私たち「みんなのしるし」は、岩手県大船渡市を拠点とし、東北の素晴らしい文化を世界に向けて発信していくための活動をしています。
主な活動としては、2014年より毎年開催されている「三陸国際芸術祭(サンフェス)」のプログラムディレクション。岩手の郷土芸能「剣舞(けんばい)」と東日本大震災の証言をコラージュした舞台作品「いのちてんでんこ」の制作などetc。ミュージカル 「いのちてんでんこ」はこの5年間で全国約40か所、50公演を行ってきました。
この度、新たに宮城県で郷土芸能「鹿踊(シシオドリ)」をモチーフに「世界に通用する、誇れるエンタテーメントを東北で作ろう!」という趣旨で、舞台作品を制作するにあたり、皆様の応援をお願いしたく、プロジェクトを立ち上げました。
どうぞよろしくお願いいたします。
ミュージカル「シシ」
このたび制作する作品のタイトルは、「シシ」。
この作品は旧仙台藩領内(現在の宮城県と岩手県の一部)にいまも残る「鹿踊(シシオドリ)」という郷土芸能とその成り立ちを題材にした、涙あり、笑いありの時代劇サバイバル・ミュージカルコメディです。
時は1612年、江戸時代が始まったばかりの仙台藩。
東北の地には、その前年「慶長の大津波」と呼ばれる巨大な津波が襲来しました。仙台藩の小さな漁村では、家も船も流され、人々は食べるものもなく、苦しい生活を送ることになります。食料といえばミミズやフナムシ。まさにサバイバル…(涙)。
そんな貧しい中でも、人々は逞しく精神的に豊かに生きていく知恵をつけていきます。
「津波で何もかも流された。だども、心まで流されたわけではねぇ」
津波を生き延び、芸能を生み出すことで、より結束の高まった村は、やがて大きな困難を乗り越えていく力を得ていきます。
劇都(げきと・演劇の町)仙台の俳優、スタッフ陣が集結し、2020年2月28日〜3月1日にかけて、仙台市内の「誰も知らない劇場」で上演されます。
東日本大震災と郷土芸能
このストーリーには、ヒントになった出来事がありました。
2011年3月に起こった東日本大震災のあと、決して住みよい場所とは言えない避難所の話を懐かしそうにする方々がいました。
停電が長引いていて、発電機を使った薄暗い灯の下で、子どもたちが地域の踊りを披露したそうです。
集落の風土や歴史が、芸能を通して子どもたちの体に染み込んでいました。
それ以上に、子どもたちが芸能をすることで集落の絆を深め、共同体の結束を強めていました。
郷土芸能とは、単なる歌や踊り以上のものとして、困難を生き抜く力を集落全体に与えていたのでした。
このミュージカルが伝えたいこと
「東北の生きる力を伝えたい」
東北にとって、芸能は生きる糧、どんな困難にも打ち勝つ力!祈りの象徴。
昔から繰り返し襲ってくる自然災害に人々は立ち向かい、その大変な時にこそ、歌い、踊ってきました。日本人が元来持っていた生き抜く力が、今も宿っています。
自然災害が繰り返される限り、人々が必要とする「生きる力」。それを舞台作品にして、多くの人に届けたい。そして未来の子供たちに伝えたい。
東北に古くからある文化芸能の魅力と力を再発見し、世界に誇れるエンタテーメント作品にしていきます!
「シシ」俳優・スタッフ紹介
サバイバルミュージカルと謳うだけあって、多彩な顔ぶれの俳優陣!
魅惑の黒色綺譚カナリア派から、芝原弘。
仙台名物、劇団短距離弾道ミサイルから本田椋。
ウクレレを持った魔法使い、渋谷裕子。
石巻演劇界の薬師丸ひろ子、大橋奈央。
野性の照明、松崎太郎。
歌って踊れる篠笛奏者、大部仁。
仙台随一のコメディ俳優、長谷野勇希。
福島から参戦の伊達男、佐藤隆太。
東北クラブシーンで最も有力視されているデブ、ラッパーJANS。
演出は、仙台と東京を股にかける丸福ボンバーズの横山真。
演出補に石巻の劇団「スイミーは まだ 旅の途中」を立ち上げた都甲マリ子。
美術、衣装を担当するのは東北の「歩く民芸」と謳われる、ボタルヤ。
宣材写真は石巻から、日本中の海と被災地を撮影する写真家、平井慶祐。
題字の書き下ろしは、石巻が誇るアウトサイダーアーティストの浅野敬志。
と、東北のクリエーターが大集結!
