支援者のみなさま。おかげさまで、当プロジェクトで221,145円をご支援いただくことができました。ありがとうございます。ご支援いただいた方々には、リターン品を順次お送りさせていただきます。ご支援いただいた資金は、現状お取引させていただいている生産者さまの商品仕入れ、新規お取引開拓、国内認知促進および海外での認知促進、越境マッチングシステムの利用継続および、通訳・アドバイザー顧問、運搬費等に充てさせていただきます。このプロジェクトを行った際に様々な気づきを得られました。私は入りは西洋の精油から入ってアロマセラピストになったわけですが、日本の植物がもつ可能性について、多くの研究論文が発表されていますし、日本の固有種の効能についても研究が進んでいます。これからの世界を考えた時、私たちが住まわせてもらっているこの世界がすこしでも良くなることを祈って無理なく、無駄を無くし、住み良い世界にしていく活動を続けたいと思います。
アロマセラピー の付いた活動報告
さて、当プロジェクトもいよいよ最終日となりました。ここまで支援してくださったサポーターの皆様、拡散していただいた皆様、商品を扱わせていただいた生産者様、お知恵を授けてくださった皆様、ありがとうございます(^^)先日も和精油ワイワイ会を行っておりました。スクショ撮るのを忘れておりまして、夜も遅くになったため、おやすみなさいを言って眠ったメンバーさんもいらっしゃいます(笑)この、生活感あふれる背景・・・(笑)そして我が子は膝の上で寝ております。約20キロの重しが乗っていると、動けません(笑)この日は「森林浴」について少しお話しさせていただきました。私自身が都会(の中の田舎)で育ち、大人になってからは都市部に住んでおりますので、旅行ぐらいでしか自然と触れ合うことがありませんでした。しかし、アロマセラピストになって、精油を実生活の中で活用していくにつき、やはり人間という生物は自然の中で過ごしていた時から環境の変化にDNA的にはあまり進化が追いついていないのだなと実感することが多々あります。森林浴のとある実験では、15分間の森林浴を行えば、その後5日間は自律神経のバランスが安定していたという記録があります。また、胆嚢摘出手術を行った後に、病室の窓から「レンガの塀が見えるベッドの患者」と「木々が見えるベッドの患者」では術後の回復、そして鎮痛剤の投与量にまで差が見られたという研究結果もあります。『森林浴 心と体を癒す自然セラピー 宮崎良文 著』参考今は新型コロナウイルスの第2波がまだ勃発しそうですので、特に都市部から森林のある地域までの移動、特に慰安目的の旅行はなかなか難しいと思います。しかし、心身ともに疲れが出てきていることも事実です。そのような方々に、ぜひ、日本の森や植物から採れた自然のめぐみを手元に置いて、ちょっと不調を感じた時などに利用していただきたいなとプロジェクトオーナーは考えております。また、その消費行動が、地域経済にも繋がり、森林の環境保全にも繋がり、研究費や設備投資に繋がり、日本固有の香りの魅力を発信する資金となり、病院にいくまでに自分の体調をよく観察して、より手軽に、安全に、安心して和精油を扱うことができる。または、遠く日本から離れている場所でも、日本を思うことができる。そういった社会になると、確信しております。こんな人がいるよ、とページを覗いていただくだけでも、認知促進になってありがたいです。では、リターン品には含まれておりませんが、最後にかっこいい動画をここにご紹介したいと思います。The story of ogunisugi aroma oil
さて、前編では屋久杉とはなんなのか、ということを書かせていただきました。・本州のスギとはDNA枯らして違う・遣唐使の時代から記録に残っている人気建材・土埋木は200〜300年前に切り倒されたものの運び出せなかったもの・私がお取引させていただいている「屋久杉倶楽部」さんの精油は破格の価格!というところまでお伝えしました。Cryptomeria japonicaという学名からもわかるように、日本固有種です。屋久杉はとても長生きですが、なぜそんなに長く生きられるのか?それは一般のスギより多量に含まれる樹脂分の量に鍵があるとされています。通常の5〜6倍から多いものは20倍もの樹脂分が含まれているからこそ、その樹脂分に含まれる成分によって防腐・抗菌・防虫(シロアリを寄せ付けない)効果が強く、台風などで倒れても腐らずに残っており、「木材の宝石」と呼ばれるようになりました。緻密な木目の美しさを活かした、工芸品や日本建築の天井板や落とし掛けのほか、欄間などに有効活用されています。樹脂分に含まれている成分とはどのようなものでしょう。特徴としては、「セスキテルペン類」と呼ばれる分子量の多い重めの香り、香水で言うなれば”ベースノート”と呼ばれるような香りを構成する成分が多く含まれています。私個人の感覚では、京北の方の北山杉や、飛騨高山のスギの香りはスーッとしていて軽く、爽やかな香りなのに対して、南下して熊本の250年生のスギはやや重みのある香りになり、屋久杉はもはや「パイナップルチック」と呼ぶぐらい甘〜い香りになります。不思議ですね。同じ樹種(学名が同じ)でも、採取される場所によって全然違うんです。総じてスギに多い作用としましては、森林浴効果で自律神経のバランスを整える作用や空気を清浄する作用、アレルギーの鎮静作用、安眠を促す作用などが期待できます。※精油は薬ではありませんので、治療には使えません。このように、日本にはまだまだ汎用性の高い資源があるのです。アロマセラピー(アロマテラピー)について、あまりよく知らないから精油をもらってもどうしていいか分からない・・・という方もいらっしゃるとは思いますが、昨今では、部屋の香りを漂わせるディフューザーが無印良品さんや家電量販店などでも手軽に手に入るようになってきました。冬の加湿器にも、アロマオイル(エッセンシャルオイル)を垂らす専用のトレーがついたものが販売されていたり。でも、究極、そんな機器を使わなくても、ティッシュに垂らしてもいいんです。ちなみに、我が家の息子は屋久杉のサンプル板をクンクンしてスリスリしています。。。普段使いの精油等では、ヒノキの木部と伊予柑の精油が大好きで、枕元で少量垂らしたティッシュを置いておくだけで、「はぁ〜〜〜♡」と至福の表情をして、早く寝てくれます(笑)