これまでの活動報告にも書いた通り、毎回の相談会には多くの相談が寄せられております。現在の窮状を伝えるため、〈もやい〉はメディア取材の対応もしております。〈もやい〉への取材につきましては、講演・取材受付フォームよりお申し込みをお願いいたします。https://www.npomoyai.or.jp/shiyuzaiform以下、一部ですが掲載情報について報告いたします。【4月11日朝日新聞】「新型コロナで仕事がなくなった。このままではお金も続かないし、路頭に迷うかもしれない……」 海野進一さん(50)は支援情報が掲載されたチラシを手に、こう話した。https://www.asahi.com/articles/ASN4C726FN4CUTIL016.html【4/11 毎日新聞】(もやいの大西は)「2008年のリーマン・ショック時も日雇い労働者から影響が出始め、非正規、正規雇用者に拡大していったといい、「一律の現金給付で早期の支援が必要だ」と訴える。」https://mainichi.jp/articles/20200404/k00/00m/040/172000c【4/11 東京新聞】<コロナ緊急事態>困窮する人 支援の輪を ネットで資金募る 新宿のNPO「もやい」https://www.tokyo-np.co.jp/…/list/2…/CK2020041102000142.html【4/11 共同通信】「NPO生活相談会に困窮の声多数ー仕事も住まいも失った」110人超が訪れ、「無収入になり、インターネットカフェの休業で野宿した」「手持ちは100円だけ。2時間かけて歩いてきた」など、困窮の声が多く上がった。https://this.kiji.is/621642671064941665?c=39546741839462401【4/15 Nikkei Asian Review】"As Kato [of Moyai] notes, many of the shelters that are being used in Tokyo today are cramped, poorly ventilated and without partitions. They might actually be more dangerous than living on the street."https://asia.nikkei.com/Opinion/Open-Olympic-facilities-to-protect-Tokyo-s-homeless-from-COVID-19【4/17 時事通信】「大西連理事長は「一律給付なら申請手続きも複雑にならず、本当に困った人に届く。子供を抱える世帯には特に効果が高い」と評価。ホームレスやドメスティックバイオレンス(DV)被害者など住民票と異なる場所に住む人にも行き渡るよう配慮を求めた。」https://www.jiji.com/sp/article?k=2020041601154&g=soc&fbclid=IwAR1qHmleSd-WqCwv18OfLW1mAjYibCX_i6SPyV44_qtlyO3rObOEkEoB84g
相談会 の付いた活動報告
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、収入が減少したり、住まいを失う方が増加してきている中で、〈もやい〉では4月より、新宿ごはんプラスと協同で週2回の面談と電話での相談を行っています。以下では、現在までに開催した相談会の中間報告を行いたいと思います。〇面談(火曜・土曜)件数:47件面談の件数は平時より増加していますが、新型コロナウイルスの感染が拡大している中で外出を控えている方がいるためか、大幅な増加はしていません。しかし、相談の内容としては新型コロナウイルスの影響を受けて生活にお困りの方が日に日に増えており、はじめて〈もやい〉に相談に来たという方が大半になっています。〇電話相談(火曜・金曜)件数:109件面談と異なり、電話での相談件数は平時よりも増加しています。やはり、新型コロナウイルスの影響で生活に不安が出てきている方、住居確保給付金や生活福祉資金貸付などの公的制度についての問い合わせが多く寄せられています。また、電話とは別にメールでのご相談も数えきれないほど寄せられています。 現在、東京で起きていることを多くの方々に知っていただくためにも、〈もやい〉を訪れた方のご相談の内容をいくつかご紹介したいと思います。なお、以下の内容は個人が特定されうる情報を省き、またいくつかの相談内容を組み合わせたものとなります。①ネットカフェ等で生活していたが仕事がなくなったり、ネットカフェ等が休業してしまった・ネットカフェ等で寝泊まりしながら派遣労働やテレホンオペレーターの仕事をしていたが、仕事を切られ、生活できなくなった。・ネットカフェ等で生活していたが、新型コロナウイルスの影響で観光業関連の仕事(清掃など)が減少した。他の仕事を捜したが見つからずお金がなくなった・イベント警備などの仕事をしながらマンガ喫茶等で寝泊まりしていたが、イベント自体がなくなり警備の仕事もなくなってしまった。・いつも使っているネットカフェが休業になって居場所を失ってしまった。仕事も減ってホテルなどに泊まることも難しく困った。②アパートなどに住んでいたが収入が減少し困窮された方・アパートに住んでいたが、キャバクラの店が休業になってしまい、収入が減少して家賃が払えなくなってしまった。・食品の販売とイベント関連の事業を経営していたが、新型コロナウイルスの影響で仕事が減少して困っている。 以上はあくまでも〈もやい〉にご相談においでいただいた方の事例ですが、ネットカフェの休業、イベント等の中止、観光関連の仕事、性風俗など、特定の産業で働いたり、安定した住まいをもたない方が真っ先に悪影響を受けていることが見えてきます。なお、こうした状況の中で自治体の窓口に行って相談しても、人格を否定するようなことを言われたり、アパートを追い出されて住まいを失ってから来るように言われたという方もいらっしゃいました。制度自体が整備されていても、窓口で不当な対応をされることにより、さらにお困りになる方がいることは大きな問題だと思います。 4月の中旬までで、すでに数多くの相談が寄せられています。おそらく、今後新型コロナウイルスの感染拡大とそれにともなう経済活動の縮小により、さらに多くの方の生活に影響が出てくるものと思われます。派遣労働や寮付きの仕事をしている人、場合によっては正社員で働いている方のなかでも困窮される方が出てくると予想されます。国や東京都は、すでに対策を取り始めていますが、より抜本的で確実な対策を早急に整備する必要があると考えています。
#ともに生きぬく 緊急支援プロジェクトが4/4(土)からはじまり、当日の様子をいくつかのメディアに掲載されました。緊急支援は、医師等の指示のもと感染者対策をとりつつ相談活動をおこなっています。次回は4/7(火)、もやい事務所にて開催予定です。【共同通信】東京の生活相談会に110人訪問雇用影響受けNPOが開催https://this.kiji.is/619094339073508449?c=39546741839462401&fbclid=IwAR1iT7sb2GwSR59OZbR21kuLlg8JbAZlkXCDsSd8qDST-diQwow8lT_lVjA共同通信で配信され、東京新聞や琉球タイムスプラス、Yahoo!JAPANなど多数掲載【毎日新聞】「コロナで仕事なく所持金数千円」「派遣切り」 支援団体の緊急相談会に110人 - 毎日新聞https://mainichi.jp/articles/20200404/k00/00m/040/172000c