4月26日に目標金額450万円を達成しました。これまでにご支援いただいた300名以上の皆様、本当にありがとうございます。皆様のおかげで写真集づくりを開始することができます。心より感謝申し上げます。
これだけの人たちの思いが集まることはまたとないので、このタイミングをホームレス問題を伝えるチャンスと捉え、NEXT GOALを設定することにしました。
次の目標金額は【700万円】(+250万円、合計700万円)
全国には約3,000の図書館があります。今回制作する写真集を全国の図書館に寄贈し、ホームレス問題を知る機会をつくりだしたいと考えています。
写真集は子どもからお年寄りまで幅広い世代の人に読んでもらうことができ、ライトに社会課題に触れるにはぴったりです。
3000部の増刷と梱包、発送にかかる費用を考え、NEXT GOALを700万に設定いたします。また写真集そのもののさらなるクオリティ向上にも努めます。どうか最終日まで残り少なくなって参りましたが、引き続きのご支援を賜ることができれば幸いです。
日本全国どこの図書館に行っても「ホームレスの人たちとつくった写真集」が手に取れる未来を目指して最終日まで駆け抜けます!
どうぞよろしくお願いします。
〈寄贈先〉※現時点で確認できているところのみ記載しています
あかし市民図書館
〈寄贈方法・スケジュール〉
2021年1月頃に写真集を出版、順次完成した写真集1冊とお手紙を添えて寄贈先図書館に郵送いたします。
▼【4/8更新】ーーーーーーー
ページ下部「賛同してくださる方からのメッセージ」に、世界で活躍するアーティストのA Y U M I E N D Oさんからの応援メッセージを追記しました。
【4/2更新】
ページ下部「賛同してくださる方からのメッセージ」に、ホームレス支援に造詣の深い白波瀬准教授からの応援メッセージを追記しました。
ーーーーー
・ホームレス状態の人たちが撮影した写真集の出版を行います。
・それぞれの独特の感性で切り取られた風景が魅力的。
・写真集にすることで、ホームレス状態の人たちの様々な支援につながる。
・2010年から大阪でホームレス支援を続けてきた認定NPO法人Homedoorによるプロジェクト。
このプロジェクトは「All-or-Nothing」です。もし目標額に到達しなければ、プロジェクト中止、ご支援は全額返金され、この本は作ることができません。
こんにちは。
認定NPO法人Homedoor(ホームドア)※で事務局長をしている松本浩美と申します。
わたしは12歳の時、学校のクラブ活動で大阪・釜ヶ崎※を初めて訪れ、その時にホームレス問題を知りました。「どうして路上で生活をしている人がいるんだろう」と疑問を覚えました。
少しずつ調べていく中で、住居や仕事、家庭環境など様々な要因が複雑に絡み合ってホームレス問題が生み出されていることを知りました。
誰もがホームレスになってしまう可能性のある社会でいいんだろうかという思いが芽生え、ホームレス状態を生み出さない日本の社会構造づくりを目指し、2010年に活動を開始したHomedoorに関わるように。大学卒業後も変わらず活動を続け、現在に至ります。
Homedoorでは18の個室のあるシェルター・アンドセンターの運営や年間1000人以上におよぶ新規の生活相談の対応にあたっています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
※認定NPO法人Homedoorの公式HPはこちら
※大阪市西成区にある地区の愛称。日雇い労働者やホームレス状態の人が多い。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
● 代表の川口加奈がセブンルールに出演(2021/3/23日放送)
私たちは2017年からホームレス状態の人たちにカメラを渡し、日常を撮影してきてもらうという活動を続けてきました。
ごく一部ですが、現像した写真をご覧ください。
● 彼らの世界をみる視点が、世界が彼らをみる視点を変える
おっちゃんたちが自身の視点で切り取った日常の風景には、独自の世界が広がっています。
いつもの川沿いのベンチから見る朝焼け、夜の公園、隣人の昼寝。
レンズを通してのぞいた視点がそのまま、そこにあります。
また、撮影された写真にはしばしばストーリーが存在します。
例えば「なぜこの写真を撮ったのか?」と質問すると、昔自分が大工として働いていた頃に建てたビルだったり、よく休憩をする公園に置いてあるオブジェだったり。1枚の写真からおっちゃんたちの背景にある思いもよらぬストーリーが浮かび上がります。
そして、本の売り上げはHomedoorから、ホームレス状態の人たちへの支援に役立てられます。
おっちゃんたちの世界をみる視点が、世界がおっちゃんたちをみる視点に変化を与えることを、この写真集で表現したいと考えています。
● 誤解と偏見を解消する
このプロジェクトの核は、ホームレス問題について「まず、知ってもらいたい」ということにあります。
ホームレス問題は、他の社会課題に比べて支援金が集まりにくいという傾向があります。なぜなら、よく「ホームレスになるのは自分の責任だ」と思われてしまうからです。
しかしながら、ホームレス状態に陥るきっかけは、突然の病や失業、介護離職による困窮、人間関係の悪化など、誰にでも起こりうる出来事がほとんどです。
私たちは、写真集を通して多くの人がホームレス状態にある人たちの視点や声に触れるきっかけをつくることで、新たな理解を促し「誤解と偏見」を解消する機会を作りたいと切に願います。
● 新しい支援の形をつくる
なぜ、あえて写真集を作るのか?それは直接の支援だけではまかなえない、以下のようないくつかのメリットがあると考えるからです。
・写真を撮影するという行為が、それぞれの人たちの日常の中での目的となり活力をうむ。
・写真という表現になることで、これまでホームレス問題に関心のなかった人たちにも情報が届く。
・直接講演会やイベントに参加できない人にも当事者の声を届けられる。
・書籍として流通することで、世の中に残り発信を続けられる。
● 魅力的な写真集をつくる
写真集の出版を通して支援につなげることは一つの目標ではありますが、
絶対に大切にしたいのは「魅力的な写真集」にすること!!!
