2020/03/21 01:14

今日も支援をしてくださり、ありがとうございました。
3万円のコースで用意していた「協力隊のセカンドキャリア支援」。
協力隊経験者ではなく、地元想いの熱い方からいれていただきました。
私が学んだことなどは全て還元したいと思います。ありがとうございます。

コロナの影響が本格的に出る前に、
東京にある「オーガニックコットン アバンティ」の本社に行ってきました。

アバンティHP

アバンティさんは私が大学時代に環境問題に興味を持ち始めたころに知った会社。
何かの雑誌で取り上げられているのを見て、まだ日本では「オーガニック」という言葉さえ珍しかった時代から有機栽培綿花の輸入販売、製糸、生地、製品に至るまでを一貫して手がけ、さらには自らオーガニックコットンの生産も手掛けながらサスティナブルなモノづくりをしている姿や被服に関わる事業で生まれる環境負荷の大きさなどを知り、「こんなすごい会社があるんだなー」と思ったのを今でも覚えています。

そんな憧れのアバンティの渡邊智惠子代表と「みんなの夢アワード」でご縁をいただき、
今回の訪問につながりました。

(里山まるごとホテルの夢を語り、実現に向けて大きなステップになったみんなの夢アワード)

今回の中右衛門(なかよも)では、お客様の直接肌に触れる生地、お布団のシーツや毛布、カバーにタオル、そしてカーテンなどなどを全てアバンティのオリジナルブランド「PRISTINE(プリスティン)」 でそろえたいと思っています。


オーガニックコットンの生地は、原料である綿の生産の過程で農薬や化学肥料を使わないこと、そして生地にする際も、定着剤、柔軟剤、防縮剤などの化学薬剤を極力使わず、化学染料はもちろん天然染料さえ使っていないため、環境負荷が低い生地となっています。
(タオルの色は茶綿など綿本来の色を組み合わせて出しています。)

そして何より「気持ちがいい」。
肌に触れた瞬間の心地よさ、温かみ、ホッとする感触。
いろいろなサンプルの生地を触らせてもらいましたが、
語彙力が全くなくただただ「気持ちがいいですね」を連発していました笑

お客さんにホッとする時間を過ごしてほしい。
お布団に入ったその時にこの感触で幸せな眠りについてほしい。

また、他にも大きく2つの利点があります。

(渡邉代表と)

その1つは「自分たちで洗濯できること」。真っ白でパリッと糊の利いた白いシーツ。
嫌いではないですが、中右衛門のイメージとは合わないと思ったところから原点に立ち返り、里山に、環境に、お客様に優しい宿のリネンの在り方を考えるようになりました。

オーガニックコットンは自分達でも洗濯がしやすい。

そしてそれはクリーニング屋さん(決して悪く言うわけではないですが)にお願いするよりも環境負荷の低い洗剤を使うことができ、地域の方の手仕事の1つにもすることができます。


もう1つは「イニシャルコストは高いけど長く使える」
カーテンを見ていると渡邉代表がおもむろに水をとりだし、カーテンにかける。


水は吸い込まれず、水滴となってカーテンの上に佇みます。
綿が本来持っている天然の油分がウォータープルーフとなって水をはじく。
つまりは汚れもはじき、長く安心して使える(通常のコットン製品ではその油分をなくして染色などをし、そこから防水加工などをするとのこと)。

安いものを買って消費するのではなく、
いいものを買って長く使う。
そんなホテルを目指していきたいなと思っています。

そしてそれを実現するために今回クラウドファンディングに挑戦しています。
支援額が250万円まで行けば、お布団のシーツや毛布、カバーにタオル、そしてカーテンを購入することができます。
330万円までいけばさらに掛布団の購入や必要な備品をより良いものにすることができます。

残り10日余りですが、目標達成に向け応援をよろしくお願いします。
(山本亮)