ジャパン・アメリカンフットボール・コンバイン実行委員会は、2019年12月22日(日)、兵庫・神戸大学エレコムグラウンドにて「第1回アメリカンフットボール・コンバイン」を開催。全国から35名のトッププレーヤが集まり、激しい戦いの末、HULA BOWL出場の代表者3名が決定しました。
審査にはジャパン・アメリカンフットボール・コンバイン代表のケビンジャクソンをはじめ、「NFLに最も近い日本人」と呼ばれた、オービックシーガルズ所属の木下典明、海外でのアメフトを幾度となく経験したエレコム神戸ファイニーズのディフェンスコーディネーター高橋睦巳などが参加しました。
HULA BOWL代表権を獲得したのは・・・
見事コンバインの戦いを勝ち抜き、上位に輝いた3名は、川嶋 海人(中央大学3年)、ブレナン 翼 (早稲田大学4年)、小倉 豪 (日本大学4年)の3名で、見事1月26日にアメリカ・ハワイで開催されるフラボウルの出場権を獲得しました。
♦ 川嶋 海人 (中央大学3年)DB
川嶋本人も自信のあったアジリティーでは好成績を残し、フィジカル面で今回の選手の中で飛び抜けていました。
さらに、スキルテストにおいては、誰よりも数多くプレーを行う姿勢、最後の最後まで粘り強くプレーする姿勢が非常にすばらしく、体のサイズとしては、小柄で日本人サイズの選手ではありますが、フラボウルでたくさんのトッププレーヤーの中でも負けずにプレイできる選手であると期待して選出しました。
♦ ブレナン 翼 (早稲田大学4年)WR
フィジカル面で突き抜けたものがあるわけではなかったのですが、非常にプレースピードが速く、他選手よりも光るものがありました。また、メンタル面、そして語学力の部分においても、フラボウルに参加しても、しっかりと自分の実力を発揮できるのではないかというポテンシャルに期待して選出しました。
♦ 小倉 豪 (日本大学4年)WR
ブレナン同様、フィジカル面で突き抜けた結果を出したわけではありませんが、スキル練習では、他の選手と比べると非常に高いものを持っていました。
また、ベンチプレスでは良い成績を出し、非常にパワーのある選手でしたので、フラボウルでもしっかりと戦える選手であると期待し、選出しました。
今回の選考は、もちろんテストの数値やスキルテストがあっての審査ではありますが、フィジカル、メンタルの両面で潜在能力のある選手を選考しました。
世界で活躍するには、日本のように、能力が高いからと言ってチャンスが勝手に回って来る世界ではなく、自分で道を切り開くしかありません。
フラボウルはNFLへの道ではありますが、その先を自身で切り抜けられる力がないと通用しません。
そのため、メンタル面でも海外で戦える選手を選出しました。
代表のケビン・ジャクソンは、コンバイン最後に「練習期間が少ない中、みなさん非常にいいパフォーマンスを見せてくれました」とコンバイン参加者のパフォーマンスの高さと審査の難しさを語りました。