2020/08/25 23:24

1冊の画集が具体的にどんなふうに出来上がっていくのか・・・業界が違えば、まったく、スケジュール感も違うと思うので。異業種の業務をのぞき見する感覚で見守ってください。編集肯定、印刷工程の裏側をみなさんにお伝えしていきます。

さて、今日は、アサヒセイハンのプリンティングディレクターであり、私たちの古くからの親友の築山万里子さんと部下の山本君がきてくれて、画集の表紙打ち合わせです。束見本は、以前からあがってきていたのだけど、表紙にもう一工夫ほしかった・・・それで、新しい提案をもってきてくれました。

「ね、學さん、この紙、さわってみて」
「え、なになに・・・へ!!!!!!なにこれ、きもち・・・いい・・いや、きもちわる」
「きもちわるいってなに」
「いや、きもちわるいというかきもちいい、なにこの触感・・・」
「ぬめ~~~っ」
「そう、ぬめ~~~っ」
「モイスチャ~なお肌みたい」
「きもちわる・・・いや、きもちええええええ」

そんなことを、きゃきゃしながら、表紙となる紙質を決めていきました。ベルベッドのよう
な質感のある加工をほどこすことで、「さわってきもちい」エレガントな表紙を考えています。そこに學さんの肌絵のようなパターンを加えて、さらに立体的な質感を出していく。

華やかなブックカバーがクラファンでは目立っていましたが、本体の表紙や中身・・・そもそも、今回は本の質感含めてすべてがスペシャルなんです。「世界一美しい本をつくろう」という気持ちでつくっています。

9月いっぱいがデザイン・編集

10月上旬が入稿
11月中旬が納品~ 
11月後半が発送~
12月9日が、學さんの誕生日なので、その日には本屋さんの店頭にも並ぶように調整中です。

細かいスケジュールもお伝えしますね。
みなさんへのお届け、だいぶおそめの秋になってしまいそう・・・
引き続き報告します。