ホームレス状態の人たちの様々な視点やそれぞれの生活が凝縮された写真集を作ります。
● コンセプト
「ホームレス」は人格を指す言葉ではなく、一時的な状態を表します。話好きな人、シャイな人、動物が好きな人、一人一人違いがあります。
そんな当たり前のことを、「おっちゃんたちが世界をみる視点」を通して表現します。
● 書籍仕様
初版予定部数:約1,000部(リターン分、Amazonほか流通合わせ)
集まったユニークな写真をもとに、2019年に「Snapshot taken by Homeless」というWebサイトを開設しました。
これはホームレス状態の人たちが自由に撮影した写真をWeb上で販売、その売り上げを撮影者に還元するという試みです。
一連の取り組みは、新聞一面やTV、Webメディアにも取り上げていただくなど、大きな反響がありました。
写真という形になることで、これまで届かなかった人々からも反応をいただき、希望を感じました。
メディアの取材の中で、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「路上での生活って、心が死んでいくんです。1日がね、違った意味で『時間との戦い』なんです。
早く日が暮れてくれへんかなーって。 路上で生活してることを恥ずかしいと思っていたし、人目も気にしていた。でもカメラを託されて、心が死んでいた生活の中に、生きる目的が生まれたんです。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
と、インタビューに答える撮影者の姿を見て、
金銭的な支援も勿論必要だけど、日常の中の目的や役割をつくるという支援の重要性を強く感じました。もちろんカメラを渡した人、全員が夢中になれるというような単純な話ではありませんが、活力をつくるきっかけになる可能性がある限り続けたいと思っています。
● ドヤのおっちゃん、街を撮る 脱ホームレスへ写真販売
参考記事―――――
写真をHP上で販売する活動「Snapshot taken by Homeless」の取材記事
ドヤのおっちゃん、街を撮る
脱ホームレスへ写真販売(朝日新聞)
https://www.asahi.com/articles/ASM5D5GQLM5DPQIP00R.html
―――――
写真集の制作は、兵庫県明石市の出版社、ライツ社にサポートしていただきます。
ライツ社は少人数で1冊1冊丁寧に本作りをしている出版社で、ヨシダナギさんの写真集も出版されています。
ライツ社 HP:https://wrl.co.jp
※このプロジェクトは出版社の販売許可を得て行なっております。
● ライツ社が手がけた写真集
● 担当者の声
ライツ社で編集をしている有佐です。はじめにこの取り組みを聞いたとき、率直に「めちゃくちゃかっこいいな」と思いました。ホームレス状態の人たちを助けたいという、Homedoorのみなさんのまっすぐな気持ちを目の当たりにし、心にボッと火が灯りました。写真という表現で、偏見を取り除き、支援につなげる。本作りでそのお手伝いができるのがとても嬉しいです。今までの経験を活かし、いい本に仕上げるため、全力を尽くします。
・カメラ購入費
今回の写真集のために新たに撮影を行います。
その撮影用のカメラとして、「写ルンです」を購入します。
・カメラマンへの撮影料
撮影者のおっちゃんたちにそれぞれお支払いします。
・印刷・製本費
美しい写真集にするため、
書籍を専門に印刷されている高い技術を持った印刷会社さんへ依頼します。
・装丁・デザイン・DTP費
思わず手に取りたくなる、装丁にもこだわった写真集を作ります!
