的な関わりがうまれてくるか、ということが、紹介されていました。

 各教団の取り組みでも、地域との連携や、主体的な活動・関わりに至るには、という問いがあったように思います。

 手前味噌な話ですが、カリー寺基金の面白さの一つは、「住民の主体性」がかなりの割合を占めている、ということではないかと思います。行政や公的な機関ではなく、地域の活動・セクターから、地域への応援・助成が起こる。こうやって、クラウドファンディングや協賛をお願いしていることも、この企画が主体的なかかわりをしてくださる人がどれだけいるかに、成否を賭けている、というところもあります。

 金銭的な応援もそうですが、これをつかっていっしょにやってやろう、と思ってくださる企画者・提案者もとっても大事な存在です。 応援いただけたらうれしいです。

 そして、それがもしかすると、他の地域のお寺や、そのほかのセクターの人たちの主体性を刺激して、アイデアを創発するキッカケになったら、うれしいなと思っています。(そこまでは、期待しすぎかもしれませんが)。

 ちょっとしたことのつながりが、いまこの企画になっています。そうした「ちょっとしたこと」にこのカリー寺基金もなれたらいいなと、思っています。