こんにちは!NICEクラウドファンディングチームの岡林です。新着情報を見てくださりありがとうございます。今回は私のワークキャンプでの経験についてお話ししたいと思います。まず第一に言えること。ワークキャンプでの経験は私の視界を広げ人生の選択肢を広げてくれた、私にとって非常に大きなものでした。私の参加したワークキャンプは以下の2つです。①大沼●湖の灯篭祭りの準備●湖周辺のごみ拾い●湖の環境問題について、保全活動をしている方から学ぶ②赤目「NPO赤目の里山を育てる会」という、開発や荒廃から里山を20年以上守り続けている団体のもとで●山に入って木を切ったり運び出す●団体が飼育、栽培している鶏やきのこの世話・販売のお手伝いどちらも、環境問題に関心のある若者達が意欲的に作業することで、微力ながらも地域の方の助けとなり、また、活気をもたらすことができたと思います。さらに、環境を守るために自ら立ち上がり様々な活動をしている人生の先輩方から直接、見て聞いて学んだこと・彼らの熱意をそれぞれが持ち帰り、自分の関心のある分野の勉強に活かしたり、今後の活動に反映し、社会貢献という形で社会に還元できるのではないかと思います。ワークキャンプには、日本の様々な地域から、そして海の向こう遥か遠くの地域からも仲間が集まります。そんな、様々なバックグラウンドを持ったカラフルなメンバーと寝食を共にし、協力してワークをし、様々な話をすることで、世界が大きく広がりました。それが私のワークキャンプでの一番の成長です。必死に英語を使ってコミュニケーションをとり、相手の国の言葉でおはようやありがとうの挨拶をし、文化の交流をし、考え方や価値観の違いにぶち当たるという経験を通して、今まで自分の思考や生活の範囲にはなかった考え方や価値観、生き方を知り、とても濃い異文化体験・異文化コミュニケーションができました。例えば、こんな体験がありました。高校卒業後にギャップイヤー(*)を取り、自分のやりたいことをしたりワークキャンプに参加していたドイツから来た仲間や、夢のために一人で日本に来て勉強していたインドネシアから来た仲間、強くなるために軍に入り、やめた後は欲しいバイクを買うために懸命働いて貯めたお金を使って、ボランティアに参加しながら世界を旅したマルティニークから来た仲間がいました。彼らはみんな18歳でした。だけどみんな、人生で自分のやりたいことを考え、自分で道を選び、選んだ道を全力で生き楽しんでいました。私にとってそれは衝撃でした。高校を卒業したら大学に入り、単位を取って、就活をして、卒業して、社会に出て働く。なるべくストレートで行ったほうが印象がよく就職に有利。だから、敷かれたレールに沿って、レールから外れないように進学・就職していく。私は自由に生きたいと思いながらも、そういう流れがある日本で、それが当たり前だと思い、過ごしていました。でも彼らは、周りの流れを気にしたり、レールの上を歩くのではなく、自分の意思で道を選び、力強く歩いていました。日本は、というか自分自身は、「こうでなければいけない」「こうしなければいけない」などの“常識”に、知らず知らずのうちに縛られていたということに気づきました。私も、彼らのようにもっと自分のやりたいことを考え、常識に縛られずに自分の意志で道を選ぼう!と思いました。彼らの生き方に触れ、こんな考え方・生き方もあるんだ!!と衝撃を受けると同時に自分の選べる人生の幅もパッと広がったような気持ちでした。自分の将来について、今までと違った視点・考え方を持てました。また、以下のような経験もしました。買い出しに行った時や、フリーデイに買い物をした時、マルティニークの男の子は、レジを後にするとき必ず、店員さんの目を見て笑顔で「have a good day(^^)」とあいさつをしていました。店員さんも笑顔になり一緒にいた私も温かい気持ちになりました。一言のあいさつが人を笑顔にするということを改めて実感。私は今まで、買い物をコミュニケーションととらえたことはありませんでした。しかし彼は、この一瞬の機会もコミュニケーションととらえ大切にしていたのです。マルティニークではほとんどみんなそうする、日本で、笑顔や会話が一切ない時は冷たく感じると言われました。買い物、ほんの数秒の出来事だけど、せっかく人と対面する機会なのだから、わたしもコミュニケーションを大切にしようと思えました。このように、ワークキャンプでの経験が、私の考え方に大きな変化をもたらし、世界を広げてくれました。