はじめに
江戸時代(1862年)から続く繊維専門商社の信友株式会社です。
江戸から令和に至るまで、綿、糸、生地、衣服、と繊維に関する全てのことを日夜考え続けている私達が、ストレスを軽減させる、 ″武士の白Tシャツ″を今回リリースさせて頂きます。
①光を乱反射させる凸凹構造~透け対策~
②夏に欲しい機能を持つ厳選された多機能糸のみを採用~不快軽減~
③綺麗なスタイリングとよい着心地を実現する「肩で着る」パターンを採用~ジャストなサイズ感~
この3つの特徴を兼ね備えたTシャツこそが、”武士の白Tシャツ”です。
「武士」のネーミングにこめた思い
日本の武士達は、シンプルながら洗練された機能を持つ日本刀を相棒に敵と戦い、日々を生き抜いていました。
翻って現代の令和。
多くの方が、家庭で、仕事で、プライベートで、ストレスと戦っていると思います。昨今のコロナ禍においてそのストレス社会は加速しているように感じます。
身近なものでストレスと戦う相棒のような、いわば令和における日本刀を、私達のフィールド「繊維」で作りたい!と江戸時代からの気風を引き継ぐ繊維専門商社信友株式会社が立ち上がりました。
Tシャツを着た際に感じるストレスってなんだろう。
私たちはTシャツを着た時のストレスを「解決すべき問題」と設定し、Tシャツユーザーからヒアリングをすることで、下記2つに集約されることにたどり着きました。
①夏場に1枚で着た際に目立ってしまう下着や乳首の透け
②汗をかいた際の着心地の悪さ
みなさんも身に覚えないでしょうか?
そもそもなんで透けるのか
「透け」の正体は受けた光をそのまま反射することにありました。
一般的な編地のTシャツは天竺やフライスという編み方のため表面がフラットで、うけた光を正反射しやすくなっています。そのまま光を反射すると、その部分が透けて見えてしまいます。
汗をかいた際の着心地の悪さ
多くのTシャツはコットン100%のため、肌触りが良く吸水力は優れているが、一度汗を吸収してしまうと、乾くのに時間がかかり、べたついてしまいます。
家庭で洗濯し、乾かす時も同様に時間がかかってしまいます。
またコットンという優しい素材のため痛みやすく毛玉ができるようになったり、しわが目立つようになったりしてしまいます。
着心地にステータスを全振りしているため、一度汗をかいてしまったら、綿の良さはほぼ失われてしまいます。
そこで、光を乱反射させるように表面が凸凹な超立体で、着ている間着心地をキープできるTシャツを作ろう!と動き出し、今回の武士の白Tシャツが生まれました。
今回作成する武士の白Tシャツの特徴について詳細致します。
①透けにくい超立体構造を採用
光を乱反射させるために今回はカノコという編み方を採用し、さらに通常のカノコにタックをさらに追加することで、表面は超立体的な凸凹構造に。
しかし裏面(体に接する面)は凸凹を減らし、着心地をよくするためにウェルト(まっすぐな糸)を走らせることで、さらっとした着心地を追求
この構造により、表は光を乱反射させる立体構造に、裏は着心地の良さを向上させたさらっと感を実現。さらに3Dカノコの超立体構造を際立たせるために、3種類の太さが違う糸を使用し、糸間の番手差(太さの差)を出し細かい凸凹を出すことまでこだわりました。
②夏に欲しい機能を持つ厳選された原料のみを採用
今回選りすぐった糸はこの3種類(すべてポリエステル100%)
伸縮性に優れたFlex Fusion
吸水速乾力に優れ、コットンの風合いを持つDRY-X®
軽量でUVカット力を持つSPACE MASTER®-UV
一つ目の糸は、信友株式会社の独自開発糸 Flex Fusion
3Dカノコの立体感をより強調するために伸縮性があるFlex Fusionを用いました。
通常の状態では、糸が縮んでいるため、カノコ組織の凸部分が縮み、より強調されたものに。
また高い伸縮性により、身体を動かした際は、動きに応じてストレスなく曲げ伸ばしが可能に。
二つ目の糸は、第一紡績株式会社のDRY-X®
この糸はポリエステル100%ながら、高い吸水速乾力と、毛羽を抑えることで通気性を確保し、汗によるじめっとした着心地を防ぎながらも、コットンのような柔らかい風合いを実現。
