実施理由/背景
小・中学校の全普通教室に電子黒板を設置して、新時代の学びにつなげたい!
これから到来するSociety5.0(超スマート社会)時代を見据え、AIやビッグデータの活用などが求められており、実社会ではほとんどの人がスマートフォンを所有し、仕事では、コンピュータで文章やグラフを作ったり、インターネットを使って調べたり情報を交換したりすることが当然のこととして行われています。
そのような社会に出ていく子どもたちを育てる学校には、十分なICT環境の整備が必要です。
高松市では、平成30年7月に「高松市ICT教育推進計画」を策定し、香川大学創造工学部や教育学部の先生方に助言をいただきながら、電子黒板の設置を最優先事項として学校におけるICT環境整備を進めています。
これまでに小学5年生から中学3年生までの教室に設置することができましたが、残りの学年にも早急に設置し、学校のICT環境を前進・充実させ、高松市立学校で学ぶすべての子どもたちに新時代の学びの場を整備したいと考えています。
プロジェクト内容説明
子どもたちがより学びに興味をも持てるために。
電子黒板を設置した学年では、電子黒板とパソコンをつなぎ、デジタル教材などを活用したり子どもが操作をしたりして、少しずつですが、授業が変わり始めています。
子どもたちからは、「写真やグラフが大きく映されて、違いがよく分かる」「授業が楽しくなった」
保護者からは、「子どもが電子黒板に書き込みながら説明している姿を見て、自分の時代との違いを感じた」
教員からは、「子どもたちが顔を上げて、集中して説明を聞いてくれるようになった」「授業の工夫の幅が広がり、教材研究をするのが楽しみになった」
など、大変好評で、早く他の学年にも設置してほしいといった声が多く寄せられています。
そこで、まだ設置されていない普通教室に、早く電子黒板を設置したいと考えています。
目指すところ
電子黒板を使って、分かりやすい授業の実現と新時代に必要な力を育成したい
電子黒板の設置により目指すものは二つです。
一つは、分かりやすい授業の実現です。これまでは、先生が「教科書の〇ページを開いて」と言って授業が始まりましたが、子どもたちは、本当にそのページを見ていたかどうか分かりません。つい、聞き逃して、どこを見ていいかわからない…。そんな子も、何人かいたかもしれません。
また、グループで話し合った内容を画用紙にかいて黒板に貼り、それを元に説明するといった活動がよくありますが、後ろの席からは文字が見えない…。
こんなこともよくある光景です。
電子黒板を活用することによって、モニターに教科書やグループの意見を大きく映したり、大事なことをそこに直接書き込んだりすることが可能になります。
このようなことは、電子黒板のほんの一部の機能ですが、これだけでも随分授業は分かりやすくなります。
二つ目は、新時代に必要な力の育成です。
具体的には、情報活用能力とも呼ばれるもので、これからの情報社会では、必要不可欠な力と言えます。
近い将来、一人一人が筆記用具などの文房具を持つように、一人一台がタブレットパソコンを持つ時代が来ます。タブレットパソコンのように、そして、タブレットパソコンと連動してICTを活用できる力を育成するための第一歩として、電子黒板が必要です。
寄付の使い道
受け付けました寄付は、目標額に達しなくても返金せず、全額高松市立小・中学校普通教室への電子黒板設置に使わせていただきます。
自治体からのメッセージ
ご支援いただく皆さまへ
この度は、教室に電子黒板プロジェクトに関心をおもちいただき、ありがとうございます。
高松市は、「活力にあふれ 創造性豊かな 瀬戸の都・高松」を目指すべき都市像に掲げ、その目標の一つに「心豊かで未来を築く人を育むまち」を位置付けています。
電子黒板の設置を始めとした教育のICT化を推進することは、まさに未来を拓く人を育むことにつながるものです。
本市のすべての子どもたちに新時代の学びを提供するために、どうぞ温かいご支援をよろしくお願いいたします。
事業スケジュール
~R2.3.31:電子黒板を高松市内全小学校の3・4年生教室に設置
R1.11.8~R2.2.28:クラウドファンディング実施
R1.9.1~R1.10.31:計画/検討
高松市教育委員会(担当:高松市総合教育センター)が行います。
電子黒板の設置には期間を要することから、クラウドファンディングを実施しつつ、令和2年4月までに各小学校3・4年普通教室に電子黒板を設置します。
温かいご支援を、どうぞよろしくお願いします。