これらはほんの一例で、ワークキャンプ中は毎日が驚きと学びの連続でした。他にも、ここには書ききれませんが様々な年代の地域の方との交流や、普段はふれることのない、生産や販売の裏側で見た心のこもった丁寧な作業、大人数での共同生活の中で、気づくこと・学ぶことはたくさんありました。このような経験は人を大きく成長させると実体験から強く思います。ワークキャンプはもちろんワークキャンプ以外にも、様々な形でこのような経験を得ることができます。世界を広げ人生の選択肢を増やしてくれるような経験を誰もが持つべきです。しかし、経済的な理由により、その機会を得られなかったりあきらめざるを得なかったり、そもそもそういった機会とのコンタクトがない(機会を知らない)人たちがいるのが現状です。このプロジェクトは、ワークキャンプに参加するための費用を支援することでこの現状に立ち向かおうとしています。みなさんぜひこのプロジェクトに力をお貸しください!よろしくお願いいたします!*ギャップイヤー:ギャップイヤーというのは、進学、進級や、就職の合間に空白の期間(半年や1年間、もしくは2年間など期間はさまざま)をとり、自分の好きなこと、やりたいことをすることの一般総称。(留学voice)
国際ボランティア の付いた活動報告
こんにちは、NPO法人NICEの「NICE参加応援制度」 プロジェクトチームの山﨑千穂です。新着情報をご覧いただきありがとうございます!本日は、私がこのプロジェクトに関わる事になった背景やプロジェクトへの想いについて話したいと思います。ーーーーー《プロジェクトへ関わることになった背景》私は大学で児童学専攻しており、社会的養護を必要とする子どもについて学びを深めています。その中でそのような子どもたちが何かに挑戦するチャンスが少ないということを知りました。「私にできることはないだろうか」そう漠然と考えていた時にこのプロジェクトを知り、関わらせてもらうことを決めました。《プロジェクトへの想い》視野を広げて、新しい一歩を踏み出すきっかけをつくりたい!初めての場所で初めて出会うメンバーたちと行うNICEの国際ボランティア。私も最初は地域の方ともメンバーともどのようにコミュニケーションをとったら良いのかわからず不安でいっぱいでした。しかし、10日間同じ時間を共有することで、少しずつ距離が縮まり、最終日には別れの寂しさから涙が溢れてしまうほど私にとって大きな存在になっていました。地域の方は人生の先輩としてたくさんためになるお話をしてくださったり、最終日には「ありがとう、また遊びに来てね。」と声をかけてくださったりしました。普段の生活では聞くことのできない貴重な話を聞くことができ、私の居場所、帰る場所が一つ増えたような幸せな気持ちになりました。海外や日本のさまざまところから集まったメンバーは、国も年齢も文化もバラバラ。カラフルな彼らと話していく中で、そういう考えや生き方があるんだ!と新しい発見がたくさんありました。また彼らのどんなことにも前向きに努力する姿勢を見て、私も何か新しいことをはじめてみたい!という気持ちが強くなりました。目の前のことだけで必死だった私は、NICEの国際ボランティアに参加したことで、自分の大好きな場所を見つけ、外の世界にも興味を持ち、新しいことに挑戦することが好きになりました。私がNICEを通じてできた友人に国際ボランティアに参加して何がよかった?と聞くと、『大学では同じような学力、似たような考え方の人が集まっていて、それが当たり前になってくる。でもNICEの国際ボランティアに参加して、当たり前の考えが当たり前でないことを頭じゃなくて体験として実感できた!』と言っていました。本当にそうだなと私も思います。NICEの国際ボランティアに参加して、今まで知らなかった考えや世界を知り、視野が広がり、選択肢が増えました。そして、新しいことを始めてみたい、挑戦してみたい!という気持ちになり、今でもNICEの活動に参加したり、子どもに関する活動を続けたりしています。NICEの国際ボランティアに参加したから、今の私がいます。昔より今の私が大好きで、参加してよかったと心から思います。だから、誰もがこのNICEの国際ボランティアに参加できるようになってほしい。このプロジェクトで視野を広げ、新しい一歩を踏み出すきっかけを作りたい。あきらめるという選択肢がない世の中を作りたい。1人でも多くの方が国際ボランティアに参加できるよう、ご支援よろしくお願いいたします!!
