こんにちは
【ともす想いたくす灯火】プロジェクトの鹿嶋静です
私が小さい頃に通っていた保育園が被災して、最初は近所の建物で仮で保育して
後に仮設での保育になった頃、演奏をしに何度か訪れました。
園長先生や保育士さんと話してると
震災による子ども達の影響はとても大きいと感じました。
1日じゅう不安で保育士さんにしがみついて離れない子、
お母さんが亡くなってしまってお迎えの時間になると泣いてしまう子、
余震がくると思い出して泣いてしまう子、
それでも避難はしなきゃいけなくて泣く子を外に連れて避難所へ行くつらさ
園長先生は「大丈夫だよってしか言えない。」とおっしゃってました。
そして、その子ども達をケアしている保育士さんも被災していること。
辛くてやめてしまう方もいる。
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私と母は会社をやっていますが、会社は宮城にあります。
母も従業員さんも、被災者です。
震災で会社がなくなった方、親御さんが亡くなった方、お子さんが亡くなった方、
冬が近づくと思い出したりして辛くなる方も。
それぞれに様々な背景があり、母はその方達の話も聞きます。
母も従業員さんも心は疲れていきます。
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私は、被災者が被災者をケアしている現状が
このままではみんな心が回復しにくいんじゃないかと思いました。
少しでも、心を軽くしたい
少しでも、辛いことがその人を責める時間を減らしたい
そう思うようになりました。
全員にはできないけど、身近な人から、1人ずつ
少しでも少しでも、
そんな思いで、保育園にも通い、演奏したり、
地元のお祭りで演奏したり
東京の友達や大阪芸術大学時代の友人たちと
保育園のイベント制作したりしてきました。
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本当は今回もリアルライブをやりたかったです。
でも、新型コロナウィルスの影響を考えると、オンラインでやらざるを得ないと思いました。
鹿嶋静