はじめに Light Your Hope Scholarship Fundという団体について
シンチャオ!🇻🇳
Light Your Hope Scholarship Fund (LYH) はベトナム全国の生活の困窮、戦争の爪痕、地理的条件などあらゆる背景から、自分たちの力だけでは大学へ通えない学生たちへ奨学金を付与しています。LYHはその学生の夢の実現を支え、人間性を育てることで、彼らの人生の一つ一つのステップに寄り添うために2007年に発足されました。
実際にLYHの奨学金制度を利用している学生の生活環境の様子。これまでの奨学金授与の賞状がたくさん飾られています!!
LYHの奨学金制度について少し説明させていただきます!
さらに詳しい条件はLight Your Hope Scholarship Fundの公式HPで見ることができます。世帯所得などの公的な証明書とともに、上記5つの条件をLYHメンバーが実際に学生の家族の元を訪れて判断します。
LYH自体は非営利の団体ですが、その運営費には国内外からのスポンサーの方々の支援とファンドレイジング 活動で集まったお金が使われています。写真はファンドレイジング 活動の一環として学生がベトナムの伝統的な踊りや演奏を発表した際のもの。
厳しい生活環境の下で生活をしている生徒、都心から離れてた農村地帯や山岳地帯出身の学生は大学へ通うために地元を離れ一人で生活しているケースが比較的多いです。LYHの学生は奨学金制度を利用するためにその成績を維持しなければいけないのに加え、生活の支えにするために授業のない時間は仕事を入れるなどとてもハードな生活をしています。慣れない都心での生活の中で、同じ境遇の学生たちとのコミュニティがあることは彼らにとってとても心強いことです。
ベトナムに来てみて本当に感じるのは、ベトナムの人たちのあたたかさです。週末にはハノイから離れた生徒の実家へバイクで連れて行ってくれます。畑でとれた新鮮は野菜でお鍋をしておもてなししてくれました!
英語の授業では会話をメインに授業を進めています。各自大学とお仕事が終わった後の夜間に行われた授業でしたが、生徒たちはみんな真面目でとても積極的に授業に参加してくれました。
なぜ支援が必要なのか
今回の海外インターンシップでは私は基本的にハノイに滞在していましたが、たくさんの海外の観光客が訪れ活気のあるハノイと比べ、一歩ハノイの中心から出ると農村が広がっています。特にLYHの生徒たちの実家のある農村地域では同じベトナムでもとてものどかで、人口や交通量も非常に少ない全く違う世界が広がっていました。
ベトナムの平均年齢は31歳と驚くほど若いのが特徴です。経済が急激に発展しているベトナムだからこそ、厳しい生活環境下や、農村地帯、山岳地帯で暮らす若い世代が社会に取り残されないようにサポートしていかなければいけません。
特にLYHの生徒たちはしっかりとした将来のビジョンがあり、多くの生徒が日本の企業で働きたいという夢を持っています。また、IT、機械、電気、建設等、日本国内では人材不足となっている分野を専攻しており、エンジニアを将来の夢としている生徒たちが多いのも特徴です。
近年、LYHの奨学金制度を利用して大学へ通う学生は増加傾向にあるのに対し、その運営費はほとんどが国内のスポンサーに限られています。このクラウドファンディングを機に、日本の方々にベトナムという国、人柄について知っていただき、日本とベトナムの若い世代の新しい関係を築いていけたらと考えています。
資金の使い道
LYH生徒への奨学金へ
LYH生徒に向けた職業訓練やワークショップの開催費用へ
英語教室の開催費用、教師へのサポート費用へ
ファンドレイジング 活動の費用へ
LYHの運営の費用へ
<All-in方式で実施します。>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最後に
これまでLYHは非営利団体として、ほとんどをベトナム国内のスポンサーの方々による支援で運営されてきました。
LYHの奨学金制度を利用し、大学へ進学した生徒たちはそれまで自分だけでは導くことが困難であった新しい道を切り開いています。しかし、上記した通り若い世代の多いベトナムにおいてこれからより多くの学生の夢を支えていかなければいけません。そのために日本の方々の支援が必要であると考えました。
日本のIT産業での仕事やエンジニアとして働くことを夢見る将来有望なベトナムの学生を支援し、日本とベトナムの新しい関係性を一緒に築いていきませんか。
ご協力いただいた皆様の温かいお気持ちは、ベトナムの若い世代の希望になります。ぜひ、皆様の力を貸してください。
最新の活動報告
もっと見るLYH元生徒の結婚式
2020/03/05 15:13LYH元生徒の結婚式シンチャオ!先日、LYHの奨学金制度を利用して大学を卒業された方の結婚式に参加させていただきました。新婦さんは現在ベトナムにある日本企業でお仕事をされているそうで、日本語で出迎えてくださいました。当日結婚式に参加したほとんどの人がLYHの学生です。みんな地元はバラバラで、奨学金制度を利用している理由も様々ですが、同じLYHの生徒として家族のような関係を築いているのだと感じました。ベトナムの結婚式に参加するのはこれが初めてですが、こんなに参加している人に祝福された温かい結婚式を見たのは人生で初めてです。LYHの奨学金制度がなければ、大学も通えず、現在のお仕事もすることが出来なかったと思う。LYHのおかげで今の自分がいて、家族の人生も変わった、といった言葉を聞くたびに、残りの自身の海外インターン期間でLYHのためにさらにできることを探そうと気が引き締まります。ベトナムの結婚式ではアオザイを着るのが伝統だよと生徒に教えてもらい着ましたが、当日はみんな白いワンピースを着ていました(笑) もっと見る
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