2020/02/25 09:00

高校生の僕から話をしたいと思います。

僕が今までの人生で熱狂していたのは、高校サッカー時代でした。
仲間と一つのゴールに向かって力を合わせてボールをゴールに進めていき、点数が決まったら全員で喜びを分かち合えることができる、そんな最高のスポーツでした。
僕はサッカー部の仲間のことが本当に大好きで練習も苦痛ではなく楽しいと思えていました。
最後の大会で負けてしまった時でも、今までの「練習が足りなかった」という負の感情よりは、「最後まで楽しかったな!」と言って笑顔で終わることができました。
そんな仲間とは今でもご飯に行ったりしています。


しかし、高校サッカーが終わると同時に熱狂できるものが無くなってしまいました。

そして、大学に入り1回生を何の生産性もなく終えてしまいました。
何かしたいけど、何もできない。そんな日々が長く続いていました。

そんな時、ある動画を見ました。

それは、キングコング西野の近大のスピーチでした。
彼は、
「失敗をそのままにしてしまうから失敗なのである。失敗を受け入れてアップデートして試行錯誤しながら成功まで続けてしまえば、失敗が必要であったことを知る。つまり理論上失敗なんて世の中に存在しない。」
また、
「時計は1時間に1回重なるが、11時台は重ならず、12時の鐘がなる時に重なる。つまり、鐘が鳴る前には報われない時間があるが、時計の針は必ず重なる。」
という言葉を聞き、自分の“オモロイ”と思えることに挑戦したい!と思うようになりました。
しかし、なかなか1歩が踏み出せませんでした。


そんな時に、ある学生組織に出会いました。
「若者が自分の“オモロイ”に素直に向き合える社会を創る」
というVisionを掲げ、自分の“オモロイ”と思えることは何でも俺たちとやっていこうぜ、というスタイルに惹かれて所属することにしました。

その後、自分の夢である「世界を笑顔で満たす」を叶えるため、3月には写真展を開催予定です。
写真展をしたいと思ったきっかけは、世界に目を向けた時、児童労働や貧困などで苦しんでいる人が多くいることを知ったからです。
それまでは世界も日本と同じように、健康で文化的な最低限度の生活は出来ていると考えていました。
しかし、ゴミ山でゴミを拾いながら日々生活に苦しんでいる子供達や児童労働をさせられ、夢を持つことすらする事が出来ない子供達が多くいることを知りました。

その動画を見ていく中で、この状況を改善するのを「誰かがするだろう」と他人任せにするのが無責任だと感じました。
そして、
「彼らのために何かしたい!」
「彼らが日々生きるか死ぬかの恐怖なく健康的に暮らせる世界にしたい!」
「彼らが僕と同じように夢を持ち、笑顔溢れる生活を送って欲しい!」
と思いました。

しかし、今の自分には何の能力も影響力もない事に気づきました。
そこで、今の自分に何ができるのかを考えました。
その過程でそもそも自分は笑っている時が幸せであることに気づきました。
だからこそ、まずは身近な人の笑顔をつくり、多くの人に届けることが自分のすべきことであると感じました。
そこで写真展を開催することを決めました。
来てくれた人が笑顔になり、その人が身近な人を笑顔にして、笑顔にされた人がまた新たな人を笑顔にするというように、写真展が起点となって世界を笑顔の渦に巻き込みたいです。
また笑顔に出来る幅を広げるため、今年中にカフェを開業します。
カフェでも写真展は日々開催し、使用する食材を全てフェアトレード商品にして間接的に世界の人々を少しでも笑顔に出来たらなと考えています。

また、就活生向けYouTubeの『JOB-HUNTER』も開設しました。
就活生の選択肢の幅を広げたい。
就活生が自分の“オモロイ”と思えるものを見つけることができるキッカケになりたい。
クローバー畑(企業がありすぎる就活市場)の中から四つ葉のクローバー(あなたが探している企業)を見つけることができるように企業さんを魅せて四つ葉のクローバーを赤色にしていきたいと考えております。
そして、このYouTubeを通して、自分の“オモロイ”に出会った日本の若者の意識が変わることで必ず世界が良い方向へ導かれると考えています。

このように僕は沢山の熱狂に出会うことができました。
そして、また新たに熱狂できるものに出会いました。
それがVoltageです。
Voltageは学生組織で出会った人達が“オモロイ”と思えたことです。
かなりの時間をかけてVisionやMission、またクラウドファンディングで魅力などを考えました。
Voltageが少しずつ形になっていくに連れて、熱の入り方も変わって行きました。
また、活動をしていく中で、文章が出来た時などに嬉しい気持ちを分かち合える仲間がいることが本当に幸せで、仲間の存在の尊さに改めて気づきました。
僕は仲間達がめちゃくちゃに大好きです。

2020年2月吉日
正 進一朗