募集期間も残り2週間になりました!
Twitterで募集した質問箱で、「カラーはモノクロよりも手間ですか?」という質問を頂きまして…。それなら少しメイキングなんぞを公開してみようと思った次第です。
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『水神鳴』はフルカラー漫画です。本編もすべてカラーで描かれています。
完成原稿がこちら↓。これが完成するまでの経緯を色々端折っていますがご紹介!
・ネームとアタリ
下書きの下書きみたいなもの。私はアナログでネームを描き、それをスキャナーで取り込んで、下書きの「アタリ(大まかな位置取り)」に使用しています。
画像↓はネームを取り込み後、すでにフキダシとセリフ、枠線まで入れたもの。
・3Ⅾ素材を置いていく。
作画に使っているソフト「クリップスタジオ」には3Dの人物があり、これにポーズを取らせて配置することもあります。以前は使っていませんでしたがソフトのアップデートにより使いやすくなったので、これを使ったほうがデッサンに狂いが出にくく時間短縮になります。なかなか便利!
・下書き
アタリや3Dから下書きをします。私は結構しっかり描き込むほうです。
・ペン入れ
人物をペン入れします。このページの背景は自然物だけだったので背景のペン入れは行わず、着色時に描き込むことにします。
(建物や室内の背景は、ペン入れをしています。)
・色分け
肌や着物の色をベタ塗りしていきます。ひたすら単調に決めた色を塗っていく作業で、2・3ページならいいですがたくさんページがあるので飽きます。背景もペン入れがしてある場合は背景も色分けして塗っていきます。私は一番この作業が苦手です…(´・ω・`)
・陰影付け
ベタ塗りの色分けが終わったら、陰影をつけます。塗ってぼかして、それぽくなるように塗ります。髪のツヤや目の光などホワイトも入れます。ここは完成に近づいている実感がある作業です。
・背景作画
筆ツールなどを使い、色塗りしながら作画します。人物やフキダシで隠れてしまう部分もある程度描いています。背景はまったく別のページに描いて、それを重ねて使うこともあります。(2枚目が別ページに描いた背景。)
・効果を入れる
別々に描いていた人物と背景を重ねて、臨場感やスピード感がでるように効果線(スピード線)を描き込みます。茶色と白色の二種類を使って線を引いています。完成に近づいてきました!
・効果音を入れる。
擬音など、手書き文字を入れます。
・セリフ・フキダシを表示させて完成!
ざっくりとでしたが、こんな感じで原稿を作っております。
今回載せたのは加筆修正中の第4章のページで、新たに描いた箇所になります。
本当はもう少し先の話数まで作画しているのですが、この先はちょっと辛い表現のシーンが多くて…。
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