2020/04/13 20:04

リターン品紹介第15回目は、「手ぶらで釣りまくれ!海釣り体験」にて、磯釣りのレクチャーを行って頂ける、金丸釣具店の石田さんにお話を伺いました!

石田さんはSNSなどを通じて大洗の釣り情報を積極的に発信されている方で、実は私は昨年の夏、釣りの状況を知りたいという事で、石田さんとインタビューをした経験がございます。

https://note.com/54yuzy/n/n570529dba8e4 

という事で、石田さんに詳しくお話を伺うのは2回目!という事で、今回は様々な事を伺いました。

■金丸釣具店

http://www.kanemarutsuriguten.com/ 

石田直也さん

―実は石田さんには以前、個人的に「大洗の釣り事情」みたいな形でお話を伺ったことがありまして、その節はありがとうございました。

こちらこそありがとうございました。

―今日は是非お店の事もお伺いしたいと思います。まず「屋号」についてお伺いするのですが、「金丸釣具店」だけど「石田」さんがやられている訳ですけど、名前の由来は何かあるのですか?

そうですよね、不思議ですよね(笑)。うちは今、創業45年で僕が3代目の店長をやらせてもらってるんですけど、創業者である祖父が「金丸」っていう船の船長をやっていた事がきっかけです。祖父は元々漁師で、漁師の引退と共に釣具屋を始めたんです。

―なるほど!3代目にしては石田さんはお若いなと思ったのですが、そういう理由なんですね。

はい。なので祖父は釣具屋自体は10年くらいしかやっておらず、そのまま父が引き継いだという流れです。それからずっと、今の場所で変わらず営業しています。

―現状、金丸釣具店に来るメインのお客様の層はどのような感じですか?

層はやっぱりファミリーの方々が多いですね。昨今は北関東道などが開通したという事もあって、海なし県といわれている群馬県・栃木県・埼玉県の方も多いですよ。「海を求めてやってくる」という所で大洗を選んで下さっているのはあると思います。

―ちなみに、当然夏休みは客足も多いと思うのですが、季節によって閑散期・繁忙期はあるんですか?

ゴールデンウィーク明けから夏にかけては忙しいです。水温が高くなってくると魚も釣れだしますので。今は逆に閑散期と言えます。

―金丸釣具店の特徴として、ご自身も積極的に情報発信されていますけど、私の印象では「ただ釣具を売るだけではない」という印象を強く持っています。

そうですね。釣りを通しての交流であったりとか、親子関係のコミュニケーション促進であったりとか、その辺を意識して「ただ釣具を売る・貸す」というだけではない所に力を入れています。「きっかけ作り」ですよね。「釣りの楽しさ」を伝える活動であったり、釣りにまつわる場の提供であったり、釣り方の指南であったりとか、釣りに関わる様々な事を提供していきたいな、と思っています。

―釣りを総合的にエンタメーテインメントとして捉えている感じですね。

そんな感じです。例えば昨年の9月くらいにハゼ釣りの大会を開催しまして、30人くらいの方にご参加頂きました。大会を通して「釣りは楽しいよ」という事を伝えるだけではなくて、参加者同士のコミュニケーションを積極的に促したり、抽選会を実施したりして、初心者の方にも楽しんで頂ける工夫をするように心がけています。釣りってやっぱりやった事が無い人には敷居が高いものだったりしますので、レクチャーも含めて気軽に楽しんで頂けるようにしたいですね。

―イベントはどのくらいのペースでやられているのですか?

本当は月一くらいのペースで出来ればと思うのですが、基本的には春と秋の2回という所ですね。例えば春ですとバス釣り大会を開いたりしています。

―ブラックバス釣りがこの辺りで出来るんですか?

バス釣りは水戸南フィッシングエリアっていう釣り堀があるんです。そこで開催しています。バス以外にも冬にニジマスで行ったこともあります。場所は、水戸南インターチェンジを下りてすぐの所です。

―色々な場所で開催しているのですね!そんな石田さんにこういう事を聞くのは恐縮なんですけど、改めて石田さんが思う「釣りの楽しさ」ってどこですか?

