はじめに
日常の暮らしの中で、忙しさに気を取られていると見過ごしがちですが、いつも見てる当たり前だったはずの景色が
実はとてもスペシャルなものだった事に気づくことがあります。
僕は地元の世界遺産「中城城跡」を訪れた時に城壁の存在感に圧倒されて、こんな気持ち良いところでロックフェスができたらいいななんて漠然と想っていました。あの場所は僕のテンションをどんどん押し上げてくれるんです。
不思議なところですね。
小さい頃遠足で行ったっきりだったような場所。大人になって、この目で城跡を見れば見るほど、1400年代中頃の
人々の知恵と力に感心してしまいます。
忠義の人として知られる中城の護佐丸(ごさまる)もかつてはここで宴を繰り広げたのでしょうか。
勝連の阿摩和利との歴史ロマンもありますし、僕は中城城跡でどんなことが行われたかに想いを馳せるのが好きです。
そんなスペシャルな場所で去年から世界遺産ロックフェスGUSUKU ROCK FESを始めました。歴史的な場所で今度は僕らが足跡を刻みます。今の沖縄音楽シーンから鳴らされた歌や音がいろんなところへ飛んでいけるような、音楽を発信していけるお城。それが 「今」この時代で始まっています。
普段は見ることができない世界遺産での音楽フェスを通して 若い世代に地元の美しさ、地元のアーティストの魅力、
地元を誇りにして自分も何かしたいって想ってもらえるような刺激を次世代に与えることができたらいいなと想っています。
そんな事を続けて行くことで中城城跡という世界遺産の恩恵を受けながら、人々の心の中の目には見えない未来への希望
という「心の遺産」を残していけるのではないかと考えています。
若い人たちがクリエイティブな沖縄を創っていけるような、そんなきっかけをいっぱい引き出せるイベントになってくれたらと願っています。
そして、結果として日本全国や海外へと「世界遺産をアピールしていける地元に生きる者としての役割を果たす」ことを目標に続けていきたいと考えています。
あなたもこれから描かれる歴史の1ページにGUSUKU ROCKERSとして好きなように足跡を刻んでいきませんか?
それでは、2017年3月、世界遺産で逢いましょう。
出演ARTIST
GUSUKU ROCK FES実行委員長
GUSUKU ROCKS株式会社 代表取締役
シャオロン・トゥ・ザ・スカイ(G/VO)
當山貴史
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