【応援メッセージをいただきました!】フェアトレードのセレクトショップ 「Love&sense」店長岩夏実さんより応援メッセージをいただきました! NICEの国際ボランティア経験者でもある岩さん、温かい応援をありがとうございます!******「NICEのワークキャンプに参加したおかげで今の自分がいる」大げさではなく、心からそう思います。観光地ではない、現地の生活に溶け込む経験はかけがえのないものです。フェアトレードに関わる今の仕事につながる原体験になりました。奨学金をもらいながら、大学に通ってるなど海外には興味があるけど自分には難しいと感じている学生さんがいるなら…NICEへの恩返しも込めてぜひサポートしたいです!1人でも多くの若い世代が、自分の目で世界を見て感じて考えて未来の可能性を広げていってほしい。時代の節目だからこそ、一層そう思います。******▼フェアトレードのセレクトショップ 「Love&sense」https://www.love-sense.jp/引き続き皆さまの温かい応援を、よろしくお願いいたします。
今回は日本で暮らす難民申請者の方たちが国際ボランティアに参加したことで得られるインパクトについて、難民申請者の方たちが未来を描けるような社会を目指して活動されている、NPO法人WELgeeで難民ワークキャンプを担当されNICEの活動経験者でもある入江 謙行 さん に お話しをお伺いさせていただきました。※ NPO法人WELgeeについては https://www.welgee.jp/about/入江さんは、日本に来たばかりの難民申請者の方たちには知り合いが少なく、難民ワークキャンプは、孤立感の解消、当事者の日本文化への理解に有益であるともおっしゃっていました。 「一方で中には、難民申請者の方たちの特性や性格などで参加を望まない人もいます。」 一泊二日の難民ワークキャンプの場合、当事者は無料で参加し他の参加者からの参加費で難民の方たちの交通費をまかなっています。 「1週間以上など長めのワークキャンプになると、ビザの問題や、手続き上のこと(難民法、生活保護申請、支援団体での支給物の申請など)がクリアされるなら参加したいはずですが、交通費、参加費などは、経済的な面は、就労制限がある彼らにはネックになります。」先ほどもお話しいただいたように、難民問題は人類史上最悪の社会課題の1つです。難民の方たちは、 NICEの目指す「カラフルでヘルシー」な環境と真反対にいる重大な人権侵害に晒されている状態です。 私たちは、この「NICE参加応援制度」を作り、当事者達と一般参加者に課題への啓発活動となり、そして自分ごとに捉えて次のアクションを踏むことで、NICEの目指す「カラフルでヘルシーな世の中」に近づけるといった社会的意義があると考えています。●入江 謙行 IRIE kaneyukiNPO法人 WELgee 難民ワークキャンプ担当大学2年時終了後、N ICEの旅×国際ボランティア「ぼらいやー」として休学して世界一周。旅の途中で訪れたパレスチナで、紛争によって故郷に帰る事が出来ないパレスチナ難民と多く対話を通じて、異なる人との接点を作る重要性を痛感。復学後は、自身で経験した難民との対話を日本で実現するために伴走。 NPO法人WELgeeを通じて、日本人と難民との多文化共生キプロジェクト、”難民ワークキャンプ”を開催。難民ワークキャンプの経験に関する論文では、明治学院大学、学長賞、社会学部長賞を受賞。趣味は、銭湯とイスラエル護身術。
こんにちは、NPO法人NICEの「NICE参加応援制度」 プロジェクトチームの山﨑千穂です。新着情報をご覧いただきありがとうございます。クラファン開始から今日で6日目です。現在12人の方から112,000円のご支援が集まっております。ご支援いただいた皆様、本当にありがとうございます!!ーーーーさて、本日は国際ワークキャンプの具体的な活動についてお話させて頂きます。今回は徳島県徳島市で行われた年越しワークキャンプについて紹介します。メンバーは香港と日本と2カ国ワークキャンプで、10日間で実施されました。◆主な活動内容①カウントダウンイベントの準備・運営徳島の大学生と共に年越しカウントダウンイベントの準備と運営をしました。当日にご来場いただいた皆さまに新年への想いを書いてもらうメッセージキューブを1からつくりました。他にも当日配布する餅をついて、ラッピングしたり、テント設営をしたりしました。当日は、2020個のバルーンを作って配布したり、警備をしたり、照明のお手伝いをしたりしました。②花ロードの水やり毎日朝9時から国道沿いに植えられている花に水やりをして、枯れた花は摘み取る作業をしました。この花ロードはこのようなボランティアのみで整備されています。ある日、女性の方から「いつも綺麗だなって思って見てたの、ありがとうね」とのお言葉をいただきました。③異文化交流シェアハウスでみんなで生活を共にしていたため、夜に『HK night』と『JAPAN night』を企画しました。それぞれの国の料理を作ったり、伝統的な遊びや歌を披露しました。◆参加して感じたことたった10日間でしたが、刺激的で達成感のある毎日でした。イベントを1から作り上げることの大変さ。日々継続していくことで誰かに伝わるということ。互いの文化を受け入れることでより仲が深まること。多くのことを実際に見て学びました。一生忘れられない年越しになりました。このような体験を誰もができる世の中になって欲しい。そんな想いで今回の参加応援制度が始まりました。皆さまのご支援お待ちしています。