万葉集EDMあり!
伊達商人ヒップホップあり!
漁民ラテンロックあり!
の東北発エンターテイメント。絶賛稽古中です!
「シシ」テーマソング「サバイバルの唄」PV
世界中の人々に見ていただきたい
この作品は「作ったら終わり」というものではなく、繰り返し繰り返し上演することで、少しでも多くの方に観ていただきたい、と考えています。
地元の方はもちろんのこと、宮城を訪れる方々に地元の文化や、震災のことを知ってもらえる「東北の文化の窓口」のような作品にしていきたいと考えています。また「英語字幕席」も設けておりますので、外国の方々にも観て味わっていただけます。
そして、今回はお披露目の公演となりますが、1年後、2年後には仙台で常設的に上演。シシ・シアターなる仙台の定番の観光コンテンツとなるような演目にしていきたい!「笹かま、牛タン、シシ・シアター」とか「ずんだ、松島、シシ・シアター」とか…宮城を訪れる多くの人にいつでも観ていただける作品としていきたいと思っています。
このプロジェクトで実現したいこと
本作品、ミュージカル「シシ」は2020年2月28日〜3月1日の3日間、仙台市内の劇場で上演されます。
この公演は文化庁の「2019年度戦略的芸術文化推進事業」の採択事業として行われ、全体で300万円ほどの経費がかかる予定ですが、予算が大きく不足しています。
そこで、皆さんのお力でこの度の公演を成功させるために、ぜひこのプロジェクトを応援していただけないでしょうか。
東北の生きる力、地域の郷土芸能がつなぐコミュニティの力を、少しでも多くの方々に知っていただきたい。
今回の公演は、そんな私たちの夢のための第一歩となります。
応援、よろしくお願いします!
資金の使い道
頂いたご支援は
・劇場レンタル費(4日間、40万円)
・稽古場レンタル費(25日間、10万円)
・衣装制作費(出演者8人分10万円)
・美術制作費(大道具、スクリーンなど40万円)
などに使わせていただきます。
集まった金額からCAMPFIREの手数料を引いた金額を上記に充てる予定です。
リターンについて
リターンには
・ポストカード
・オリジナル手ぬぐい
・観劇チケット
・シングルCD、アルバムCD
・トートバック
・オリジナル権現様
・懇親会参加権
などをご用意しております。
・ポストカード
三陸の豊かな自然をバックに撮られた「シシ」のオリジナル写真をポストカードにします。
3枚1セットとしてお送りいたします。
・オリジナル手ぬぐい
美術・衣装を手がける仙台のクリエーター「ボタルヤ」さんのオリジナルイラストを使用したかわいい手ぬぐいです。
・観劇チケット
応援していただいた方には、ぜひ作品をご覧いただきたいです!3月1日の千秋楽の公演をご覧いただけます。
スケジュールの都合でご観劇いただけない場合にも、チケットのついていないリターンもご用意しております。
・シングルCD、アルバムCD
ミュージカルは全てオリジナル楽曲を使用しております。
「シシ」オリジナルの楽曲から、ポップでちょっとシュールな「サバイバルの歌」をシングルCDとして発売します。
・トートバック
ボタルヤさんのオリジナルイラストを使用した、トートバックです!
日々のお買い物やお出かけに、ご利用ください。
・オリジナル権現様
小さな、木彫りの権現様です。
鹿踊や獅子舞のおカシラを制作している「木ばくり工房」さんに1体ずつ彫っていただきます。
手のひらサイズのかわいらしい「権現様」を、おうちにぜひ迎え入れてあげてください!
