2020/04/01 17:42

ゲストハウス「 ゲニウス・ロキが旅をした」オーナーの林です。みなさま、こんにちは! ゲストハウスを運営する傍ら、「絵師」と称して、札幌近郊や渋谷・新宿・広島などでまちづくりや都市計画の現場で絵を描きまくる、という怪しい仕事をしています。(ほんとうは怪しくないです笑)


「ゲニウス・ロキが旅をした」は、わたしたちのまちで、多くの人たちに愛され、新しいお店もどんどん増えている魅力的なエリア「大麻(おおあさ)銀座商店街」、その営みに泊まるゲストハウスとして、 7月21日にプレオープンをしました。

この空間のコンセプトは、「商店街の生活を共有することで、暮らすような旅を可能にする」です。そのため、宿泊機能だけではなく、 「食卓の共有」「仕事の共有」「挑戦の共有」という3つの共有機能を用意することで、旅人と住民が交流するコミュニティの場をつくりたいと考えております。とにかくなんでもかんでも「共有」しちゃって、ここへ来ると何だかパワーをもらえるような場づくりを目指しています。我々はこれを「コミュニケーション・カオス」と呼んでいます(笑)。

 

地域の人もそうでない人、宿泊者もみんなでただご飯を食べている、の図

 

日常を観光コンテンツにしてしまおうという、わたしたちはそんな奇特な提案を考えているわけですが、それじゃ、さぞかしレアな日常があるまちかといえば、 むしろ逆! 極めて平凡な日常がそこにはあります。

わたしたちがゲストハウスをはじめたのは、札幌市のベッドタウン、人口約12万人の江別市というまちです。江別市を一言で言うと、「ふつう」です。有名な観光地があるわけでなく、めちゃめちゃ発展しているわけでも、めちゃめちゃ衰退しているわけでもません(まさに、日本の平均! )。しかし、東京の郊外に、あるいは、全国の地方都市に、こんなまちがたくさんあります。そう、 日本のほとんどが、わたしたちのまちのような、ふつうのまちなのです。

でも、ふつうに「なんかいい」まちです。

札幌のとなりにあり、ゲストハウスから最寄りの大麻駅から札幌駅までJRで13分。いわゆる「トカイナカ」です。コンパクトにまとまった市街地のまわりには、美しい田園と自然に囲まれた豊かな環境があります。ゲストハウスのある大麻地区にも、元々あった森をそのまま活かした緑地と公園がたくさんあります。 ふつうのまち江別には、上質なふつうがあります。

 

さらに、わたしたちのまちには、人という魅力があります。手間暇をかけてものづくりをする生産者の人たち、クリエイティブな発想でアイデアをかたちにする人たち、そんな人たちが、ことさら大きな声で主張するわけでもなく、 居心地の良いこのまちで、ふつうに楽しく暮らしています。なかでも大麻銀座商店街。江別市のおもしろい人と最新のできごとが集まってくる商店街に、わたしたちのゲストハウスはあります。どんなとこか一言で言うと、 「キュンとくる商店街」です。何故か、この商店街の人たちは寛容で…シャッター街を逆手に取って、シャッターでゲームをやったり。

 

こんなまちで、我々は日々チャレンジをしています。

コロナウイルスの影響で世界中が大変なことになっていますが、「考えるよりも、やってみる」。まちに住むあるいは訪れる人達が、少しでもまちを好きになってくれるなら、我々はどんな小さな事でもなんでもやります。ぜひ一度、大麻銀座商店街にいらしてください!そして、アルコール消毒をしっかりした上で、意味もなくご飯を食べましょう(笑)。このようなふつうの街で、人と人が繋がるパワーこそ江別の魅力だと思います!ぜひそのジワジワ感を体験しに来てください!

 

※「ゲニウス・ロキが旅をした」プロモーション動画

https://youtu.be/Pi36708ND14

【特別日】

2020年12月28日~2021年1月3日