プラセンタとは
プラセンタについて、本日は医療の視点からお伝えいたします。
プラセンタ=胎盤のことです。
哺乳類の赤ちゃんが、受精卵から生まれてくるまで子宮の中で守られている時、すべての栄養は胎盤から臍帯(へその緒)を通じて送り込まれます。
人間で言えば、約10か月で受精卵から一人の人間に成長させてしまう優れものです。
受精卵は細胞分裂を繰り返し、臓器になる細胞や手・足・目・耳・口等、各々の役割へと成長していくのですが、それらが作られていくまで、胎児は内臓の働きが充分ではありません。
胎児が外界に出ていくための準備を、胎盤が一手に引き受けているイメージです。
胎盤の主な役割
胎盤の主な役割は、大きく分けて4つの機能があります。
1.栄養分を送る
胎児は、胎盤を通してお母さんの血液の栄養分を受け取ります。
2.酸素ボンベ
胎児もお腹の中で酸素を取り入れて炭酸ガスを排出しています。
胎盤を通して酸素を受け取り、いらなくなった炭酸ガスを母体の血液に返します。
母子の血液が混ざることはない素晴らしい仕組みとなっています。
3.なんでも出てくる万能工場
ホルモンを分泌したりたんぱく質を合成したり、あらゆる作業を同時にこなします。
異物を解毒する作業もします。
4.ボディーガード
胎児を守るため細菌の侵入を防いだり、母体から免疫を伝えたりします。
このおかげで、胎児はほとんど感染症にかかりません。また、生後6か月くらいまでは母体から受け継いだ免疫抗体があるため、病気にかかりにくいのです。
このような機能が、胎盤は万能臓器と言われるゆえんなのです。
プラセンタが医療で利用されている理由
このように、たくさんの機能を果たし、栄養たっぷりのプラセンタ。
人間以外の哺乳類は、ほぼ本能で出産後胎盤を食べると言います。
これは、はっきりと科学的な解明はされていませんが、母体の体力回復に役立つのではと言われています。
動物たちは本能でこれを知っているのではないでしょうか?
人間も、産院によっては、出産後、産婦の胎盤を料理に使用して食べられるよう冷凍保存してくれるところもあると聞きます。
滋養強壮に効果があり、自然治癒力を引き出し、新陳代謝を活発にしてくれることが実証されています。
今回のクラウドファンディングプロジェクトで、本文中の動画で代表高橋が話していますが、実は、プラセンタは、60年以上前から日本の医療現場で使われています。
歴史ある、医師が認めた治療方法、ということです。
昨今では、美容エキスとして、またエイジングケアとして、広く知られるようになり、女性向けのイメージが強いかと思います。
本来は医療現場で使用されている確かなものである、ということを知っていただきたいです。
医療現場でのプラセンタ薬理作用について
先にお話したように、プラセンタは胎児を成長させる万能臓器ですが、受精卵が成長していく過程で、たくさんの細胞分裂を繰り返し、各種臓器が作られるのを全て管理し、動かしているのです。
プラセンタには、全身の細胞を活性化する様々な成長因子が存在することも確認されています。これらの成長因子が、細胞分裂を促し活発にしてくれるのです。
なんと、たった1個の受精卵細胞から、60兆個もの細胞からなる胎児へと成長させるのです。
これらの機能を含む成長因子を取り入れることで、人の身体の中(細胞)を活性化させる、細胞分裂のスイッチをオンにする、ということです。
プラセンタの栄養成分が症状に働きかけてくれて改善する、というよりは、細胞を目覚めさせ、本来の健康な状態に戻ろうとする、自然治癒力を引き出してくれる、と考えられています。
プラセンタ治療は、症状に応じての対処療法ではなく、そのために開発された自然界に存在しないものでもなく、生命の神秘から生まれたものであり、細胞レベルで本来の力を取り戻すサポートをしてくれる、という事です。
下記のような作用が実証されています。
主に効果のあった症例
上記の図のような作用が働き、実際に効果が確認された症状・病状について、紹介いたします。
これらの結果には個人差がありますが、実際にこのような症例が多く学会で発表されています。
(※これらの紹介は、ご支援いただく皆様へのリターンとしてお届けする小冊子にも掲載されています。)
出典:
①小冊子〔プラセンタのお話〕
(著者:日本胎盤臨床研究会初代代表理事 吉田クリニック院長 吉田 健太郎 医師)
②小冊子〔プラセンタ療法〕
(著者:日本胎盤臨床医学会現代表理事 吉祥寺中医クリニック院長 長瀬 眞彦 医師)
プラセンタの成分
