今回はKUJILIKEプロジェクトで行う「食堂を子どもたちの映画館に!」をお知らせします。
児童養護施設の食堂をリノベーションし、特大スクリーンも設置することでド迫力の映画をみんなで見ることができる映画館にしてしまおう!という企画です。
※施設の情報管理の視点から名前を公表できません。
リノベーション会社が行うKUJILIKE(クジライク)とは
KUJILIKE(クジライク)とは、児童養護施設の子どもたちとクジラスタッフが一年以上かけて施設をセルフリノベーションしていく活動です。
施設の子ども達が大人たちとチームを組み、デザインを一緒に考え、一緒に作業することで自分たちの住まいである施設をどんどんお洒落に、住みやすくしていきます。
KUJILIKEプロジェクトリーダー 南澤敦哉
はじめまして南澤敦哉です!KUJILIKEのプロジェクトリーダーをさせていただいています。学生時代にインターンシップとしてKUJILIKEに関わり、今年の4月からクジラの正社員として社会に出ました。2018年の夏に僕が高校卒業まで住んでいた児童養護施設の施設職員さんの紹介で矢野さんと知り合い、クジラやKUJILIKEの活動と出会いました。
社会福祉学科の大学に進路を決めたのは、本当にひねくれてて、短気だった自分が、中学一年生の時に施設に入所して変わったと思って、変えてくれた環境に恩返ししようと思ったからです。でも、社会福祉に進む道を諦めて将来に悩んでいた時にクジラでインターンを始めて、KUJILIKEというコンテンツを通じて再び児童養護施設と関わる機会ができました。
KUJILIKEを通じて変われた自分自身
クジラインターンを初めて、自分と同じ大学生なのに色んな人がいる事に驚きました。色んな分野を専攻 している大学生がおり、自分のコミュニティが狭く偏っている事を知れたし、クジラを通じて様々な人と触れ合った事で、自分の中で信頼できる大人が増えました。
KUJILIKE を通じて、セルフリノベーションの楽しさを知るだけでなく、子ども達の自主性や将来の夢を育む事に携わる経験も出来ました。ふと「自分が入所していた時に KUJILIKEがあったら、もっと早くに人生が変わっていたかも知れないなぁ」と思い、インターン先のコンテンツとしてやっていたKUJILIKEがいつの間にか自分のやりたい事に変わっていたことに気付き、本当に子どもにきっかけを与えられる活動だなって、確信しました。
昔から大人が仕事を頑張って取り組んでいる光景ってなんかダサいなと思っていた自分が、カッコいいなと思うようになったし、ひねくれていた自分が他人に憧れの感情を抱けるようになれたのには自分でも驚いています。また、世の中では“努力している人”ではなく“成果を上げた人”が評価されている事を知る事が出来ましたし、クジラに入社することが決まった時に友達から「楽しそうやね」と言われることもありました。
あまり知られていない児童養護施設
みなさんの思う児童養護施設とは「様々な事情により親元離れて子どもたちが住んでいる施設」というイメージではないでしょうか?どこか「寂しい」想像をされる方もとても多いと思います。しかし、実際のところはたくさんの同世代の子どもたちや施設職員と一緒に住んでいるので寂しいどころか毎日がワイワイしてるという感じです。当時はありがたみもわからずに「一人になりたい」なんて思う時もありました。笑
イベントもたくさんあります。誕生日のお祝いは施設の子どもの数だけありますし、クリスマス、キャンプ、旅行など施設職員の方が一生懸命用意してくれます。
しかし一方ですごく閉ざされた施設でもあります。子どもたちを守るために情報はとにかく管理・監視されます。SNSでの写真の投稿など「子どもを特定できてしまう情報」は全てNGです。
そして全ての子どもたちが「退所」と「自立」の課題を抱えています。一般の子どもたちは自立のタイミングを自分で選べます。高校卒業後でもいいし、大学卒業後にフリーターをしてからでもいいです。しかし、施設の子どもたちは退所と同時に自立することを求められます。施設は高校卒業と同時に退所する必要がありますし、一部申請によって20歳まで延長しても誕生日を最後に退所するルールになっています。つまり短期大学に通う場合でも二年生の途中で退所することになるわけです。
こんな環境の中、子どもたちは常に施設の先輩を見ています。早めの自立を主軸に将来を考え、進路を決めている先輩を見て自ずと自分の将来の選択肢も先輩のコピーになりがちです。
KUJILIKEを通じて子どもたちの選択肢を増やす
KUJILIKEは“世界を広げる、好きになる”を掲げて2015年より続けてきた活動です。
大人になればよくわかる「世の中にはいろんな人がいて、いろんな考え方がある」ということも子どもの頃は周りにいる大人に左右されてしまいます。私たちクジラスタッフが施設を訪れて子どもたちと一緒にセルフリノベーションしていく時間は、普段接することのない民間企業で働く大人との共創の時間であり、子どもたちにとっての大人のロールモデルを増やすものです。