・企画・構成・編集費
写真はもちろんおっちゃんたちのインタビューなど様々な企画を計画しています。
・営業・流通・管理費
全国、どこでもだれにでもこの本を手にとってもらえるよう、Amazonへの登録・営業や、書店との取引、管理業務を出版社にお願いします。
・その他
リターンの原価・送料 消費税 CAMPFIREへの手数料 など
▼【4/8更新】ーーーーーーー
世界で活躍するアーティストのA Y U M I E N D Oさんから、応援メッセージが届きました!
「心が死んでいた生活の中に、生きる目的が生まれたんです」カメラを託されたおっちゃんのこの言葉が、私の心に突き刺さる。なぜなら自分自身も似たような感覚を持ちながらアーティスト活動を続けてきたから。
ホームレスという呼び名ではなく、路上からのひとりの〝人〟として。何を感じ、何を切り取ってくれるのか、写真集の仕上がりが今からとても楽しみで仕方がない。
Homedoorさん、この様な素晴らしいクラウドファンディングを立ち上げてくれてありがとうございます。物質的な支援だけではなく、おっちゃんたちの〝心の再生〟にも支援させてもらえる事がとても嬉しい。そして心から応援しています!
〈A Y U M I E N D O〉
https://www.ayumiendo.com/artworks
世界各地で個展やライブペイント、壁画制作など様々な活動を行うアーティスト。 〝人は美しいものだと感じていたい〟 〝アートは言葉の壁を超えてひとつの言語となる〟 をテーマに掲げ、近年では盲学校の生徒達へ3Dアートを届けたり、自閉症の子供達と共に体をつかったライブペイントで作品を制作するなど、活動の幅は多岐にわたる。 またフィリピンのドゥテルテ大統領(大統領府ミュージアムへ)やカタールのタミム首長へ絵を寄贈した事でも知られている。
▼【4/2更新】ーーーーーーー
ホームレス支援に造詣の深い白波瀬准教授から、応援メッセージが届きました!
ホームレス状態の人々を被写体にした写真集は数多く存在しますが、当事者が撮影した写真集の刊行は日本では極めて稀な試みです。
このプロジェクトの意義は単に目新しさだけではありません。
写真という表現を通じてホームレス状態の人々が自身の暮らしに改めて向き合う機会を提供することになるはずです。
ホームレスは特定の属性をもった集団のように捉えられがちですが、そのような状態になった経路、日々の経験、価値観など実に多様です。
刊行予定の写真集は既存のホームレス観に揺さぶりをかけるものになると期待しています。
〈関西学院大学 人間福祉学部准教授 白波瀬 達也〉
ーーーーーーーーーーーーーー
コロナの影響で相談者やアンドセンター(Homedoorが運営する個室シェルター)への宿泊者が急増しており、Homedoorでは逼迫した状況が続いています。
収入が途絶え、住まいを失い、路頭に迷う人にいち早く支援を届け、適切な制度に繋いでいくことが今求められています。
また、夜回り活動でわかったのは、もともと路上で生活していた人たちも感染防止策によるベンチの撤去などの理由で居場所を追いやられていることです。理解の輪、支援の輪を広げていくことが、今後さらに必要になっています。
わたしは写真については、全く詳しくありません。
「"なんとなく"いいなあ」という目線でしかこれまでの写真を見ていませんでした。しかし、取材の回数が増えていく中で、取材に来られたプロのカメラマンの方たちから「この写真の構図、自分じゃ思いつかないな」「面白い着眼点の写真ですね」とお褒めの言葉をもらう機会がどんどん増えていきました。
そういった声をプロの人たちからもらい、撮影をした人たちに伝えると、「この写真、なんで撮ったかっていうたらな、川沿いに今住んでるから、水の神様に毎朝お参りしてるねん。だからこの神社の写真を撮ったんや。」と思いもよらぬエピソードが飛び出しました。写真ひとつひとつに思いが込められているからこそ、写真としての価値も自然と高まっているのだろうと思わされる瞬間でした。
今回つくる写真集では、写真一枚ごとやその人ごとのエピソードも積極的に添えていこうと思っています。様々な生活を送る人たちがそれぞれ抱えている思いが見える写真集にしていく予定です。
認定NPO法人Homedoor事務局長 松本浩美
Q:どうしたら支援することが出来ますか?
A:こちらからCAMPFIREの新規登録をしてログイン後、支援することができます。手順はこちらのページで解説していますので、ご確認ください。
Q:別途送料はかかりますか?
A:かかりません。支援金に含まれております。
Q:支援金は自由に決められないのですか?
A:ご希望のリターンを選択した後に、上乗せ分の金額を設定してご支援をすることができます。
Q:目標金額が集まらなかったら?