楽しみ方は色々あると思ってまして、多分一番シンプルに分かりやすいのは、釣った時の「ビクビクッ」ていう感触ですね。あれを体験してもらうと「釣りって面白れぇな」って感じられると思います。後は釣った後の「食べる楽しみ」ですとか、家族で行ったりした時に「釣れて楽しい」という想いを「共有できる」事も大事だと思うんですよね。そしてどんどん行くようになると、「釣りに行く前」も楽しかったりするんですよ。「この竿で釣れっかなあ」とか「新しく買ったこの仕掛けどうかな」とか。

―ありますよね!アウトドア全般、行く前のワクワクは凄くわかります。

その過程で、「ルアー」の釣りは大きな醍醐味です。釣りって「生エサ」の方がやっぱり釣れるんですよ。ルアーって「自分の腕」が試されると言いますか、成長も感じられるんですよね。ルアーを動かすスピードであったりとかアクションであったりとか、技術が介入するので面白いんですよ。

―そこまで行って欲しいですね。逆にやった事が無い人のハードルは何か感じますか?

ズバリ「生エサ」です。「イソメ」っていうエサ。ミミズみたいなエサですね。それが触れないって言う人はかなり居ます。しかしそんな問題に手をこまねくだけの釣り業界ではありません!ブルーベリーの匂いがするイソメですとか、ゴム製のワームですとか、「人工的に作ったエサ」みたいな物が出回っていたりして、業界全体でも「なるべく敷居を下げる」努力はしています。ちなみにそれらの人工エサも、ちゃんと釣れますのでご安心下さい(笑)。というような話を、初心者の方にはお話させて頂きます。

―つまり、お客様の要望に応じたエサを提供できるという事ですね。

はい、そうです。生エサは触りたくない、という事もそうですが、「●●を釣りたいならエサは海老がいい」とか、そういったアドバイスは惜しみません。

―今回の釣り企画は6月28日の開催予定なんですが、その頃には何か釣れるんですか?

大洗磯前神社付近の大洗海岸辺りを磯場にして釣りをするんですが、クジメっていう魚とか、アイナメ、ハゼ、あとカレイなんかも釣れます。

昨年開催された時の様子―カレイが釣れるんですか⁉

ちょっと海側に投げるような釣り方なんですけど、釣れます。その辺は勿論レクチャーしますのでご安心下さい。釣り方は勿論、フローティングベストのつけ方であるとか、潮の満ち引きなどの注意点など交えた上でお教えしたりとか「こういう所に魚がいるよ」みたいなレクチャーを行います。本企画は、竿もお貸し致しますので、是非初めての方にも参加して頂きたいですね。荷物は長靴とクーラーボックスをお持ち頂く程度です。クーラーボックスは貸す事も出来るのですが、そうするとまた返しに来て頂く必要がございますので。

―今回のクラウドファンディングの体験型のリターン品自体が「大洗の体験したことないアクティビティをやってみよう」という企画になってますので、ぜひ初心者の方に体験して頂きたいですね!

そうですね。やったことがある人でも「磯場」の釣りはなかなか経験無いという人も大歓迎です!親子連れ、男性一人の方、最近女性の方一人で釣りをやってる方もいらっしゃるので、その辺気にせずお気軽にお申込み頂きたいですね。

―いやー、カレイ釣りたいですね(笑)

カレイ釣りたいですね!大きい魚で「釣ったど~」ってやりたいんで(笑)

―時間は午前中予定ですよね。

はい、9時半くらいから受付を開始して10時~12時くらいを予定しています。別料金にはなってしまいますが、そのままレンタルして頂いて続行して頂くのは問題ないです。釣れるか釣れないかは…運しだいです(笑)。釣りは運の要素が大いにありますので。そういう意味では、ビギナーズラックで爆釣だと、その後ハマって頂きやすいですね!

―なるほど(笑)。例えば1回目で「釣り楽しいじゃん」ってなった時に、次のステップのオススメは何ですか?

この辺だと涸沼とか、涸沼川で「シーバス」がオススメです。シーバスって言って「スズキ」って魚は聞いたことありますか?