それでは、プラセンタは、どのような成分が含まれているのか、見てみましょう。
【アミノ酸】
ロイシン・リジン・バリン・スレオニン・イソロイシン・グリシン・アラニン・アルギニン
※アミノ酸とは、エネルギー産生栄養素のひとつ。たんぱく質を構成する有機化合物。食事に含まれる身体に必須な成分。
【活性ペプチド】
薬理活性の中心である活性ペプチドが多く確認されている。(※アミノ酸の重合をペプチドと言う。たんぱく質がアミノ酸まで分解される手前のもの。)
【たんぱく質】
アルブミン・グロブリンなど
【脂質・脂肪酸】
コレステロール・ホスファチジン酸・ホスファーチジールエタノールアミン・ラウリン酸・バルミチン酸など
【糖質】
グルコース・ガラクトース・ショ糖など
【ムコ多糖体】
ヒアルロン酸・コンドロイチン硫酸
【ビタミン】
ビタミンB1・B2・B6・B12・C・D・E・ナイアシンなど
【ミネラル】
カルシウム・ナトリウム・カリウム・リン・マグネシウム・亜鉛・鉄など
【核酸】
DNA・RNA及び代謝産物
【酵素】
アルカリホスファターゼ・酸性フォスファターゼ・ヒアルロニターゼ・アデノシン3リン酸など100種類近く確認されている。
人間に必要とされるほとんどの成分が入っています。
プラセンタ注射と本物のプラセンタサプリメントでは、成分自体の違いはありません。
プランエイジの新開発「プラスリム-10」には全部含まれています!!!
「プラスリム-10」については、また後日詳しく解説したいと思います。
プラセンタの安全性は?
万全な安全対策を講じています。
プラセンタ注射に使用されているのはヒトのプラセンタから抽出したエキスを原料とする生物製剤ですから、感染症等のリスクを懸念する声もあります。
予想されるリスクは回避せねばなりません。
国内の、病気を持たない健康な母体の満期出産の胎盤のみを使用しています。渡航歴もしっかりチェックします。
また、製造過程において、血液やホルモンはすべて除去され、栄養分だけが残ります。
豚や馬のプラセンタが使用されている内服剤やサプリメントでも、同様の安全対策がとられています。
以前は牛のプラセンタも使用されていましたが、狂牛病の感染の可能性が取り沙汰され、厚生労働省の通達により、2001年3月12日以降、牛のプラセンタを原料として含めてはいけないことになり、それ以降狂牛病感染の心配はありません。
また、60年以上、日本で多くの患者さんがプラセンタ療法を行っていますが、現在まで重大な副作用の報告は1件もございません。
強いて言えば、注射は皮下注射なので、その時に痛いとか直後良く揉まなかったため注射した箇所がちょっと腫れたということがあります。
製造会社は歴史と信頼のある企業
「プラスリム-10」を開発・製造してくださるのは、
プラセンタ療法を行ってきた医師たちの要望に応えて、注射に代わるサプリメント等を開発・製造してきた株式会社UTPですから、信頼できる質の良いもの、と感じていただけると思います。
吉田健太郎医師との出逢い
本文中でも語らせていただきましたが、このプロジェクトが始まったのは、プランエイジ代表高橋が、日本胎盤臨床研究会(現在の一般財団法人日本胎盤臨床医学会)を立ち上げた吉田健太郎医師と出逢い、プラセンタの魅力に感動し、多くの人にその良さと本物を知ってほしいとの想いからの13年の歩みの集大成です。
当初立ち上がった日本胎盤臨床研究会では、吉田健太郎医師を始め、医師たちはプラセンタ療法の普及と深化を目指し、正確な臨床データの蓄積を積み重ね、有効性をより明確にしていくことを目指しています。
そしてそれは、全国の医師が集まり一般財団法人日本胎盤臨床医学会となり、吉田健太郎医師が引退した後も引き継がれています。
私たちもまた、クリニック専用から一般へと広められるよう、皆様のお役に立てる良いものが完成するべく頑張っております。
ご支援くださる皆様とともに、創り上げていきたいと思います。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
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参考文献:
『プラセンタ本気で若返り日記』
現代書林(日本胎盤臨床研究会初代代表理事 吉田健太郎医師監修)
『プラセンタ医療の現場から』
現代書林(日本胎盤臨床研究会初代代表理事 吉田健太郎医師監修)
『医師たちが選んだプラセンタ療法』
現代書林(一般財団法人日本胎盤臨床医学会 理事長 長瀬 眞彦医師監修)