はじめに
コードフォーキャットと申します。(https://code4cat.org/)ネコと人間の共生社会を目指して活動しているシビックテック団体です。シビックテックとは、地域の住民自身がテクノロジーを活用して、地域の課題を解決することで、我々は、ネコ好きなデザイナー、エンジニア、プランナーの集団です。
このプロジェクトで実現したいこと
ネコに関するあらゆる質問疑問に答えるChatBot(自動応答)サービスをつくりたい。猫と人間が長く付き合っていくため、ネコに対する正しい知識と正しいつきあい方(飼い方)が分かるようになります。
このプロジェクトをやろうと思った理由
殺処分ゼロを目指している団体の活動を支援するために、IT技術を活用した、持続可能な仕組みを開発し、継続的な活動を行っていきたい。そんな思いから、自治体、企業、保護猫カフェ、愛護団体、獣医師会と、ネコを取り巻く、様々なステークホルダーとのミーティングを重ねてきました。そして、正しい飼い方、正しい飼い主を増やしていくための啓蒙活動から始めようという結論を得ました。では、どんな方法で?
・ネットにはいろんな情報が混在しており、信頼できる情報か判断が難しい。
・書籍雑誌もいろいろあるが知りたい情報がある訳ではない。
・動物病院にいちいち問い合わせるのも面倒だし気が引ける。
・Q&A形式のサイトは情報量が増えると、欲しい情報にたどり着くのが大変。
しかし、ChatBot(自動応答)なら、コンシェルジュ感覚で、ユーザーの情報ニーズを読み取って、適切に回答してくれるサービスをつくれるのではないかということで、このプロジェクトが立ち上がりました。
これまでの活動
STEP-1:ライタソン
2017年12月、ネコ市ネコ座での最初のライタソンを開催、それ以降、磯子区のいそねこ協議会でのライタソン、2018年の2月22日のネコの日ライタソンなどを繰り返しながら、ネコに関するQ&Aを収集・整理してきました。
STEP-2:ヒヤリング
ネコを取り巻く、あらゆる関係者に対するヒヤリングを行いました。キャットシッター、いそねこ協議会、獣医師会、ネスレ、フェリシモ猫部、ネコリパブリックなどなど。そして、これから、ネコを飼い始める、飼い主初心者を対象に、ネコに対する正しい知識と正しいつきあい方をチャットボットにすることにしました。
STEP-3:情報設計
会話を楽しむためのチャットボットではなく、ほしい情報にたどり着ける、最低限の情報を伝えるためには、ツリー構造が望ましいと考えました。それも、浅いレイヤーのツリー構造であるべき。せいぜい、2段階にすることしました。それ以上になると、なかなかほしい情報にたどり着かない感覚になってしまうからです。
STEP-4:アルファ版
2019年2月22日、アルファ版をリリース。リリースイベントとして、改善ライタソンを開催。様々な観点からの、様々な改善点が出されましたが、まずは、アルファ版としての完成度を上げることに注力することになりました。
STEP-5:アーキテクチャ
途中、いろいろ試行錯誤がありましたが、ボットの自然言語処理エンジンには、Dialogflowを採用することになりました。
STEP-6:服部先生の監修
チャットボットを安心して使ってもらうためには、解答の信頼性が担保されていなければなりません。そこで、ネコ関係者に聞いて、あの先生ならと、東京猫医療センターの服部先生を推薦してもらいました。直接コンタクトを取って、趣旨をご説明したところ、快諾いただきました。
STEP-7:トンマナ調整
最後に、トーンアンドマナーを調整します。ちょっとくだけた会話調を基本として、私でも、オレでも、吾輩でも、小生でもなく、ボクという言い方にしました。そして、語尾に、にゃ、を多用しないように。せいぜい、わからないにゃ、できないにゃ 、かにゃ 、くらいな感じに整えました。
STEP-8:ベータ版リリース予定(2020年2月22日)
あとは、ベータ版リリースまで、デバッグ、デバッグ、デバッグの繰り返しです。
FAQ
Q1.地域猫とは?
A1.地域猫とは、不妊去勢手術のあと、地域住民によって適切に管理されている猫で、飼い主のいない野良猫、外飼いや出入り自由な外猫とは区別しています。
Q2.チャットボットとは?