また夏場に着るには必須なUVカット機能と、
お手入れがしやすい、形態安定機能と抗ピル(毛玉になりにくい)機能も確保。
軽量でUVカットの機能を持つ「SPACE MASTER®-UV」(ポリエステル繊維)
三つ目の糸はセラミックスを練り込んだクラレトレーディング株式会社の十字断面ポリエステル繊維「SPACE MASTER®-UV」
セラミックスの力で紫外線を吸収、太陽熱線を反射、透け防止の機能を発揮
また繊維が十字断面構造の為、通常の丸断面ポリエステル繊維に比べ軽量化され、肌への接触面積も少なくなり,べたつきを抑えさらっとした着心地感を後押し
さらにその断面形状により毛細管現象を発揮し、吸汗性にも優れる
上記3種類の特殊糸を、日本でのニット生産の起源であり、全国一の名産地として発展を遂げてきた和歌山県にて、五指に入るニット工場の株式会社大営メリヤスに特別に編み上げて頂きました。
設立は1973年だが、その潮流は古く戦後すぐの1948年から生地の製造をしているニット製造工場。
和歌山県に本社を構え、歴史ある古い編機をアレンジすることでしか生まれない味のある生地をつくる一方、毎年新しい編機の導入も行い最先端オリジナル生地の生産も行っている。
数千本の針をミリ単位で調整できる職人を擁し、故きを温ねて新しきを知る独自の生産力を武器に、欧米の超ハイブランド生地や大手アパレルの定番商品生地の生産を担っている国内随一のニット工場。
この生地の縫製を担って頂いたのは、精巧株式会社。
1950年に設立され、有名ブランドのゴルフ用ポロシャツを数多く手掛けてきた老舗メーカー。
東京は墨田区に本社を構え、70年の実績と研究で培ったパターン技術、磨き続けてきた職人の縫製技術を武器に、至福の着心地と、立体的で美しいシルエットを創り出してきました。
素材の伸縮性や縫製技術を考慮しパターンの意図を理解する職人が細部まで丁寧に縫製することでハイクオリティの製品を生み出している。その裏打ちとして、
2007年には「すみだが元気になるものづくり企業大賞」の受賞経歴があります。
(精巧㈱ http://seiko-co.co.jp/)
「肩で着るパターン」とは
良いジャケットは肩で着るといわれています。
ジャケットを着こなすためには肩幅がジャストサイズであることが重要であり、シルエットの綺麗さは、肩で決まるといっても過言ではありません。
この「肩」を起点にパターンをおこしたものが「肩で着るパターン」です。
シルエットだけではなく、着心地の面でも優れており、肩の一線上だけに洋服が乗っている感覚は着心地が良く、ストレスを感じさせません。
またゴルフ用ポロシャツで培った身体のライン、関節の動きを考察した超立体構造のため、背中回り、腕回り、首回りのどんな動きにも対応し、着崩れをおこしません。
この特別なパターンを今回の3DカノコTシャツに応用し、カットソー素材にふさわしいパターン設計と、それを理解した精巧㈱の熟練工が縫製することで、完璧なサイズ感、着心地を実現しました。
精巧縫製シーン
https://www.youtube.com/watch?v=jGTznHxZVkk
モデル着用サイズ/身長/体重
L/173cm /74kg
●SIZE
S:肩巾41.5cm、着丈64cm、身巾52cm、袖丈22cm
M:肩巾43cm、着丈66cm、身巾54cm、袖丈23cm
L:肩巾44.5cm、着丈68cm、身巾56cm、袖丈24cm
XL:肩巾46cm、着丈70cm、身巾58cm、袖丈25cm
●混率
複合繊維(ポリエステル)100%
●カラー
白 (1色展開)
●原産国
日本
実施スケジュール
6/中~7/中 プロジェクト期間
7/末~8/末 リターン品作成
9月より順次お届けさせて頂きます。
場合によっては前後してしまいますがご了承頂けますと幸いです。
※本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。
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