私達は、山形大学理工学部MOTの学生と株式会社ヤマザワ社員の共同のグループです。
震災から1ヶ月後の4月6日石巻に炊き出しに出向きました。
現地の惨状や市中央部の商店街にもかかわらず、民間の炊き出しは最初という言葉を聞き、
不自由は残ってはいるものの隣県の山形での生活との違いに驚かされ長期戦の活動を心に誓ったものでした。
石巻の中央部でそうならば、離れた地区ではもっと厳しい環境下に置かれているのではと、郊外の小さな避難所を中心に活動の場を広げていきました。
5月に行った牡鹿半島内部の避難所では震災から2ヶ月も経っているのに、ここでも炊き出しのボランティアは初めてという言葉や温かいものを食べながらホッとしている姿に我々が普通の生活をしていて申し訳ないと心が痛みました。
帰る際の小さな子供が「もう帰るのか 帰らないで」と泣き叫ぶ姿は、今も脳裏を離れません。
秋頃より仮設住宅への入居も開始されると、状況は変わりはじめ、ある程度の衣・食・住が満たされたため、我々の活動も団地内のコミニケーション作りの協力が出来ればと、一方通行の炊き出し活動から双方向の活動へと変えてきました。
餅つき大会・仙台弁でのかるた大会・昭和歌謡・おはぎ作りなど一緒になって一つの事を共同でやる事のお手伝いをする事が、団地内の方々の会話も増えるのではと勝手に思っております。
今回のプロジェクトのテーマは、「お裾分け」昨年は楽しめなかった春の桜を、目と手と口で楽しんでもらう桜餅作りをしながら
団地内のコミニケーションを図り、他の仮設団地にも「お裾分け」し仮設団地同士の連携につなげる自治会のお役にたちたいプロジェクトです。
製造は、石巻市内から20km離れた山の中・桃生町城内仮設団地、
お裾分け先は、市内から35km離れた牡鹿半島の鮎川仮設団地。
この山と海との橋渡しの活動をしていきます。
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