さらに施設のデザインを考えたり、施設のどこを綺麗にしたいかという課題発見、チームで作り上げるという経験など、KUJILIKEは住育を通じた“コミュニティ教育コンテンツ”でもあります。
空間を創ることで学ぶ
クジラは“人々が暮らす空間から受ける影響力”を考え続けています。自分たちで考え、自分たちで作った空間は、愛着あふれる“居場所”に昇華されるのではないでしょうか。居場所に昇華された空間から子ども達が毎日受ける影響は計り知れません。
居場所にはたくさんの大切なものがあふれています。私たちは施設の子どもたちに空間を提供するのではなく、子どもたちと一緒に居場所を作りたいと考えています。2015年より始まったこの居場所の共創は様々な感動を私たちに見せてくれました。
・ランドセルを大切に仕舞うようになった子ども
・将来建築の専門学校に行きたいと言うようになった子ども
・KUJILIKEを通じて年下の面倒を見るようになった子ども
・普段目立たないけどKUJILIKEで活躍して一躍みんなのヒーローになった子ども
などなど。もっと子どもたちの可能性や選択肢を広げて、どんどん夢に向かってがんばって欲しいと願うばかりです。
大人が“背中を見せる”ことで子供の未来は明るくなる。
このKUJILIKEを支えているのは、クジラのお客様です。リノベーション費用としていただく金額の1%をこのKUJILIKEの活動費用や材料費に充て、子どもたちの未来に投資するものです。今回の「食堂を子どもたちの映画館に!」にも100万円を予算として準備し、残り必要な100万円を募集いたします。
セルフリノベーション当日に現場で作業するクジラスタッフや職人さんも普段は当たり前に業務としてやっていることを子ども達の前で教えながらやります。
大切なのは“大人がカッコいい背中を見せる”ことです。作業が上手くてもいいし、相談に乗ってあげるでもいいし、費用を負担するでもいい。自分の子どもじゃなくても大人世代が子ども世代にみんなで責任を持つという価値観は、最近忘れられがちな日本古来の地域コミュニティの良さではないでしょうか。
南澤敦哉の将来の夢
僕はクジラやKUJILIKEを通じて憧れる人が増えました。そして“カッコいい”という感性を持つことができました。だから今度は自分自身がカッコいい大人になりたいし、他人に良い影響を与えられるような大人になって、児童養護施設の子ども達だけでなく、いろんな機会を子ども世代に提供できる大人になりたいです。
今回ご支援頂いたリターンとしてKUJILIKEオリジナルキャップを作ります。
※10,000円以上のご支援頂いた方です。
このキャップは少し変わっていて、ロゴマークが帽子の後ろ側につきます。施設の子供たちは「顔を出して写真を撮ること」ができません。なのでそれを逆手に取って「背中向きでみんなで記念撮影できる方法」を考えました。
そして大人のみなさんには、ぜひカッコいい背中を見せてもらうという意味を込めて、ロゴマークが後ろ側にあるKUJILIKEオリジナルキャップをつくることにしました。全国にKUJILIKEの活動が広まって、大人も子どもも一緒になって「背中向きの記念写真をカッコよく撮れること」を切に願っております。
初めまして。クジラ株式会社 代表取締役の矢野です。私たちはKUJILIKEによる成長体験をもっと子どもたちに提供したいです。そのためにも今回の食堂リノベーションを「老朽化のメンテナンス」ではなく「子供達の未来にとってのサポート」として成し遂げたいです。
【資金使途】
・水回り防水工事
・一部床の張り替え
・食器棚の造作
・配膳カウンターの造作
・プロジェクター設置費用
・スクリーン設置費用
・塗装工事
・家具、備品の購入
・その他諸経費
一回きりのイベントにしないために、私たちは定期的に施設を訪れて子ども達とセルフリノベーションをするKUJILIKEという企画にたどり着きました。KUJILIKEが子ども達にもたらすポジティブな結果は先述の通りですが、大人の皆様にはぜひこの“大人がカッコいい背中を見せていく輪”をどんどん広げることにご協力いただきたく考えております。
“ひとりひとりが誰かにとって憧れられる大人であれば世の中は平和になる”
これが私や弊社スタッフの信念です。ぜひともこの輪を広げていきましょう。
<All-in方式で実施します。>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
たくさんの方から応援頂いてます。
認定NPO法人D×P 理事長 今井紀明
クジラさんは数年前から会社として児童養護施設に社員を送り、リノベーションの活動を行なってきました。安心して住める環境に住むというのは子どもたちにも多くの影響をもたらすことをD×Pの活動を通して私も実感しており、ぜひこの活動を応援したいと思います。ご支援よろしくお願いします。