・懇親会参加権
3月1日の千秋楽後に、ささやかな懇親会を開催する予定です。
出演者や制作陣と、作品の裏話などで盛り上がりましょう!
・あなたのお店のCM作ります
本作のクリエイターチームが、あなただけのオリジナルのCM動画を作成いたします。
個人、団体、法人問わず、全国どこでも、ご相談を受け付けます。
ちょっと変わった個性的なCMを作ってみませんか?
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本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見るミュージカル「シシ」、応援いただきましてありがとうございました
2020/03/05 21:05みんなのしるし によるミュージカル「シシ」は、令和元年度の活動を全て終了いたしました。コロナウイルス 感染症の流行に対する対応として、公演は中止となってしまいましたが、公演を予定していた日程で・関係者のみの公開稽古・完全映像化のための映像撮影を行いました。皆様からいただいたご支援は、作品の製作費として余すところなく活用させていただきます。来年度の活動は今の所未定ですが、上演に向けてめげずに努力してまいります。その際には、また皆様のお力添えをお願いすることもあるかもしれません。お引き続き応援どうぞよろしくお願いいたします。それでは皆様、今度こそ劇場でお会いしましょう!! もっと見る
公演の中止とプロジェクト続行のお知らせ!!
2020/02/29 09:19こんにちは!!みんなのしるし です。先日お知らせしましたように、ミュージカル「シシ」の公演は、新型コロナウイルス 感染症の拡大を防止する目的で、公演を中止することとなってしまいました。公演を楽しみにしてくださった皆様方、公演の制作費として立ち上げた本プロジェクトを応援してくださっていた皆様方におかれましては、大変申し訳ありませんでした。しかし、劇場入りして準備を進めたその日に中止が急遽決まったことから、私たちはその環境を生かして昨日と本日の昼、公演が予定されていた時間に「無料の公開稽古」すること、そのあとの時間を使って舞台の完全映像化を行うことを決定いたしました。新たな公演の予定は全くの未定ですが、来年度中に、何らかの形で必ず公演を行います!!公演がなくなったことで、本プロジェクト自体の取り下げ・支援者の皆様へのリターンも検討しましたが、いただいだ資金は必ず有効活用いたしますので、すでに支援をしてくださった方々には、ご理解いただきますよう、お願いいたします。それに際しまして、以下をリターンに加えます。(ただいま準備中です。少々お待ちください)・今回の舞台セットを使っての「シシ」の完全映像化DVD・次回の公演のチケット(上演時期は未定ですが、ご購入くださった皆様にはご連絡の上、招待券をお送りします)※リターン追加できませんでした!すみません。現行のまま進めます。本日はまさかのプロジェクト最終日ですが、どんなに苦しい状況にあっても、慶長の大津波を乗り越えた、江戸時代の三陸の人々のように、不屈の精神でこの状況を楽しんでまいります!最後までどうぞ応援のほど、よろしくお願いいたします!! もっと見る
20200228/新型コロナウィルス感染症の流行に係る公演の中止につきまして
2020/02/28 00:01平素みんなのしるしをお引き立ていただきまして、誠にありがとうございます。昨日みんなのしるしから新型コロナウィルスの対応として、公演続行のお知らせをさせていただきましたが、本日、新たに文化庁より「文化庁事業全体の中止」の打診があり、コロナウィルス感染症拡大防止のため明日からのミュージカル「シシ」の公演を中止させていただくことになりました。公演を楽しみにしてくださっていた皆様方、プロジェクトを応援してくださっていた皆様方におかれましては、大変申し訳ございません。また、直前のお知らせとなってしまいましたことをお詫び申し上げます。上演の中止に伴うクラウドファンディングの対応につきましては、ただいまCAMPFIRE事務局と協議中です。決定し次第ご連絡差し上げますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。世情が落ち着かないことと存じますが、皆様もどうかお身体に気をつけてお過ごしくださいませ。どうぞよろしくお願いいたします。みんなのしるし都甲 マリ子 もっと見る
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