A2.チャットボットと言えば、「りんな」のような、人間同士が会話するように、コンピュータとリアルタイムで対話を行うというイメージでした。そして、横浜市ごみ分別チャットボット。捨てたいごみとして「旦那」と入力した投稿が話題になりましたね。 「りんな」は、2015年にLINEに登場。女子高生チャットボットとして大きな注目を集め、キャラクタープラットフォームとして、第三者への提供もされています。
Q3.ライタソンとは?
A3.ライタソンは、Write(書く) と Marathon(マラソン) を掛け合わあわせた造語です。ネコに関する疑問質問とそれに対する様々な回答を、飼い主さんやネコ好きさん達と一緒に書き出して整理していくワークショップです。
Q4.ネコ先生とは?
A4.(ネコ先生の自己紹介を転載します)
5歳のグレーのハチワレのオス、人間だと、36歳くらいかにゃ。
渋谷の新南口にほど近いビルの1階で箱の中で大きな声で泣いているところを保護猫団体の人に助けられたらしい。まだ、生まれて、2週間くらいだったとのこと。その後、保護猫カフェデビューすることになるんだけど、そこで一緒になった仲間から、外で暮らすことの大変さをいろいろ聞いたもんだ。そして、いまのパートナー(飼い主)と出会うことになる。彼らは、ネコを飼うのが初めてで、本や雑誌でいろいろ勉強したり、病院の先生やキャットシッターの人たち、保護猫団体の人たち、自治体の人たちに、よく聞いて、勉強してくれたので、それが、ボク自身の知識にもなっているという訳。名前はともかく、みんなからは、ネコ先生と呼ばれているよ。いつから、人間と会話できるようになったかって?いつだっけなあ、まだ、保護猫カフェにいた頃だったな。もともと、人間の言葉はわかってたんだけど、あるとき、あのカリカリがほしいんだけどって、言ったら、店長には通じたんだよね。いまのパートナーには内緒にしてるんだ。いろいろ、面倒だしね。
応援メッセージ
「正しい情報に簡単にアクセスできるチャットボットを使ったところがいいと思います。応援しています、CatBot。」東京猫医療センター院長服部幸
「猫との暮らしの正しい知識が広まって、猫と幸せに暮らす人が増え、殺されてしまう不幸な猫達がいなくなる世の中作りのきっかけになるといいなとおもっています!」自走型保護猫カフェ「ネコリパブリック」首相(代表)河瀬麻花
「TNRだけで終わらない正しい地域猫活動、そして飼い主のいない猫を増やさないための飼い猫の適正飼育について、CatBot で学んでいけるといいと思います。」いそねこ協議会
資金の使い道
用途は、初期構築と運用費用です。
ライタソンの費用、情報設計費、デザイン費、プログラミング費などは、すべて、我々、コードフォーキャットのメンバーがいわば手弁当で行っていますが、どうしても、外部に出ていく費用があります。それは、監修費、サーバー構築運用費などです。今後は、QA充実のために行っていく予定のライタソンの費用も出せられたらと思っています。
実施スケジュール
2020年2月22日 CatBotベータ版リリース
2020年4月下旬 リターン発送
<All-in方式で実施します。>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
リターン
ネコ先生と生徒たちをモチーフにしたパーカー、Tシャツ、バッグ、ノートなどをリターン商品として開発、お礼のメッセージと一緒に、送らせていただきます。なお、リーターン商品なしで、お礼メッセージのみも選べるようにしましたので、合わせて、ご検討ください。
最後に
みなさんのご支援よろしくお願いします。
最後まで頑張ります。
最新の活動報告
もっと見る2月22日、ネコたちが今後の計画を語り合う。
2020/02/25 13:24https://youtu.be/lF7logmTGj8 もっと見る
2月22日、ベータ版一般公開、今後の計画を考える。
2020/02/25 13:222020年2月22日、CatBotベータ版一般公開の日、我々、ネコたちは、CatBot拡充のため、ライタソンとデバッグ、今後の開発計画を確認しました。至って、真面目です。引き続き、ご支援よろしくお願いします。https://youtu.be/lF7logmTGj8 もっと見る
CatBotベータ版公開しました。
2020/02/25 13:102020年2月22日ネコの日、CatBotベータ版を一般公開しました。CatBotは、ネコに対する正しい知識、正しいつきあい方がわかるチャットボットです。CatBotは、みなさんの力で、進化していきます。クラウドファンディングというカタチでの応援、そして拡散をお願いします。 もっと見る
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