初めまして！　赤石理人（あかいし　まさと）と申します。
ブログを書いたり、イベントを企画したり、たまに人前で喋ったりする障害を持った大学生です。

赤石理人
広島修道大学 商学部経営学科2年
『1999年生。2歳の時に難病「脊髄性筋萎縮症 Ⅱ型」の診断を受ける。9歳から「独立行政法人 国立病院機構 広島西医療センター」に入院。同じく併設している「広島県立広島西特別支援学校」に転校。16歳の時、幼いころから抱いていた働きたいという思いから大学進学を決意。18歳の時、「広島修道大学」に合格・進学。それと同時に退院し、地域で重度訪問介護を利用した一人暮らしを始める。現在は取材・講演活動を通し、精力的に自らの経験や考えを発信している。』

SNSが発達した今日では、どこにいても誰でも簡単に繋がることができます。それによって、実際にお会いしたことがない方ともコミュニケーションが可能になっており、僕も多くの方との繋がりを持つことができています。
しかし文字と会話では情報量が大きく異なります。表情、会話の間、熱意等々を会話では感じることができます。もっと多くの方と出会い、会話を通して様々な考えを知りたいとの思いでプロジェクトを立ち上げました。

そう思うきっかけとなったのは、昨年の5月に大阪で行われた「SMAサミット」というイベントに参加した時でした。
広島では重度の身体障害を持った大学生は少ないので、このイベントでも僕は珍しがられるとばかり思っていました。しかし、いざ会場を入ってみると、多くの方が大学や専門学校を卒業されていて、僕なんか珍しくも何ともありませんでした。
 広島では進学すらままならない現状があることに対し、大阪では進学よりも、その先の就職に課題設定がされていました。つまり一段階上のフェードに直面しているのです。

 これを目の当たりにし「重度身体障害者の大学生＝珍しい」と勘違いしていた僕は、もっと広く現状を知りたいと思うようになりました。

僕は「障害者を含む様々なダイバーシティが働くことのできる会社」を目標に現在大学で経営に関することを学んでいます。長期の入院生活の中で、似た障害を持つ方々が働く選択肢を得られていない現状を目の当たりにし、こうした思いが生まれました。

今回のクラウドファンディングは、県外に在住する障害を持った方にお会いするための資金を皆様にご協力頂きたく開設しました。会話を通して、お会いした方の地域での働くことに対する意識・現状、現在されている活動、今後の目標等について情報をお聞きし、今後の就職活動、さらには起業に向けて広い視野を得たいと思います。

まずは僕自身が現状を知り様々な方の考えを聞くことで、新たな働き方・人生観を見つけるきっかけになると考えています。将来一人ひとりに適した働き方を提案する企業を立ち上げ、誰もが働く選択ができる社会を実現させる第一歩が今回のプロジェクトです。

頂いた資金は交通費、宿泊費（いずれも介助者込み）、イベント開催費、その他等プロジェクトに関する費用に充てさせて頂きます。

目標金額を超えた場合も同様に活用させて頂きます。

＜イベント情報＞
現在訪問が確定している京都で講演会を開催します。内容は以下の通りです。

重度身体障害者の進路は、まだまだ限られた範囲でしかないというのが現実です。その中で、広島・奈良県の大学を経験した2名が、大学生活や重度訪問介護を利用した一人暮らしを赤裸々に語ります！

タイトル：『重度身体障害者の大学生活とは ～自分が思い描く未来へ～』
講演者：赤石理人（広島修道大学 商学部経営学科 2年）
　　　　大藪光俊（天理大学 外国語学科英米語専攻卒）
日程：2020年3月24日（火） 13:45～16:30
場所：「ひと・まち交流館 京都」京都府京都市下京区上ノ口上る 梅湊町83-1 第4会議室
定員：80人
参加費：無料
問い合わせ：Email masato19991106@gmail.com

その他、今後の模様は活動報告にてお知らせしますので、そちらもチェックしてみてください。

文字のやり取りではなく、実際にあってその人のことを知りたい。そして僕のことも知ってもらいたい。
全ては「誰もが働く選択を取れる社会」の実現のために。

こんな思いで挑むプロジェクトです。

共感してくださる方の、たくさんのご支援をお待ちしています。

※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。