A:「All-or-Nothing方式」を採用していますので、期間内に目標金額に満たない場合はプロジェクトが中止となり支援者様には全額返金されます。
Q:支援したけどキャンセルできますか?
A:一度ご支援頂いたリターンの内容は変更やキャンセルができないのでご注意ください。
Q:お金以外の応援方法はありますか?
A:ぜひこのプロジェクトを周りの方に紹介してください。SNSでの拡散も大歓迎です。
Q:支援後の連絡などはどこで行われますか?
A:CAMPFIREメッセージもしくはメールにてやりとりとなります、プロジェクト期間内も新着情報などを更新予定です。
Q:寄付金の控除はありますか?
A:Homedoorは認定NPO法人ですが、本プロジェクトはリターン付のクラウドファンディングとなるため、寄付金控除の対象とはなりません。何卒ご了承ください。
※本のタイトル・内容の細部は変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。
認定NPO法人Homedoorは、2010年から活動を開始している団体です。14歳からホームレス問題に取り組む代表の川口加奈が、「ホームレス状態を生み出さない日本の社会構造をつくりたい」と考え、19歳、大阪市立大学2年生の時に設立しました。
● 得意なことを仕事につなげた「HUBchari」
中でも2011年から大阪で始まったシェアサイクル「HUBchari」はホームレスの人の7割が自転車修理を得意とすることを知りはじまったサービスです。多くのホームレスの人を雇用でき、収入は全て、おっちゃんたちの人件費や、宿泊施設、居場所支援施設の運営に充てることができています。
● どれが欠けてもいけない6つのチャレンジ
私たちはホームレス状態から抜け出したいと思っても抜け出せない状況や、偏見がなくならない状況を、一連の支援活動「6つのチャレンジ」で解決してきました。
参考ページ―――――
1ページでわかるHomedoorの活動
(このページでは、ホームレス状態に陥った40代男性MさんとHomedoorの出会いを軸に活動を紹介しています)
https://www.homedoor.org/about/
―――――
最新の活動報告
もっと見る完成しました!ホームレス状態の方々がカメラで街を切り取った写真集 『アイム』
2022/04/25 17:44「カメラマンはホームレスのおっちゃんたち!写真集出版で⽀援の輪を広げたい。」プロジェクトにご⽀援いただいた皆さまへ。長らくお待たせしましたが、ついに写真集が完成しました!リターンに写真集を選んでいただいた方々にはお手元に届きだしている頃だと思います。写真集の名前は『アイム Snapshots taken by homeless people.』(Homedoor発行、ライツ社発売)。発売開始は4月28日(木)です。Amazonの販売ページはこちらこの本は、ホームレス状態にある方にカメラをお渡しし、撮影してもらった写真とそれにまつわるインタビューで構成されています。タイトルは"I am"、「わたしは〜である」の「アイム」です。「この場所を撮ろう」「今この瞬間を撮りたい」と一人一人の方々が意思を持ってつくってくれたものが、この写真集です。写真集を通して、ホームレスという言葉はあくまで状態を指す一つの言葉であるということを読者の方々に知っていただけたらと思っています。この写真を撮ってくださっている間にも、Homedoorを通して家を新たに借りられた方や仕事を見つけた方も多くいらっしゃいます。そうした「変化」の中で撮影された写真でもあります。撮影者一人一人の人となりやその人が大事にしている価値観、その時何を感じていたのだろうかと考えながら一枚一枚を見ていただければ嬉しいです。Homedoorのnoteでは事務局長 松本浩美が、写真集の裏話などについて語っておりますので、そちらもぜひご覧ください。https://note.com/homedoor/n/n7cc922584c11 もっと見る
【本日最終日!23時59分まで】
2021/05/07 10:42みなさま、本日がクラウドファンディング最終日となりました!ご支援額が600万円間近、ご支援者数は500名に到達しそうな勢いです。支援金はもちろん、これだけ多くの方が賛同してくれていることが、とても大きな力です。ありがとうございます。ネクストゴールの「全国の図書館に写真集を寄贈」するためには、あと100万円必要ですが、最後まで頑張ります!応援、SNSでのシェアなど歓迎ですので、最後までよろしくお願いいたします。 もっと見る
【募集期間 のこり1日となりました!5/7(金)まで】
2021/05/06 08:54クラウドファンディングものこすところ残り1日となりました!今まで約460名の方に支援いただいており、現在も増え続けています。本当にありがとうございます。募集期間中も撮影し切った写ルンですを事務所に届けてくださる撮影者の方がおり、現像が楽しみです。よりよい写真集にするためにも、引き続き撮影者になってくれる方への声かけを継続していきます。募集期間は残りわずかとなりましたが、最後までよろしくお願いいたします! もっと見る
コメント
もっと見る