2020/11/09 12:30

こんにちは。今回は道具紹介 2回目です。

筆も様々な形がありますがこちらは"ファン"。扇筆です。
同じ幅広でも"刷毛"とは違い とても薄いので絵具を含む量が少なくなります。
刷毛では全ての毛が含む絵具の色をしっかり混ぜないとムラができますが
ファンはササッと混ぜてすぐに色を画面に持って行けます。
特に色のトーンを一発で決めたい時や繊細な描画箇所では刷毛だと大きすぎるし絵具を含む量が多くてちょっと...というシーンがあります。
私は、絵の色合いに深みを出したい時やウェットな質感を足したい時に薄くといた絵具にメディウムを混ぜてファンに含ませ画面を撫でるように使っています。またある時は多めの絵具を取ってべっとり画面につけたり、使い方は色々。

なかなか使うことは無い筆だと思いますので絵画教室でも生徒さんに使ってみて頂きたいです。
ファンの毛先を使うと、細い線を並行に、たくさん引くこともできるので髪の毛や鳥の羽なども描く際は重宝します。