私は2度妊娠し、2人の子どもを出産しています。
名前は「慈光」と「教導」。これは法名でもあります。
世間的に私には子どもはいません。2人は私のお腹の中で心臓がとまってしまったのです。2人とも痛い陣痛を経験して出産し、抱っこもしました。その姿は小さな可愛い赤ちゃんそのものでした。火葬をし、骨もあります。
しかし…戸籍的には「存在しない」。私の中で一番辛かったのはこの子たちが存在していなかったものとして扱われ、自分自身も2人がいなかったものとして生活していかなければいけないことでした。
Instagramで私はこの経験を投稿しています。亡くなった子の存在が同じ境遇の人や経験したことがない人、医療関係者の理解や情報になればと思い続けてきました。
そして、ここでたくさんの天使ママにも繋がることができ、Angieの代表の1人であり、自助サポートグループ・エンジェライトを運営している航平ママのひろみさんにも出会いました。
昨年の夏、どうしても精神的に辛くなりエンジェライトに参加を希望しました。それも住んでいるところが遠かったので、飛行機を利用しての参加です!しかし、その距離をものともしないほど私の心は普段は平気なふりをしながら、実は押しつぶされそうに苦しく助けを求めていたのです。
理解してもらえる、仲間がいると思うだけでどれだけ私が救われたか…。
流産や死産は閉鎖的でタブー視され、天使ママには孤独がつきまとうものです。私は看護師として働いていましたが、流産死産した女性がこれほどまで辛いものだと考えていなかったと思います。
医療がどれだけ進んでも、今後も流産や死産はなくなるということはないと思います。Angieの活動が広まり、天使ママへの理解が広まってくれれば軽減される苦しみがあると思います。1人でも多くの天使ママの苦しみが軽減される世の中になることを祈っています。