はじめに・ご挨拶
熱くて冷たいスイーツ「マフィルンソフト」
この名前と存在を知っているのはごくわずかの方だけです。
私は昨年9月までこの商品を販売していた唯一の店舗で店長を6年間務めさせていただきました。
簡単に説明すると、揚げたイングリッシュマフィンを割って中にバニラソフトを絞り
お好みのデザートソースとパウダーをトッピングしたスイーツです。
累計販売数45,000個 一つ330円で当時は販売されておりました。
現在はこの商品はもう存在しません。
昨年9月の店舗閉鎖と共に商品も消滅し、この商品の製法を知っている者は私一人となりました。
商品が作られた背景とその後
マフィルンソフトは平成24年11月23日 長野県伊那市にあるショッピングセンターの小さなフードコート
で生まれました。
その当時世間では「ハイブリットスイーツ」と呼ばれる異種のものを組み合わせた新しいタイプのスイーツが席巻しておりました。クロワッサンとドーナツ「クロナッツ」メロンパンたい焼き コロネパンにソフトをまいた「アイスコルネット」など皆様も記憶に残っているでしょう。現在も販売されている人気の分野です。
当時私は「このお店の設備を使って何か新しい商品が出来ないものか?」と日々考えており、ソフトクリームフリーザー、フライヤー等を使ったハイブリットスイーツの開発に取り掛かっておりました。
私が務めていたお店の売りは「濃厚なソフトクリーム」です。
乳脂肪分が高く、それなのにさっぱり食べられると評判で一日に200本(フードコートですので麺類や丼ものがメインの店です)を販売することもしばしばありました。 そのソフトを使った新しいタイプの商品 これを目標に開発は始まりました。
平成24年6月転機が訪れます。
たまたま立ち寄った某ハンバーガーショップで注文した商品を見て「こんな感じで手にもって食べることが出来たら気軽に食べてもらえるよな。。。」と
そこでコンセプトが生まれます 「パンにソフトを挟んでみたらどうだろうか?」
「それもただパンに挟むのではなく揚げてみたらどうだろう?」
「テイストは3種類くらい準備しよう」
そこから開発は進みました。 食パンからコッペパン ブリオッシュやロールパンなど数種類のパンを自費で購入し数百のパターンを試食しました。
そこでもハンバーガーショップでの思い付きが私を救います
「イングリッシュマフィンはどうだろう?あれなら手に持っても違和感はないし他にはない」
それから半年 ようやく「マフィルンソフト」は完成し販売となりました。
販売当初は物珍しさから若い女性や高校生の目に留まり、また手に持つと熱々なのに、食べると冷たいその不思議な感覚が受け入れられビジュアル的にも新しかったためInstagramやTwitterに写真が掲載されるなど順風満帆のスタートを切りました。
一昨年には店舗近くの自動車学校へ合宿で免許取得に来られる学生さんに年間3000個の提供の実現や口コミ等で累計販売数は45,000個まで成長しました。
しかし 昨年7月このお店を運営する会社から「飲食業の縮小撤退」が告げられ、メインの麺類やご飯類が伸び悩んでいたための閉店を告げられ、9月末閉店と共にマフィルンソフトは消滅します。
この商品のレシピは私が保管しており、本社でも了承済です。
しかし紙切れを持っていてもこの商品はもうありません。
私はこの商品に並々ならぬこだわりがあります。ネーミングにもエピソードがあります
商品開発が進むとともに名前や価格を決定する時期
地元の広告代理店の担当者に知恵を頂いたり、自身で名前を考えたりもしましたが、なかなかいい案が出てきません
当時私にはTwitterを通じ福岡の専門学校に通う生徒さんと交流がありました。名前はMさん
とても元気で明るく将来は一流のブライダルコーディネーターになるんだと頑張っておられました。
自分のことを「みはるん」と呼び、何か困ることがあれば私が相談に乗っていたので、私からしたら娘が出来たみたいで、」彼女は親戚の親切なお兄ちゃんが出来たみたいだと話していたのを覚えております。
私が作る商品もこの子のように元気で将来が有望なものになればいいな
この商品もこの子に食べてもらいたい
そんな思いから「マフィン」と「ミハルン」を足した名前「マフィルン」が誕生したのです。
冗談みたいな話ですが実話です。代理店の担当者もこのことは知りません。
その子は現在九州の有名な宿泊施設で今でも頑張っていると聞いております。
そんなこだわりがいっぱいのマフィルンソフトを店舗閉店と共に消滅させたのは心苦しく「いつか復活させてやる」という信念とこの商品を全国の皆様に食べてほしい。長野の田舎町でひっそりと売られていたこの商品を世に出したい。との思いから今回クラウドファンディングの挑戦することにいたしました。
目標 移動販売車を制作し全国へ
これが今回の目標であり支援者様へのリターンへとつながる目標でもあります。
閉店と共に消滅したマフィルンソフトは現在調理が出来ません。そのため写真は全て過去に私自身が撮影した販促物の原稿やInstagramで投稿していただいた方々の写真を了承の上掲載しております
リターンのご紹介
今回一番悩んだのが支援者様への「リターン」です。
マフィルンソフトは提供後3分半で食べていただかないと溶けてしまいます。揚げたてのパンにソフトを入れてあります。これを贈ることはできません。
そこで皆様へのリターンは
「移動販売車へお名前をプリントして、全国を回る」
「こちらから皆様の元へ伺って出来立てを食べていただく」
事にしました。
まずは支援金額に応じてスポンサーとしてレーシングカーみたいに支援者の皆様のお名前(希望の名前)を塗装 プリントします。これは販売車がある限り永久に消しません。
次に支援者様のご指定された場所へこちらから出向きその場で食べていただきます。
詳細はリターン毎に説明を記入させていただきました。そちらをご覧いただければ幸いです。
プロジェクトで実現したいこと
支援金は全て移動販売車制作と営業までの経費とします。
完成後は地元での復活販売を行い、その後全国へ販売のために伺います。
資金の使い道・スケジュール
移動販売車制作に300万が必要(トヨタ製のバンを改造し保健所の許可を頂ける仕様にします)
ソフトフリーザーに45万円 フライヤー65,000円 保健所等への営業許可や申請費用代行等で20万円
支援者様へのリターン(名前プリントやステッカー作成)15万
キャンプファイヤー様への手数料等経費込みで 合計金額500万円
スケジュール
2020年4月5日 クラウドファンディング終了
移動販売車制作打ち合わせ 4月末
販売車選択と改造依頼 5月中旬
販売車完成 7月下旬(予定)
完成後の保健所検査及び商標登録事務作業 8月下旬
移動販売車にてオープニングイベント及び試験販売 9月上旬
9月10日 リターン発送開始及び支援者様への貸し切りサービス開始
予定は上記の通りとなります。
販売車改造と引き渡しは依頼する業者様のスケジュールによって前後する可能性があります。
スケジュールが早く進んだ場合は8月からの日程が変更となります。
支援者様にはご登録いただいたメールにて進行状況をお知らせいたします。
最後に
マフィルンソフトは私のすべてです。 この不遇なスイーツを世間に知っていただき皆様に熱くて冷たい不思議な感覚を体験していただきたいです。
<All-or-Nothing方式の場合>
本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。
リターンの性格上 目標未達成の場合プリントが出来ないためAll-or-Nothing方式で実施します。
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