株式会社サルビア 代表取締役 市橋拓
斬新な視点で、ビジネスだけでなくソーシャルな価値を社会に提供し続けている尊敬する経営者矢野さんから今回のクラウドファンディングの企画のことを聞きました。今回の企画で素晴らしいと思ったのは、施設で育つ子どもたちに、カッコいい大人たちとの非日常の体験と自己肯定感を育める環境を自分たちで作れること。私は障がいのあるお子様を支援する事業をしていますが、その中でも自己肯定感を自立までにどう育んでいくかの重要性は日々感じています。ただ”生きていける”のではなく、自分の人生を”生きていく” きっと今回の企画は、たんにオシャレな環境を提供するのではなく、施設で育つ子どもたちの生きる力を育むものになると信じています。
株式会社ラポールヘア・グループ 代表取締役 早瀬渉
“子ども達の選択肢を増やす”というのは、我々大人が真剣に取り組むべき問題のひとつかと思います。 多感な時期の子ども達がどういう大人と共創するのかは、子ども達の将来に大きく影響するのでKUJILIKEのような活動を通じて様々な経験をし、普段接することのない大人と接することができるのはとても有意義です。弊社も保育士常駐の無料キッズルームを併設させた美容室を展開していますが、親と同じ職場に子どもを預けられことで仕事に復帰しやすいだけでなく、子どもが多くの大人と触れ合う環境もつくれており、子どもの環境づくりの活動にはとても共感しています。ぜひ私たち大人が“カッコいい背中”を見せていきましょう。
株式会社フォーシックス 代表取締役 柳川誉之
矢野社長とおおよそ6年間、毎月最低1回は近況報告と、 これからの経営軸や社会問題について話し合いをしています。 特に多かったの話が「若者の成長」「障がい者」「児童養護施設」についてですが、 いつも、その立場に自身が立ってみて自分事として捉えて話をしてくれるので 私自身も影響を受け、自分自身の行動へのきっかけとなっています。 これまでもこれからもカッコいい背中を見せ続けてくれる 矢野社長の今回のプロジェクトを、皆さんも一緒に応援することで自分事にして頂けたら幸いです。 自信を持って推薦します!
株式会社ダンドリワークス 代表取締役社長 加賀爪宏介
児童養護施設。僕にはあまり馴染みが無かった。クジラの矢野社長に、児童養護施設の実態を聞き、少し調べると、そこには自分や自分の子供達が味わった事のない孤独や切なさがあった。我々の会社は全国27000社、約9万人ほどの建築業界の方々が使っている『施工管理アプリ』を提案しております。僕自身も今はIT業界に居ますが、元は建築業界出身で、衣食住の『住』の重要性や可能性に期待している1人です。弊社のクライアントでもある、クジラの今回の取り組みは、『住』の可能性を多方面から活用し、施設の子供達と住育を通した『コミュニティ教育コンテンツ』。自分達の身近な『住』を自分達の手で作り、それをサポートする大人達から沢山の学びを得る。こんな素晴らしい取り組みを、是非皆様も支援して頂ければと思います。『未来の子供達に投資出来る大人でありたい』可能性に満ち溢れた子供達の為に。
リターン
◎5,000円
・活動報告書
・KUJILIKEオリジナルステッカー
◎10,000円
・活動報告書
・KUJILIKEオリジナルキャップ
◎30,000円【子ども達にもプレゼント!】
・活動報告書
・KUJILIKEオリジナルキャップ×5個
→支援者様に2個、施設の子供に3個届きます
◎150,000円【代表講演&子ども達にもプレゼント!】
・代表矢野が講演に参ります
※交通費・宿泊費別途。講演内容は打ち合わせにより決定)
※公共の場所で面会・講演致します
・活動報告書
・KUJILIKEオリジナルキャップ
→支援者様に3個、施設の子供に7個届きます
◎300,000円【KUJILIKEノウハウ提供+子ども達にもプレゼント!】
・KUJILIKE活動を自社にも取り入れたい企業様などにノウハウ伝授します。
→建築業の企業様にとって新人教育の場としても喜んで頂いております。
・活動報告書
・KUJILIKEオリジナルキャップ
→支援者様に3個、施設の子供に7個届きます
私たちについて
クジラは「未来に繋がる“カッコいい”を創る」を掲げてリノベーション事業を推進する不動産・建築業の会社です。
社会の課題を解決する不動産・建築業にフォーカスしていて
・空き家を利活用したまちごとホテル事業SEKAI HOTEL (セカイホテル)
・空きビルの利活用モデルSITSURAE (シツラエ)
・児童養護施設を子供たちと一緒にセルフリノベーションするKUJILIKE (クジライク)
などのプロジェクトが現在進行中です。
「空間が変わる」って魔法みたいなものだと思っています。子どもたちがいつまでも目をキラキラ輝かせることができる魔法をかけることができる会社を目指します。
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