―ちょっとピンと来ないですね。

出生魚で、セイゴ・フッコウ・スズキっていう感じで大きくなっていくんですけど、ルアーで釣れたりするんですよ。ご希望の方にはルアーのレクチャーもしています。他は「(大洗と那珂湊を結ぶ)海門橋」の下もオススメポイントです。あそこからヒラメを狙えます。中級者になるとこの辺をチャレンジしたいなっていう人が多くなってくるので、ウチでレクチャーさせてもらったりしていますね。

―あの辺は、海水と淡水が混じるから結構良いと聞いたことがあります。

おっしゃる通りです。イワシが遡上してきたりして、そのイワシを食べる大物が狙えたりします。そういった食物連鎖が起こる好立地な場所です。ルアーでクロダイも釣れたりします。

―あそこなら堤防みたいに場所が安定していますもんね。では上級者向けはやはり「船釣り」ですか?

そうですね。大きい魚をもっと釣りたいっていう人は船をご紹介したりもします。この冬は大洗沖で20年に1度くらい?振りに「太刀魚」がめちゃくちゃ釣れたんですよ。鹿島から船が来たり。100艘くらいの太刀魚軍団が来てました(笑)。

―太刀魚って長細い魚ですよね。

はい。1mくらいの「ドラゴン級」って言うんですけど、バシバシ釣れてました。太刀魚って釣れた時、鏡に自分が写るような感じで綺麗にピカピカ光るんです。そして煮つけで食べたり、塩焼きにして食べたりして美味しい。釣りの醍醐味を感じるには持ってこいの魚ですね。他、これからの季節だと、カレイやアマダイなどが狙い目です。また、港から30分も沖合に出ると、大竹沖という所にヒラメのポイントがあるんですけど、そういったところに行ったりします。

―そこまでいくと、もう「釣り沼」にハマったなって感じですよね。

そこまで行くと、「釣りあるある」なんですけど、橋を渡る時など「魚いるかな~」って川(海)をのぞき込んじゃう感じです(笑)。ここ釣れそうだな~って。後は釣り仲間同士の会話が楽しくなりますよ。情報共有とかも楽しい。

―それも魅力ですよね。

先ほどエンターテインメントだって言いましたけど、釣りって「非現実」を味わえるじゃないですか。今回廣岡さんが行っているクラウドファンディングの「初体験を届ける」という趣旨には丁度ハマると思うんですよね。是非、大洗を通じてそういう体験をして頂きたいなと思います!

―ありがとうございます。では最後に、メッセージをお願い致します。

大洗に「観光する」とか「食べに来る」事は結構あると思うんですけど、「体験」っていうのはなかなかしづらいと思うんです。でも大洗は、釣りだけではなく、例えばサーフィンですとか、色々な海に関するアクティビティがあります。そうした時に、最初のハードルとして「やり方がわからない」という事があると思います。そんな時、何を準備したらいいのか、何をどこで釣ったらいいのか、どういった用具でどういった場所でどういう風な形でやったら釣れるのかみたいな所を、私の方でレクチャーさせて頂きますので、安心してお越し頂ければと思っております!

―ありがとうございました!

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先日の活動報告でもお伝え致しました通り、昨今の新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、日程が延期される可能性もございます。上記を踏まえて、チェックして頂ければ幸いです。

金丸釣具店
〒311-1301 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町333
【営業時間】平日7:00~18:00(土曜日6:00~19:00/日曜日・祝日 6:00~18:00)
※営業時間は天候、諸事情により変更される事、早めに閉める時もございます。

地図:https://goo.gl/maps/A6kZi9YKSvwqKv3W6

■「手ぶらで釣りまくれ!海釣り体験」 

✰レクチャー付き海釣り体験/✰ARISE CO-WORKING 1日利用券

【開催日:2020月6月28日(延期の可能性あり)】
‟大洗のさかなクン”こと、「金丸釣具店」の石田直也さんがレクチャーする海釣り体験です。初心者も大歓迎!竿や仕掛けも無料レンタル致します。    
※小雨決行・荒天延期 
※集合場所までの交通費はご負担願います。